フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【カモニガ結果】パ・リーグ6球団最終相性の奇跡な軌跡【絶妙な負け具合だったあるチーム?】

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全ての通常スケジュールが終わったプロ野球。今はJAPANの練習試合とストーブリーグの話題で持ちきり。そんな中、フィルパリはパ・リーグのリーグ戦最後の動き、尻切れとんぼになっていた6球団の相性の最終結果を振り返ります。カモと苦手、カモニガです。覚えてらっしゃいますか?。振り返ってみると、あらためて面白かったなあって思いますよ!。しかも、最終日優勝決定という状況に至るまでの各チームの星のやり取りの軌跡が、本当に奇跡的としか言いようがないんです。

まずはカモニガとはなんだったのか、そして、今回の前の状況はどうなっていたのか、を思い出してみましょう。

 

※カモニガとは?→カモと苦手の対戦相性です。詳しくは紹介記事を!🙏🏻。

stadienne.xyz

 

 

 

■前回記事(9/23)時点のカモニガ相性

 

●順位と対戦成績

参考順位表&対戦成績表

スポーツナビプロ野球の順位表及び対戦成績表(9月21日更新)を記録保存のため引用


順位表


 

●相性と動き(2022.09.22チェック) 

■上位大変動
オリックス3位→2位、楽天4位→3位、西武2位→4位

H +3 Lの勝越し3→6に激増
   Eの勝越し1→3に増加で完カモに

   Fの勝越し1→2に増加
   Bの負越し2→5に激増で完ニガに

B +3   Mの勝越し6→7に増加
   Hの勝越し2→5に激増で完カモに

      Eの負越し2→3に増加で完ニガに 

E +1    Bの勝越し2→3に増加で完カモに
           Hの負越し1→3に増加で完ニガに

      Lの負越し7→5に減少

L  -6   Eの勝越し7→5に減少
           Hの負越し3→6に激増
           Mの負越し2→3に増加で完ニガに

M ±0  Lの勝越し2→3に増加で完カモに
           Bの負越し6→7に増加、

F  -1   Hの負越し1→2に増加

 

※リーグ戦中最後のカモニガ記事

stadienne.xyz

 

思い出されましたか?。懐かしいですねー。優勝が決まる11日前までこんな感じ。ソフトバンクにはマジックが出て、オリがやっと2位に上がり、西武は首位に立ったこともあったのに、この時期色々あって惜しい失速をしてしまったわけです。そして、ここからの11日間、史上空前の大接戦が繰り広げられました。

 

■最終決定カモニガ相性

さて、11日間の大接戦後、最終日に逆転で優勝が決まるという劇的な幕引きになったパ・リーグ。ツイッターで、その順位の変動を動画にしてくださってる方がいらっしゃいました。それを見ても、なんちゅう結末だったのだろうと思えます。

 

蛙さんが飛びつくみたいな、オリの "ピョン!”  が印象的ですよねえ。こんな動きを招いた要因がなんだったのか?。色々あるでしょうが、カモニガ表にも、その要因のひとつが表れています。では、最終の相性を見てみましょう。


●順位と対戦成績

参考順位表&対戦成績表

スポーツナビプロ野球の順位表及び対戦成績表(10月3日更新)を記録保存のため引用


順位表

 

●相性と動き(2022.10.5チェック) 

パ∙リーグ相性<カモと苦手>一覧表 最終結果
※引分け数非記載(勝敗表と勝敗数が合わないのは交流戦分)

■9/20から、オリックス2位→1位、ソフトバンク1位→2位、楽天3位→4位、西武4位→3位

B +1   Eの負越し3→2に減少でニガに 

H +1 Eの勝越し3→5に増加(その前までと合わせ+4)、
    Lの勝越し6→4に減少、Mの勝越し4→5に増加

L +2   Hの負越し6→4に減少、Eの勝越し5→6に増加

E -5   Bの勝越し3→2に減少でカモに
   Hの負越し3→5に増加

   Lの負越し5→6に増加、Fの勝越し8→7に減少

M -1  Hの負越し4→5に増加

F +1   Eの負越し8→7に減少

 

■優勝争いカモニガ、大影響を与えたチームは?

さて、最後のカモニガをまとめていたら、最終盤の大接戦について非常に大きく関わったチームが浮き彫りになりました。優勝目前だったソフトバンクに山川や山口の派手なホームランで痛い負けをつけた西武やロッテが目立つのですが、1戦だけのことでなく、11日間の全体的な動きを地味に左右したチームがあったのです。

それが楽天。カモニガ表の下のまとめを見ていただくと分かるかと思いますが、この11日間、楽天はパ・リーグの中でほとんど一人負けの状態でした。その負け方が、相手への白星の配分具合が奇跡的と言ってもいいほど絶妙だったのです。楽天の負け方がひとつでもずれていたら、最終日まで優勝争いがもつれることはなかったかもしれない。

オリックスにとっては特に影響がありました。楽天がずっと完ニガで来ていたのが、最後に負け数を1減らして普通のニガになったことは、残り試合数が少なかったオリックスにとって非常に大きかった。カモニガ表には入れてないですが、前回記事時にひとつ取れていた引き分けも大きかった。でも逆に考えると、楽天が前週も含めてソフトバンクにこんなに大きく負け越さないでくれてたら、オリックスが先に優位に立っていた可能性もあったわけです。

楽天がソフトバンクにやや多めに負け、オリックスにも少し負ける。その配分が奇跡的なバランスだった。まるで野球の神様が、ソフトバンクとオリックスの勝敗引分け数が全て同じというというとんでもない絶品料理の勝負にするために、楽天を塩かスパイスにして調味していたみたい。その腕前にはもう、「トレヴィア〜ン!」「ヴォ〜〜ノ!」って唸るしかありません。

楽天の負け込みは、CS争いをするライバルの西武に希望を与えて勢いを復活させたりもしました。息を吹き返しCSに滑り込めたことで、西武には、あのソフトバンクとの試合で「目の前の胴上げはさせない」という気力が生まれたようにも思います。もしCSを逃していたら山川のホームランも無かった気がする。こじつけっぽいけれど、最終日逆転優勝の遠因だったかも。

こうやって振り返ると、今年のパ・リーグの大混戦は、開幕当初に大差で首位に立ったところからの楽天の転落がダウンバースト現象となって招いたものだったような気もしてきます。こんな言い方も変なんですが、特に最終盤の楽天は、なんとも絶妙な負け具合だった。その影響があった結果、順位の変動は本当に奇跡な軌跡。ツイッターの順位推移ムービーの奇妙な動きそのものです。

野球の神様、毎年パ・リーグでかなり楽しんでらっしゃいますけど、今年のレースは会心の出来栄えと満足してらっしゃるでしょう。来年はどうなることやら。今からドキドキしてきます。

<参考:この11日間の勝敗>
9/22  B-M 5-13
    23  E- 3-6、H-M 3-6
    24  E-B  1-9、H-M 6-0、F-L 2-6
    25 H-M 10-0、F-E 0-6
    26  F-E  3-2、H-M 2-1
 27  F-M 14-0、L-H 4-1、B-E 1-6
    28  F-M 3-11、E-L 0-1
    29  E-H 4-5
    30  E-H  1-5、B-M 4-3
  10/1  L-H  3-1
       2  E-B 2-5、M-H 5-3、L-F 2-4
      

■カモニガ企画をやってみた感想

さて、今年の後半戦から始めたカモニガ企画の相性チェック。いかがだったでしょうか?。表を作ったりがなかなか面倒で、よく見間違えの誤記があるのが困ったものですが、やってみた本人としてはなかなか面白かったです。

オリックスの後半戦、西武や楽天に分が悪いの承知の上でソフトバンクをターゲットにして表ローテを当て続け、勝越しを保った結果優勝しました。カモニガ記事を書くようになったら、そういった、相性が勝負のアヤになるケースも頭に入りやすかった。中嶋監督がしばしば「貯金が大事」と言っていた意味も、なんとなく前よりわかった感じでした。また、時々でチームの勢いは変わりますが、その流れも少し見えるような気もしました。

 

あんまり激戦になってくると追い切れないこともあるけど、できたら来年も後半にやってみたいと思います。どうかなあ、企画があったことも忘れちゃってるかな(ものすごーく忘れっぽい体質)😅。

 

拙くて読みづらい、見づらいところがあるかと思いますが、ご意見やご感想があればコメントくださいませ。

ではでは今年のカモニガはこれにて❣️。