フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグとファイターズをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【JAPANと楽天】京セラドーム〜草薙球場2日間【2023野球旅】

<
にほんブログ村 野球ブログ パ・リーグへ
にほんブログ村 野球ブログへ

 

 

野球旅計画

 明日の安泰より今日の野球のキリギリス暮らし。一昨日、昨日でまた野球旅してきました。一昨日3月7日火曜日はWBC直前のジャパンvsオリックスの強化試合、昨日8日は楽天vs DeNAのオープン戦です。強化試合は大阪の京セラドーム、オープン戦は静岡の草薙(くさなぎ)球場での開催でした。

 今回のWBC、実は、現地はいいかなと思ってチケット取ってなかったんです。でも、メジャー組参加になってから、選手だけはやっぱり見たいなあと思い始めて。公式試合はとんでもない価格になってしまっていたので、チケ流で吊り上げ額が倍程度の転売だった強化試合を選びました。

 東京にいるのに公式試合に行かず、転売チケ買って新幹線乗って宿泊して強化試合って、すごいアホなことしてますな(笑)。で、そこのアホさをなんとか薄めようと思っていて見つけたのが静岡でのオープン戦。おお!帰り道で寄れないことはないやん!。と、いうことで、自分に課したアホ観戦プレミアが草薙球場観戦というわけ。

 このプレミアは、球場がキモであります。静岡の草薙は、ヤマトタケルの草なぎの剣伝説の地です。そして草薙球場は、昭和の初めに開催されて日米野球でベーブ・ルースと沢村栄治が対戦したという由緒があり、さらには、かつてのパ・リーグのオフ恒例イベントだった東西対抗が開催されていた球場です。


草薙球場での日米野球についての貴重な記事

www.ozorabunko.jp

 

東西対抗の奮起紹介してくださる個人サイトさん

bwwest.s26.xrea.com

 

 この東西対抗、パの名物イベントだったけど当時は中継も毎回でなく、現地に行かないと中々観戦できない試合だったんですよ。そんなこんなで、草薙球場って響きにスタの中ではロマンがあります。

 よーし、メジャー組参加のジャパンの選手たちを見た翌日に、ヤマトタケル伝説の地の、野球の歴史に名を残す球場に初めて出かけて野球を見るぞ!。

 これで、東京にいるのに公式試合に行かず、転売チケ買って新幹線乗って宿泊して強化試合観戦しても、十二分に元が取れておるな。立派なツアーだな、うん。

 無駄遣いはしてないぞ、という言い訳が自分の中で成立し、大満足なスタであります。こうして、ウキウキ荷造りを始めました。行きは直接球場に行くし、翌日もすぐ出発だから、最小限の荷物をリュックに詰めるだけ。

 前回レンタルを試したカメラは、今度は違うメーカー(キヤノン)のワンサイズ小さい超望遠コンデジをあらためてレンタル。カメラも同じリュックに収まります。これがもう少し大きい物なら1泊でもカートが要りますから、ずいぶん違いますね。

 宿泊日がまだ対象期間だったので、ヤフートラベルの旅行支援・宿泊のみで価格と立地を見てホテルを検索。相当安くしている部屋が見つかりました。新大阪からも京セラからも30分ほどの立地。便利でしたし、施設も良かったです。寝るだけですのでね。それに、旅行支援クーポンで駅弁と土産の千枚漬け買えました。

 新幹線はもう、割引などにはこだわらず、JR東海のスマホアプリからスマートEXで、その時々の状況に合わせて随時のチケを取ることにしました。これだと座席も指定できてそのままスイカで入場・乗車できます。紙チケ紛失や予約勘違いをしやすい粗忽者のスタには安心なシステム。

 新大阪までの行きは少し早めの予約をしましたが、帰りはチェックアウト後に、時間に合わせて静岡駅までの指定席チケを取ります。そしてオープン戦を見終わって食事してから、また時間に合わせて静岡ー東京の指定席チケをゲット。新大阪ー東京の一括乗車券で途中下車するより少し割高ですが、窓口に行かず手元で気ままに決められるのが楽でしたね。

jr-central.co.jp

 

 

ジャパンvsオリックス in 京セラドーム

 

 開場の2時間ほど前に着いた京セラドーム。どれほどの人出かとビクついていたけれど、慄いていたほどの人の波はありません。でも、屋外コンコースのグッズ販売テントに並ぶ行列は凄かった😅。3階の階段下までずらり。ニュースによれば夜明け前から抽選券を配ったらしい。何時間待つのかな。すごいなあ並んでる人たちの情熱。

 

 

 入場も時間がかかりそうなので、5時の入場に3時半頃から並びます。こういう時は暇潰しできるスマホありがたい。周囲には、直前にチケのやり取りが成立したらしき人たちもいました。お互いに感謝してやりとりできた人はよかったですね。そして、整備の人たちもだいぶ準備ができていたようで、入場は30分早まりすんなり場内へ。

 外にもファンの行列を取材する報道のカメラクルーがいたけれど、中に入るとグラウンド上の報道陣の姿もすごい数。壮行試合でこれだけの盛り上がりは初めてじゃないかな。メジャー組参加効果の高さが窺い知れます。そして、もうスタメン発表から盛り上がるスタンド。選手名の字数の多少だけでみんなケラケラ笑っていましたよ。楽しそう。

 

 

 さて、試合前練習。カメラで選手の姿を探すも、ゲットしたチケは下段席の最上段。やっぱり結構遠くて、今回のコンデジではかなり厳しく、写真はだいぶぼやけて昭和のレトロ雑誌風味になりました。でも、動くメジャー選手様たちを見ることができてありがたかったです。一番思い入れがあったダルは姿を拝めなかったけど仕方ないな。

 みんな表情が明るかったですね。投手は試合で投げたのは全員代替要員陣。ジャパンメンバーの投手たちは登板予定がないからか、特に練習時やベンチでの笑顔が多かったような気がします。野手たちも、真剣な中にもリラックスした雰囲気を感じました。

 練習の時点ではノーヒットだった山川なども、全然暗いところがありませんでした。そしたらちゃんと結果出ましたものね。あまり試合前からピリピリし過ぎない方が結果もいいんですよ、たぶん。哲人(山田)なんかも、今打てなければ打てないほど、大事な場面で出そうな気がするし。

 

 

 そして、メジャー組の存在感凄かった。たつじさん(ヌートバー)も大谷も登場すると歓声が違う。大谷が現れると最初はファンも移動して大変。でも、すぐ落ち着きましたよ。この辺は京セラのファンはおとなしい。正尚(吉田)はさすがについこの前までいた京セラで馴染んでましたが、打撃でさすがの貫禄見せてくれました。あっちでも大丈夫そう。 

 

 

 

 

 

 試合の方は、オリの選手がファン気分になっちゃったみたい。また、オリ投手が試用な感じのメンバーでもあったので序盤で大差がつきましたけど、見どころたくさんで、楽しかったですね。大谷は2打席のみも、村上、山川の快心ホームランも見られたので、お客さんは大満足だったと思います。地元選手・正尚ヒーローインタビューのおまけもよかった。

 ファンの雰囲気は、相手がほとんど身内みたいなオリということもあって、完全にWBCフェスタ。オリファンは自分達の選手も多いから中日ファンほど熱狂的に自チーム応援ともならず、両方に拍手を送る感じ。ジャパン応援団が吉田正尚の難しい応援ラッパを吹くのを聞いているオリ応援団はくすぐったかったかなw。

 試合が長引き、球場を出たのは22時半を回っていました。何も残ってないだろなあ、と思いつつも、まだ開いていたグッズ売り場を覗きます。人気選手の物は当然皆無。気の毒な鈴木誠也のグッズだけが目につきます。

 そんな中、最後のひとつになっていた伊藤大海グッズと残り少なかった朗希グッズとジャパンステッカーをゲット。元日本ハムは多いけど、現日本ハムからは唯一の選出メンバーの伊藤なんで嬉しかった〜。イラストもかわいい。他には日持ちのするロゴ入りお菓子をお土産に。

 

 

 全力の真剣試合ではないし宿に着いたのは深夜になってしまったけれど、それなりの楽しみがたくさん見つかった壮行試合。思い切って来てみて良かった京セラでした。

 

 

楽天vsDeNA in 草薙球場

 

 強化試合の翌朝、ちょっと寝坊してチェックアウト後そそくさと静岡に向かいます。静岡駅(JR)から少し歩き、新静岡駅(静岡鉄道)から10分ちょっとの県総合運動場駅へ。駅を出て、いざスタジアムへ、と思ったら「あれ?」。これが少々迷います。電車からも駅からもスタジアムが見えなくて、駅出口の周りにスタジアムの道行の案内がない。

 スマホの地図で方向を見て、なんとなく歩き出す。本当に普通の住宅が並ぶ中、ちょっと行くとやっとスタジアムの姿が見え始め、総合運動場のネームが掲げられた歩行トンネルが出現。そこを潜るとスタジアムと切符売り場が現れます。当日券を購入し、もう試合は始まっていたので早速場内へ。

 

※県総合運動場駅前

 

※お蕎麦屋さん前の路地に入っていく

 

※この地下道に潜って渡ります。

 

球場周りに派手なものは何もなく、スタジアムの入り口も気配が静か。ひっそりと歴史を刻む碑とベーブルースと沢村栄治のブロンズ像。微かに聞こえる応援歌と駐車場に並んだキッチンカーと木陰にあるグッズ売り場で、平日の白昼に住宅街の中でプロ野球が開催されていることが伝わってくるぐらい。

 

※反対側は普通の住宅地

 

 

 

 

 

 

 

 席は、同じ値段だったけどバックネット裏はやめて1塁側の席にしましたが、これ正解。高いネットが無く、選手が目の前に見え、声もよく聞こえてきます。ローカル球場の親密さが嬉しい。座席指定がシステムになっていないのか、ガラガラなのに知らない人の隣の席でしたが、そこは緩く解釈してちょっと間を開けて座りました。この辺は改善されてほしいかな。500円くらいの差でフィールドシートがありました。

 

 

※浅村

 

※大田

 

※向かいのベンチ内も良く見える

 

 

※右奥がフィールドシート

 

 試合の方は楽天先発の岸が珍しく制球が悪く先行されましたが、その後追いつき追いつかれして、最後に期待の若手、武藤のホームランで勝ち越してそのまま楽天が勝利。面白かったです。

 

 

※武藤のヒロイン

 

 暑いくらいのお天気で、最高の野球日和。グラウンドの水撒きも気持ち良さげでのんびりした雰囲気が漂います。応援団のトランペットの響きが空に吸い込まれていくようです。楽天の応援団のメインラッパの人、いい音出してたな〜。マスコットも3人?とも勢揃いして愛嬌を振りまき、試合終了後には応援団の二次会まで付き合ってリズムを取っていました。ローカル球場にマスコットが出向くのは貴重ですね。

 

 

※応援団の二次会に付き合うマスコット

 

 試合終了後は、入口のすぐ下に留まったバスに、選手たちがファンの声援を受けながら乗り込んでました。そして、スタは見られませんでしたが、まー君(田中将大)が外で臨時サイン会してくれたようですよ。

 

 

 

 

 

 平日の昼間とあって観客の数は少なかったけれど、のどかな野球観戦の良さが十二分に味わえたローカル球場観戦。よりたくさんのファンが訪れてくれるといいな、と思いましたし、いつか公式戦も見に来たいなと思いました。