今日も3試合連続完封勝利など、ここへ来て好調に転換した西武。連敗中の重い雰囲気を断ち切った21歳捕手・牧野の後を受け、先輩の柘植がさらにしっかりとホームを守っています。そして、ケガしていた山川が戻り、仲良しの山田や山野辺とベンチでワイワイムードメイク。鈴木翔平のズッコケも良いネタで、やることなすことが良い方に回るターンになっているようです。
さて、そんな西武の選手たちについてデータなどを調べようと名鑑を見る度、いい名前が並んでいるなあと思うスタ。ひと言で言うと " 風雅 " な名前が多いんですよ。今の選手たちの名前、読み方が凝っていて振り仮名が無いと読めないことがしばしばありますが(日本ハムの選手とか顕著)、そういうカッコいい名前とはまた違うんですね。
西武で風雅だなあと思う名前の選手を並べてみるので、ちょっとご覧くださいませ。
山川 穂高 (やまかわほたか)
山田 遥楓 (やまだはるか)
山野辺 翔 (やまのべかける)
川野 涼多 (かわのりょうた)
柘植 世那 (つげせな)
與座 海人 (よざかいと)
若林 楽人 (わかばやしがくと)
いかがですか? ほら、みんな、姓名がすらりと風景になっているんですよ。なんだかね、万葉集などの古い和歌のようだなあって思うんです。思わず読み下ししてしまう。
目の前に見える山と川。中でも穂先のように高く聳える山の、なんと神々しいことよ。
山が連なり田が広がる。そして、風に揺れる美しい楓がはるか遠くまで続いている。
山へと続く野の辺りをのびのびと翔けてゆくのは、人であろうか兎であろうか。
清らかな川の流れる野に立つと、あふれるほどの涼やかさであるよ。
豊かで穏やかな村よ、人の世よ、柘植の木のように不死永遠であれよ。
皆座して手を繋ぎ、集いて祝い楽しんでいる、恵みを受けとる海の人々は。
楽器を奏でたり心から楽しくある人々は、若木の林のようにしなやかではないか。
清々しくあれ、伸び伸びとあれ、豊かで楽しくあれ。名付け人の願いが伝わってきますね。こんな雅やかな名前の選手が集まるのも珍しいことだなって感じました。皆さんは気づいておられたでしょうか?
現代っ子たちの、陽気でやんちゃなわちゃわちゃも楽しいのですが、たまにはこんな古風な味わい方も楽しいな、と思ったスタであります。