フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【超堅実ロッテ】すんなりCS争いへ移行? 6チームウォッチ【エンストオリックス、ソフトバンク】

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五分五分で終わったオリックスとロッテの首位争いから数試合。一気に形勢がロッテに傾いてきています。主砲離脱のオリックスと絶対的優勝候補だったソフトバンクのエンストぶりが甚だしい。見る方としては、できれば、最後の最後までハラハラドキドキな優勝争いを繰り広げて楽しませてほしいのですが、現状では、カオスになるのはCS争いになりそうな雲行きです。

 

ただ、パ・リーグのシーズンがそんなにすんなり行っちゃうのかなあ?、もうひと波乱ぐらいはないと、らしくないんじゃない?という、漠然とした疑念は残るのですけれど。さて、いったいどんな筋書きが待ってるでしょうかね。今日、明日大事ですね。

 

 

ロッテ 超堅実運転で高速入口侵入中

本当に上げ潮ムード。「怒涛の勢い」というのとはまた違う。一気に堅実さが上がったのが強い、って感じます。それぞれの選手が役割を丁寧に確実に果たして、試合の中でも一歩一歩着実に駒を進めていく。今この時期にこれができるというのは、チームを挙げての長期的なプラン通りに進められてきたということでしょう。去年、最後の最後で色々なトラブルで急降下した経験があるので、本当に幾重にもリスク対策してきたのだろうなあ、と感心させられる整備ぶりです。選手たちも悔しい思いを繰り返さない、という強い意思を感じさせます。

 

投手陣が、余計なことを考えずに目の前のアウトを取って行くという、口では言えるけど難しいことをしっかり実践しているのが大きいですし、彼らの気持ちが切れる前に主軸が点を取ってあげるから、流れがよくなるのでしょう。シャイな荻野や和田なんかが、一生懸命雰囲気をあげようとしたりするのもいじらしいんですよね。

 

オリックス 思いっきりエンスト中

吉田離脱ショック懸念が、懸念通りの展開になってのエンストです。ここが大事、我慢のしどころ、ってみんな重々承知だと思うのですよ。シーズンに入る前は、優勝を口にはしても、まずは若い選手を育ててチームの力を上げるのが目標だったはず。9月半ばまで優勝争いしてるって計画以上な進展だろうし、主力にケガ人が複数出たら補いきれない戦力なのは仕方ないと思う。元々経験の浅い選手を多数入れているのに、ケガ人でまた同様の選手を追加するのですから。

 

あと、これまで責任軽めで力を出していた選手に急に負担が増すのも、やっぱり大変ですよね。以前書いた記事で、山本の後投げていたところから、独り立ちして3連戦の頭に回った宮城について書きましたが、やっぱり先頭を切る役目を果たすということが、新たなプレッシャーとなって影響するんじゃないかな。しかも疲れで調子自体落ちているタイミングですし。

stadienne.xyz

しっかり者の宮城とはいえ、まだキャリアも年齢も行かないのだから苦労して当然。T-岡田にしても、優秀な後輩の後で気楽になって伸び伸びできていたのが、また急に重責になって切り替えられずにいますよね。みんななんとか乗り越えてほしい。

 

ロッテもオリックスも、長年優勝から遠ざかっているからどちらも応援したくなります。ただ、ロッテは来年になってもまた強くなれるだろうな、と思うけど、オリックスは色々な要素において、来年も今年同様の波に乗れるか不確定に見えるので、今年はこのまま落ちたりせずにもう少し踏ん張って、俺たちは本当に頑張ったというところまでは行ってほしいと願っています。

 

ソフトバンク エンストリピーター化中

こちらも、どうしても調子が上がらずエンストですねえ。西武に完勝して、森が戻って、さあいよいよ来るか、と思った途端に最下位日本ハムにコテンパン。昨日も千賀の力投見殺し状態で、どこをどう見ても今年は異常事態です。今年のパ・リーグの意外な展開を招いた張本人。もうここまで来たら、なんでこんなことに? なんて分析している暇はないですよね。

 

相手のわずかな隙を一気に突くのが本当に上手いチームなのけれど、今年はたまにしか畳みかけられない。そうこうするうちに、自分たちの投手が先に崩れちゃう。少ないチャンスをものにする爆発力に衰えが出ているけれど、新しいスタイルを見つけられないまま、ここまで来てしまっている感じ。もうこうなったら、チョンボ祭りのおバカ試合でいつの間にか勝っちゃうスタイルを目指すとか、キャラ変や斬新な方向を目指してはどうだろうか?。ソフトバンク強くないと物足りないですものねー。選手たちが頭抱えたり爆笑したりしながら、楽しそうに野球する姿が見たいような気がする今日この頃です。

 

楽天 追越し禁止区域徐行運転中

弱くはないけど強くもなりきれない感が続いています。どうしても、微妙な脆さが抜けないですねえ。なんだろう? もちろん守護神松井離脱ショックは大きいのだけど、打つ方も島内や岡島、鈴木、茂木など連打が始まると、すごいパカスカ打つなあという時もあれば、絶対打たなそうっていう雰囲気の時も多い。オリックスの脆さともちょっと違う淡白。

 

それでも、今年は連敗してもなんとなく取り返してるんですよね。ロッテに負けても他で取り返している。うまいこと行けば、いつの間にか上に行けそう。とにもかくにも、今は「ロッテ戦なんとかせい」でしょうか。でも他で取り返せばいいのかな? よくわからんです……😅。松井の離脱はちょっと前だったので、だんだんやりくりにも慣れてくるでしょうか。他の中継ぎ投手もいいですものね。打者の離脱は目立たないので、淡白な時が無くなれば強いですからね。もうしばらく様子見が続きますかね。

 

西武 パンク修理済みのエンジン確認中

ようやく3連勝しました。総崩れ懸念のあった先発投手や、増田や森脇も立ち直りの兆しがあります。打者も絶対不調って感じは山川くらい。急に整ってきた感がありますね。 昨日、観戦したのですが、最後の平良の珍プレーの時、本当にグラウンド中の雰囲気が一気に明るく柔らかになりました。このまま、西武らしいおおらかな試合運びに結びつけられたら面白い存在になれそうです。もしかしたら、ひと暴れするかも?

 

日本ハム アクセル・ブレーキ若葉マーク中

打ったり打たなかったりが激しいですね〜。ここも経験の浅い選手が多いですからしょうがない。ここにきて、若い選手がだいぶシュアに打つようになった感じはあります。8月よりは全然マシ。でもまだ、ほんとにびっくりするようなチョンボが多くてですね、ものすごいロスが大きい。チョンボしたあと選手が呆然としてるから、失敗ムードが尾を引きますね。ロッテとの残り試合も多いですし、ひと泡吹かせる気概で戦っていってほしいです。やったるぜという「乗り」ではなくて「気概」です。