フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【栗原陵矢 ケガ仲間】彼は今きっとメラメラしている【モノホンファイター】

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少し間があきました。開幕戦3日連続現地観戦したり、2カードにして早くも過多なほどの情報が溢れていたりで、脳味噌が疲労困憊して処理できない。文書けない。年でございますね。そして、選手のケガのニュースに追い打ちをかけられました。

 

クリ(ソフトバンク栗原陵矢)ね、、、。ニュース聞いて「うそ!?」と思い、動画見直して「いや足動かしてる、きっとそんなに酷くない」と自分を丸め込もうと呟いてみたりしたんですけどね。診断結果は無慈悲。膝前十時靭帯断裂と半月板損傷。さすがに今期復活は無理な重傷です。もうなんで? 1年ずっと追うはずだったんよ、クリ。

 

www.nikkansports.com

 

3時間ぐらい鬱。この前の記事で彼のこと「実はちょっと心配してる」と書いてしまった。なんとなく不安。不調の予感かなと自分では思ってたんだけど、よもやこんな大ケガするとは。落ち込みますな。心配とか言葉にしなきゃよかった、、、と。でも、気分は底に沈むとちゃんと浮上するもんです。3時間10分くらい経つとぶわーって浮いてきましたね。

 

いや、大丈夫よ、あの子なら。十字靭帯なら復活した選手いっぱいいるわ。バレーの清水なんざ、30過ぎて側副靭帯まで切ったのにジャンプ力戻してジャパンに復帰したし。特にソフトバンクなら、小久保さんという同じケガ克服の先達がいますからね。若いクリなら完全復活よ。

 

www.sponichi.co.jp

 

number.bunshun.jp

 

あのケガの場面を振り返ると、レフトを守っていて前に落ちそうな打球を追い、同じくダッシュしてきたセンターの上林と交錯しました。あれね、ふっとあの場所がエアポケットになってクリが巻き込まれちゃった感じがする。ボールの落ちる場所の引力とか、そこに向かう複数選手の意識とか全部が妙なバランスになって、ミステリースポットみたいなのができるんですよ。そして、普段なら起きないトラブルが発生しちゃう。

 

オカルトっぽいけどほんとそんな感じ。スタがバレーボールで最初にねんざした時が、今回のクリと同じような状況でした。いやその時の、エアポケットに陥った感すごかった。ライト守っててストレート寄りのフェイントにちょっぴり出遅れたら、足の速かったレフトレシーバーと交錯。自分では「おっとちょっと出遅れた、でもこれは拾えるわ、大丈夫」って思いながら走ってたんですよ。で、よーし滑り込むかと思った時に左目の端にふと人影を感じたんですよね。あれ、左も来てるのかな?って感じながらも、ボールから目が切れなくてそのまま突っ込んじゃった。いつもなら、人影感じた瞬間に横目でそちらを確認したと思う。でも、一瞬出遅れた後悔や、よし拾えそうって安心感がバイアスになって、身を守る本能を忘れさせられた。

 

ぶつかる直前の感覚、今でも思い出します。後からね、なーんで目の端に感じた人影確認しなかったかなあ、と思いました。でも、目を切れない絶妙なタイミングでボールが落下してたんですよね。そしてレフトレシーバーは、スタが間に合わなくて自分は拾えると信じてた。3つのベクトルが交錯地点に一直線。だから、エアポケットとしか表しようがない。あんな交錯とか衝突とか、その後の何十年で一度も起きてないですから。クリのあの場面も同じ「現象」が起きたんじゃないかな。

 

大きなケガの瞬間は、痛いわショックだわで頭大混乱です。またもやスタの経験を出すと、アキレス腱切った時がそうでした。「あ〜もお〜〜なんでだよ〜(泣)😭😭」ってなりますね。でも、病院運ばれて、あれこれ指図されたり検査されたり説明やら事務の話やら聞いてるうちに最初の動揺が収まっていきます。痛みの方も、ねんざのズキンズキンの方が酷くて、腱断裂はギプスで固めたりじっとしてれば意外と鎮まる。ここで、「やれやれ、本当にでかいケガやっちゃったんだな」という実感が湧いてまいりますね。この世の終わりみたいに漠然としていた恐れは消えていき、治療方法とか具体的対策に考えが及ぶようになります。お腹が空いてたのを思い出したりもします。

 

で、ひと通りの初期対応が終わって家に帰り(腱断裂だと手術日までは通常自宅)、片付けしたり、整理したり、シャワー浴びたり、寝ようとしたりしてるうちに、今度はなんか無性に腹立ってきますね。「ああチクショー💢なんでだよっ❗️ふざけんなよ💢」って、自分とか神様とかにやたら当たり散らしたくなって頭の中で悪態つきまくったりして。治療方法やトレーニング方法も調べ始めるし、気分がだんだんハイになってくるんですよ。

 

上等だよ、治したろーじゃないか! 不治の病にかかったわけでもあるまいし。ママさんバレーのお母さんなんか「アキレス腱なんて3回切ったわよ、アハハ」って笑ってるんだからな。見てろよ、スポーツだって復帰したるからな!(ガラが悪い)

 

メラメラしてきますね。

 

ママさんバレーとプロ野球を同じ土俵で語るのもなんなんですが😅。でも、きっとクリも同じような感情の起伏あったんじゃないかなあ。ケガ内容発表直後の本人からファンへのインスタ挨拶と、速攻トレーニング開始の姿を見ると、そうとしか思えない。絶対モーレツにメラメラしてる。

 
 
 
 
 
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だって、彼の中では今年は大活躍で目立つ計画があったのですよ。もう、昨年秋から自称副主将名乗ったりして着々と実行に移していて、キャンプやオープン戦の絶不調を乗り越え、開幕直後の大活躍で計画は順調に滑り出したと思いきや、、、、、、のケガだったわけです。それが、まさかの勝ちゲーム9回2アウトからの打ち損ねひょろひょろフライでの大ケガですよ。逆転を阻止した超ファインプレーとかじゃないんですよ。こんな展開はありえない!許せない!って思っちゃうじゃないですか。絶対、かっこいい復帰で倍返しだ!って心に誓ったはずなんですよ。

 

stadienne.xyz

 

ケガの絶望感、テレビのこちら側の人間が思うよりずっと早く消えちゃってますね、あれは。そして、内心のメラメラが今、すごい勢いで燃え上がってるに違いない。ガツガツバリバリ、歯を食いしばってトレーニングするでしょう。いや、彼のことだからもしかしたら、かつてないほど早く復帰した上、ケガ以前より数段逞しくなったボディで大活躍し、アンパンマンならぬスーパーマンとして憧れの眼差しを送られる自分を妄想して、ひとりニヤニヤさえしながらトレーニングしているかもしれない。やつはああ見えて、ちょっとイカれたところがあるモノホンのファイターだとスタは踏んでいます(こっちの方が妄想がハゲしい)。

 
 
 
 
 
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まあでも、そうは言っても、リハビリや体のバランスを戻す苦労は並大抵のことではない。さすがに、朗らかでちょっとイカれたクリでも、そりゃめげる時もあるでしょう。でも、きっと大丈夫。zuttoシリーズでは、ちょっとひねた中の兄ちゃんキャラになるクリを期待したのですが、ケガから復帰したクリは精神的な部分での変化もありそうな気がします。スタはどんなクリになって戻ってくるか、妄想を膨らませつつ、楽しみに待とうと思います。

 

がんば!!

 

 

追補

同僚柊太(石川)の励ましへの対応見るとね、アキレス腱切った直後に元同僚の西にお見舞いされた時のオリックス・伏見とおちゃらけたりするところがなんか似てるんですよね(笑)。強がりっちゃ強がりかもしれないけど、めげるもんかって意思が明るい。きっと伏見と同じように、今と同じように、いや今以上にチームに欠かせぬピースになって戻ってきますよね、クリも。

 

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