パ開幕投手決定！③ 〜ワクとうわっち〜　　　　　　各投手をウォッチング　楽天生命パーク編 - フィールドオブパリーグ　　　　　　　　　 -パ主義野球ブログ-

スタです！ #2020年開幕投手　のウォッチング、トリは、経験を積んだ実力派対決です。成績下降の紆余曲折を経験し、移籍の度に復活してきたエリート投手と、下位入団から肘の手術や一昨年の膝皿骨折という大怪我も乗り越えてエースの座を射止めた叩き上げ投手。酸いも甘いも噛み分け対決、とでも申しましょうか。①②のフレッシュ対戦とはまた違った味わいがありそうです。　

＃東北楽天イーグルス vs. #北海道日本ハムファイターズ

【E】 涌井秀章　35歳（６月で）17年目
　　　　　　　　　04年ドラフト１位　
　　　　　　　　　2020年　最多勝（11勝）
　　　　　　　　　※対鷹でノーノー未遂
【F】 上沢直之　27歳　10年目　
　　　　　　　　　11年ドラフト６位
　　　　　　　　　2020年　８勝

　ワクはなんと10回目の開幕投手。移籍先でも必ず大役を任されるスター投手。もはや大御所感さえあります。うわっちは２回目ですが、文句無しで大役を任命されています。　

　共に、早くから「開幕投手狙ってます」と意思表明→からのきっちり仕上げ。ワクはロッテに移籍した時も、狙います宣言してますね。うわっちはもう昨年末から公言しています。やはり、エース格を続ける選手の自負心と責任感はちょっと格が違います。

　マウンドでの振る舞いは、お互い至極クールです。ワクはご存知ポーカーフェイス。うわっちはもう少し表情豊かですが、汗もかかずに投げるイメージ。どちらも、決め球、駆け引き、緩急などの質の高さで打者の上を行くタイプです。ピンチからが見せどころ。ピッチングの妙を存分に味わわせてくれるでしょう。打力など考えるとやや楽天が有利でしょうか。当日の気候も影響がありそうです。あまり寒くないと良いですね。

　マウンドではクールな二人ですが、性格は決して冷たくはありません。飄々とライトでユーモアに溢れています。新入りだった頃のダルとワクについて書きたくてブログを始めたスタですが、若い頃からワクのコメントの面白さは群を抜いていました。昨年のノーノー未遂後のお立ち台の爆笑コメント「こんなもんでしょう」も、ロッテ時代に西武の井原監督に「涌井はこんなもん」と言われたこと、それを発奮材料に示したサブローも今や楽天にいること、などを思い出させる自虐かも、と思わずニヤニヤしてしまいます。ワクコメは実に奥が深い（笑）。
うわっちもああ見えて笑い取れる系です。「ハム　上沢　ものまね」で動画検索してみてください。

　そして彼等は後輩大好き！　ワクは西武時代から、後輩が入ってくると面倒見たくてしょうがない人でした。ロッテの開幕投手・二木もワクが面倒を見て独り立ちさせた一人です。楽天でも、若手たちを色と気遣っています。もちろん若い頃は面倒の見方もやんちゃだったわけですが、チームの垣根を越えて、ダルと一緒にわちゃわちゃいじっていたのが、「まさお」こと「まー君」です（……まさおことまー君こと田中投手、か？）。まー君が帰ってきて、一番嬉しいのはワクかもしれません。そして、まー君にのしかかる重圧も人一倍理解し、責任を分散させてやりたい、とも考えているでしょう。後輩のためという時のワクは強い。

　うわっちも後輩の面倒見関連の記事が多い選手です。中でも、一番の子分だったのが大谷。入団当初は優等生のイメージだった大谷を「クソガキ」呼ばわりし、化けの皮を剥がした？のがナイスな仕業。うわっちにとっての大谷は、ワクにとってのまー君に当たるかもしれません。一昨年の大怪我の際も、同じく怪我との闘いをしていた大谷と色々やりとりしていたようです。今オープン戦で絶好調な大谷を見て、うわっちも内心、絶対俺もやったるわ！と思っているはずです。

　意外に共通点が多かった二人。将棋のような面白みがありそうです。どうぞご堪能を！

※この記事はnoteで一度公開したものを移行したものです。

【パテレ動画】
ワクにはマニアックなパテレさん、うわっちのフィーチャープレーヤー動画カモーン！！