フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【交流戦後の注目点】パッとしなかったパよ、パーっと行こう❣️ ②【楽天、日本ハム、オリックス】

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交流戦でパッとしなかったパ・リーグ6球団の、パーっと華やかな攻防戦への期待を込めた展望後編です。交流戦順位の下位3チーム、楽天、日本ハム、オリックス(交流戦順位順)。3チームとも2つ負け越しの同率(得失点差で順位が決まっているはず)です。


前編(ロッテ、ソフトバンク、西武)はこちら

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楽天 


交流戦に入っても、なかなか直前のリーグ戦でのもたつき感が抜けなかった楽天。それでもぽつりぽつりと打線がつながる試合も出始め、最後の2試合の派手な勝利で帳尻を合わせたというか、上向きムードで終えることができました。

投手は、先発で計算外の投手も出ていますが、復活した辛島などでなんとかやりくりできている模様。経験豊富な実力者が多い分、大崩れしたりドミノ倒しになったりする恐れが少ないのが強みですね。ただ、それゆえ波がじわじわ過ぎて不調かどうか見極めにくく、なんとなく上げ潮にならないというのが毎年のパターンに思えます。乗りと勢いをもたらす選手がほしいですね。

野手の方も、結局のところ実力者の実力発揮待ちということがはっきりしているチームです。誰かがひどく不調であっても、そこを慌てていじると全てが崩れて収集がつかなくなる恐れがある。だから余計なことはせず、じっと我慢の子を貫くというのが石井監督の方針。去年はリーグ戦終盤に若手の山崎が勢いづけしましたが、今年の交流戦では武藤が目立ちました。落ち着き過ぎる傾向のあるベテランを刺激する若手の活躍は、今後もポイントになりそう。

 

春の躍進、夏の失速が恒例行事化している楽天。今年は躍進も激しかったし、失速始まりはいつもより早かったしで、ちょっと波のペースが違っています。ここから本格的な夏に向かって、どういう舵取りで進んでいくか興味深いところですね。

 

日本ハム


勝ち方と負け方の振れ幅がジェットコースター過ぎる日本ハム。交流戦も全くそのまんまでした。初っ端の王者ヤクルト戦で、3戦連続でとんでもないストリートファイト試合をやって沸かせると、その後も「ノーノー食らったぜ!(泣)」「2ランスクイズかましたったぜ!(ドヤっ)」などなどハゲしいことこの上ない。正直、勝敗どーでもよくなるレベル😅。


安定している上沢を筆頭に、先発投手はなかなかのものです。特に加藤は、この交流戦とうとう無失点の快挙。ロッテの小島と並ぶ無援護の極みだったのが、彼も最後にやーっと勝ちが付いたのは朗報です。問題は中継ぎなんですねえ。去年良かったメンバーが軒並みイマイチです。ヤクルト戦でメンタル鍛えられまくったルーキー守護神の北山が頑張っていますが、1年続くかどうかについては不安が拭いきれません。なんとか、ここを整備したいですね。


野手の方は、開幕時に比べると目に見えて進化しています。まあ、元々があまりに頼りなさ過ぎるという選手が多かったからですが、技術も上がったし、ひ弱で能天気感のあったメンタル面も、ずいぶんしっかりしてきました。交流戦中に、試合の中での勝負所をわきまえたプレーが身に付いてきていることも示しました。6球団の中では、交流戦後に一番上がり目が期待できる雰囲気です。

リーグ戦再開に当たっては、交流戦で得たものを良い形で発揮できそうな気配はあります。しかし、交流戦では逆に、ダメな時には手の打ち様が無いほど個々の選手の引き出しが少ないことも露見しています。再開後に好調な戦いぶりを見せても、皆一斉に不調になる流れは絶対来るだろうなと予想できちゃう。日本ハムに関しては、だから、勝ち方より負け方が大事になってくるんじゃ無いかと感じています。

 

オリックス


交流戦の最後、一番ダメージが残りそうな負け方をしたのがオリックス。序盤にもたつき、そこから離脱メンバーが戻っていい感じに6連勝したのに、あれよという間の5連敗。去年の打線に戻そうとしたり調整や休みを考えた選手起用をしたりと、6連勝で後半を見据えた形にしようとした途端に崩れたように見えます。

 

投手陣は相変わらず良いです。先発はきちんと試合を作ることが継続できています。中継ぎ陣が交流戦では少し失点が目立つようになりました。この点につき、個人的に調べてみたことで、おや?と思ったことがあります。阪神戦のあれで捕手の寅威(伏見)が叩かれたのが癪で調べてみたら、寅威以外の捕手の時に中継ぎの失点がずいぶん増えちゃってる。捕手併用がチームのスタイルなので、ここは改善したいところかなと思います。



野手陣の打線のつながらなさと長打不足は相変わらずです。いくら優秀な投手陣だって、こりゃ根気が続かんわ、、、と素人目にも思うほど。交流戦は、最後に調子の上がってしまったヤクルトと阪神に続けて当たってしまいました。この巡り合わせも、気まぐれB型軍団野手陣(血のせいにしておく)の意気を消沈させたかな?。

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でもまあ、6連勝の時はそこそこチャンスを物にする場面もありました。何より、どん底の底だったラオウ(杉本)が、少なくとも交流戦首位打者を取るほどバットにはよく当たるようにもなりました。リーグ再開で、懸念は多いが好材料もあるよという状態です。

 

メンバーも揃ってきてよし行ける、と思った途端のつまずきはちょっとショックかもしれません。しかしながら、開幕から交流戦直前までのチーム状態を考えたら、順位的にはこのぐらいが妥当だったとも思えます。去年優勝したとはいえ活躍年数は少ない選手が多く、日本ハムと同様、個々人の引き出しはまだまだ多くはありません。野手陣がどうやって気を取り直し、自信を思い出すかが大事になってくるリーグ戦再開です。