フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【観戦記】若手のカバーで溜息モードが可愛いかった牧原・今宮の二遊間【ロッテvsソフトバンク20220718】

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一昨日、ブラックサマーウィークエンドのイベントで夏モード全開だった7月18日のロッテvsソフトバンク戦観戦。試合の方は1対2でロッテの勝利。この点数全てが3回までに入り、その後は両チーム今ひとつ盛り上がらずにすんなり終わっちゃうという尻すぼみ試合。

得点シーンも両チームポテンヒットだとか、拙守絡みからの犠牲フライだとか。「あらあら、、、」と思う間になんか点が入るという展開。特にソフトバンクの方は、まずスタメンオーダーから四苦八苦。そもそもケガやらコロナやらでレギュラー組が大幅に欠ける中、試合前練習で膝に痛みが出たとのことで、頼みの綱のギータ(柳田悠岐)も欠場。打順の5〜8番が「やっと出てきたか」というドングリ-ズ組選手。1回表こそ運よく得点したものの、後は久しぶりに調子が良かったロッテ先発の美馬ら投手陣に手玉に取られまくり。

www.softbankhawks.co.jp

 

でもって、このスタメンで攻撃よりさらに大変だったのが守備。2軍から1軍に上がったばかりで元々内野手の増田がレフト。日本一メンバーの周東も、野手やりくりの影響で一番苦手なサードを守り、ファーストは何かとやらかしの多いリチャード。そこそこ風のあるマリンでこのファイアーフォーメーション。何も起こらぬわけがない。巻き込まれたのが、カバーしなくちゃならない守備名人の二遊間、マッキー(牧原大成)と今ミー(今宮建太)。

 

1回裏、足の速い高部をセカンドに置いて、角中の打球はレフトへ。止めようとした中途半端なスイング。打者本人が「酷い打ち方」とコメントした本当に酷い打ち方の打球は、風で戻され、フラフラとショートとレフトの間に。外野の位置を確かめようと振り向くショート・今ミー。目が合ったであろう急造レフトの張り切りボーイ増田は両手をぐるぐる回して、「捕ります!!」アピール。

 

が、マリンの風の神様、若造が元気だというだけで味方してくれるほど甘かないですな。ボールは伸ばしたグローブの先にポトリと落ちて、さらには高く跳ね上がり、後ろへ転がっていくわけです。両手を広げた後輩を信じて譲った今ミー、あっという間の事態悪化に右往左往💦。

 

3回の失点に絡んだのはリチャードです。2打席連続ヒットの高部がこの回もセカンドにいて、また打者は角中。そしてまたまた、すんごい手打ちで引っ張った緩めなゴロが1、2塁間へ。楽々回り込んでキャッチしたセカンド・マッキー。


が!

 

ファーストに投げようとしたら、誰もいないじゃありやせんか。ファーストのリチャード、何を思ったか、マッキーが楽々取れる打球に横っ飛びでダイブしてた😅。結局慌てて走った投手・東浜のカバーも間に合わずにセーフで無死1、3塁。からの、犠牲フライで1点入り、これが決勝点。送球ができないマッキーが、目の前でクジラのように寝そべったままのリチャードを見た一瞬の間。切ない、、、。


サードの周東も強いゴロを2回弾いてましたねえ。ショートやセカンド守る時と違って、ちょっと怖さがあるのかめちゃギクシャクしてる。グローブの出し方もぎこちない。1回目のエラーは三遊間の打球をセンター前まで弾いちゃった。三塁方向に走ってた今ミーが、踵を返してセンター前までカバーに走り、スタンドで見てるだけで、「、、、ん、お疲れ、、、」て労いたくなる。

 

さすがの今ミー、マッキーも、これだけ周りでやらかされるとカバーにも限界がある。プレーの直後も集まった時も、いつも通り表情には出さないけど、2人のオーラが「えぇぇ〜〜無理や〜ん(苦笑)」「どないせちゅーねん、、、(クールに)」て言ってた、絶対。目で話してたもん、2人。

<参考写真:パーソルパ・リーグTV 7/18中継より>

※3回裏角中打球がヒットになってしまった直後の今ミーとマッキー

 ※みんなして「はぁやれやれ」モード

 

youtu.be

 

ソフトバンク的には頭の痛い展開だった試合だけれど、やらかしまくる後輩たちの間で黙々とカバーに走り回っていた今ミーとマッキーの溜め息モードは妙に可愛いかったな〜。スタンドを渡る風と合わせ、ちょっと癒されてたスタであります。