フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【目ぇ付け選手】西武・佐藤隼輔は推せるルーキー【2022.3.21西武vsヤクルトオープン戦(俯瞰動画あり)】

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一昨日、3月21日(月・祝)にベルーナドーム(以下ベルド)で西武とヤクルトのオープン戦を観戦しました。幸運なことに、キャンプから目をつけていた西武のルーキー左腕・佐藤隼輔投手のピッチングが先発登板となり、しっかりウォッチングできました。いや彼はやっぱり推せる。楽しみな投手です。

 

この日の観戦仲間は仕事の関係で月曜しか見に行けないミキさんと、西武ファンでめちゃ鋭いブックレビューを書く藤井君。ミキさんは去年の記事でも登場していますが、筋金入りロッテファンだけど他のチームの試合でも飛びついてくる筋金入り野球好き。藤井君はクールで無表情でありながら、内心は球場の雰囲気を満喫している野球好き。忙しくて中々球場に行けない彼らとの邂逅は、突然冬に戻って冷たい風が吹きおろし、ダウンにブーツの冬支度でも震えるような気温のベルドでの、のんびりムードなオープン戦でも幸せなのである(だが寒いぜ)。 ※2人については最下段ご参照ください。

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メラドからベルドに変わったけれど、入場までは看板以外さほど大きな違いは感じません。久々のメンバーなのでネット裏席を奢りまして、ここの椅子、シートふかふかでよござんした。全然お尻や腰が痛くなったりしませんね。でもあの球場の坂の頂上に近くて標高が高い(?)せいか、風が吹き荒んでおりました(ほんとに寒いんだぜ)😅。しかしながら、これまた久しぶりにこの球場で飲んだクラフトビール。美味しかったな。

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そんな、みんなのスケジュール優先で特にこれという目的も考えていなかった試合。しかし、前日になって「お!?」と目を引くニュースが入ってきました。登板予定だった今井が足の内転筋の張りを訴えて(大事にしてくれ)、先発が変更というのです。代割の選手は、そこまでのオープン戦中継ぎとして投げていたルーキー左腕の佐藤隼輔。

 

実は、キャンプの時から気になっていたのがこの佐藤。新人合同自主トレの様子や公式のSNSなどでは、同じルーキー左腕の隅田とやたら仲良しで、ぽーっとしたかわいい感じの子っていう印象だったんですよ。

西武ドラ2・佐藤がドラ1・隅田と仲良しエピソード披露 テレビ、スマホに、お風呂まで…― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

※2人とも入ったばかりとは思えぬオンライントーク慣れぶり。今の若い子は素晴らしいです。

www.youtube.com

 

それがキャンプでちょっとずつ印象が変わりました。最初の頃、西武のキャンプ動画なかなか球筋映してくれなくて、投げ姿ばっかりだったんですね。でも、その投げ姿での表情がオンライントークの時とかと全然違うんですよ。目つきがすごく鋭くなって、辺りに冷静沈着なムードが流れる。

彼いいなと感じた動画(注意:佐藤の方のみクリップしたものです)

youtube.com


【西武】ドラ1隅田知一郎とドラ2佐藤隼輔、ともにシート打撃初登板で打者5人3奪三振 : スポーツ報知

 

隅田と2人での登板でもいいピッチングしてましたしね。意外にしぶとそう、シーズンも働きそうって思ってそれでTwitterで呟きました。それでだんだん気になり出して。

 

その後、隅田は先発前提、佐藤の方は中継ぎ前提で投げていて、ああそうなのか、まあそうだよね、って思って。オープン戦でもほぼ完璧に中継ぎしてたので、勝ちパにも入れるかもなあぐらいに考えてました。そしたら、一昨日の急な抜擢ですよ。まあ、急な変更で初先発となれば緊張しても仕方ないよねと自分の心に保険を掛けつつ、でも、かなり内心ワクワクしながらの観戦となったわけです。

西武ドラ2佐藤隼輔リリーフで開幕へ 辻監督「今のところはそういう形」まずは中継ぎ起用を明言 - プロ野球 : 日刊スポーツ

 

www.nishinippon.co.jp

 

かくしていよいよマウンドに上がった佐藤。メガネが、めちゃ似合ってる。ミキさんがもう「メガネの投手好き〜❤️、かっこいい!」とひと目ぼれ状態。いやあ、ルックスもカッコ良かったけど投球もかなりカッコ良かった。5回0封。まあ、ヤクルト打線の調子がイマイチというところもある。でも、ピンチになっても最初の印象通り、かなり冷静に投げられるタイプみたいです。本人が振り返っている記事が出ていますね。

full-count.jp


記事では、急な登板にも動じることはなかったとのことですが、練習投球見た時はすっぽ抜けまくっていたのでやっぱり最初は緊張してたと思いますよ(笑)。打者と対峙した方が集中できる感じ。俯瞰で動画を撮って繋げたのを載せておきますね。
シーンの順番は、①練習投球→②3回2死から塩見にセンターオーバー3ベースを打たれる→③次打者青木を二ゴロに打ち取る→④5回1死からオスナに四球→⑤次打者古賀を1球で併殺 です。

youtu.be

 

感心したのは③と⑤です。③はサードランナーがいるけど、気にし過ぎてモジモジしてなかなか投げない、みたいなところがないです。そして、大御所の青木に対して平然とインハイに投げられる。1球めぶつけそうな感じで青木がわざとのようにひっくり返ったりしてるのに、次も似たような高さでストライク投げてる。多少の脅しでビビらないんだな、って思いました。⑤は、④でオスナに与えた四球がすっぽ抜けてて、さすがに中2日で初めての5イニングとかだもの疲労だろーなーって感じだったんですよ。でも、次打者を1球で併殺に仕留めてる。そういえば、中継ぎ登板の時も球数少なかったんですよね。何か打者に手を出させる術を心得ている感じ。

 

どうも、余計な苦労を回避する能力がありそう。自分のフォーム研究で卒論書いてるだけあって、ピンチの場面や調子が落ちた時に発揮できる自分の力・武器をしっかり把握してそう、って思いました。強気に投げつつかわす、逃げるというコツを知っている感じ。変化球で惑わすのかと思えばストレートも速くて押し込んでましたね。

 

まあ、球についてはヤクルト打線の不調もあるので(大事なことなので二度言う的なやつ)、今後強打者達と当たってみないとなんとも言えません。でも、なんというか、メンタルや考え方の面では相当完成されてる投手だなと思いました。彼に関しては「クレバー」(紅林ではない) がキーワードのようです。試合後の辻監督がそう言って褒めてますし、スカウトの評価の高さもそういうところにあったらしい。

mainichi.jp

full-count.jp

 

シンデレラストーリー的にローテーションに入ることになったルーキー。これからが本当の勝負ですが、ケガには充分気をつけて頑張ってほしいものです。以後も大注目しようと思います。


ふと目をつけた選手を試合で見て「おお、やっぱええやん!」て確認できた時は楽しいですよね〜。一昨日はそれが生観戦で起きた上、久しぶりの仲間と昼間からビールを飲んでわやわやして、寒かったけどかなりラッキーだったスタなのです。

 

 

 

藤井君のブックレビューとミキさん登場記事

bookjapan.jp

stadienne.xyz

 

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