こんにちは。終盤戦があまりにデッドヒートで見ているだけで疲れて記事が書けずにいたスタです。ひと息ついて立ち上がりました😅。
さあ、2022クライマックスシリーズ、CSがいよいよ開幕です。しんどいリーグ戦を勝ち取った1位チームが敗れ去ることもあるCS。理不尽と否定的な声も今だにあるこのCSを、スタは勝手に「魅惑の不条理」と称しています。去年その理由を書きました。
思い出すだけでも泣けるような名シーンが次々目に浮かぶのがパのCS。プレーオフとして始まった初回から、数え上げると十指じゃ足りない。
ただ近年は、パのCSにしてはちょっとあっさり味になっちゃってる感じ。ポストシーズンの鬼ソフトバンクが出現し始めてからかもしれない。鬼さん、いつもあっという間に勝ち抜けしていったもんなあ。で、短期決戦で突っ走るお手本を散々示してくれたもんで、他チームも真似し始めた。有利になった瞬間に勢いに乗る方法を心得てきた。そのせいか、鬼の居ぬ間だったはずの去年も、1st、ファイナルとも終わってみれば一方的。少々淡白だったのです。まずは去年の 1stステージ思い出してみましょう。
もちろん片方が強いからと言ってつまらない試合だったわけじゃない。ちゃんと面白い、野球ですもの。でも、やっぱりね、「これぞパのCS」っていう激闘もやってほしいじゃないですか。そういう意味で、今年の1stステージ、ソフトバンクvs西武にはかなり期待してるんですよ、スタは。
なにせ、わずか1週間前に、CSリハーサルかっていうぐらいアツくて火傷しそうな試合見せてくれましたからね。まさに4番打者というギータ(H柳田)とほたぴ(L山川)の崖っぷちホームラン合戦。バッテリーの涙。
あの日の段階でもリーグ戦の行く末を左右した驚愕のエンディングだったけど、もしこれがCSだったらと思うと、、、。恐ろしいですよね〜。もう不条理の美の極みになってたに違いない。
直近の両チームのCS対決は、2018、2019と2年連続ソフトバンクの圧勝。今年のリーグ戦の対戦成績もソフトバンクがかなりの勝ち越し。でも、1週間前のあの試合で勢いは五分五分になったムードがあります。興味深いのは、両チームともに駆り立てる動機が「リベンジ」というところ。
西武は優勝争いの肝心なところで醜聞が起こったりして急失速し、開き直って滑り込んだ3位。選手や監督が「失うものはない」と口々に言うのも掛け値無しの本音。
そこへ持ってきて、ソフトバンクとのCSには苦い思い出があります。この1stステージは、その記憶が生々しいうちにやり返せる千載一遇のチャンス。退陣が決定的な辻監督にしたらラストチャンス。3位に滑り込んだ気楽さよりも、メラメラする思いが強いはず。
一方のソフトバンクも、ほとんど掴んでいたリーグ戦優勝を最後の最後にたった2試合で逃してしまった。西武とのあの1戦のせいと言って過言ではない。ずっと素晴らしい仕事をしてきた中継ぎ投手や、新人監督なのにケガ人コロナ続出の中で優勝目前まで導いた藤本監督がたった2試合で批判される。ほんとに切ない。
ソフトバンクも、西武にやり返した上でさらに勝ち上がることでやっと、噛み締めた不甲斐なさや無念が晴らせるのだろうと思います。
今回の1stステージの両チームの気持ちを想像してみたらもう、溶岩みたいにたぎってますよ。ドロドロですよ。溢れ出るドロドロ溶岩のぶつかり合い🌋。すごいシーンが生まれそう。
西武の先発は、光成、今井、(松本)。
ソフトバンク先発は、千賀、東浜、(柊太)。
みんな、リーグ戦最終登板は凄いピッチングしてます。柊太がちょっと失点多めだけど不運もあった。みんな、切羽詰まった試合の緊張を引き受け、堂々と投げ切りました。そんな相手に対する打撃陣もまた、瀬戸際を乗り越える力があります。どちらがどう攻略していくのか?。いやはや、想像するだけでドキドキしちゃう。
さあ、皆さん!。あと数時間できっと激戦が見られます。乞うご期待!。