フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグとファイターズをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【阿吽の熟年夫婦感満喫】約束する福也、お願いする寅威 【第2回さちとらトークショー見聞録part 2.】 

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  2024年12月10日(火)15時。札幌大通り公園のテレビ塔に近い札幌カナモトホールで開催された、日本ハムファイターズの山﨑福也投手と伏見寅威捕手による「第2回さちとらトークショー」の見聞録。司会は、MCエスコンDJマラカイさん、ゲスト山本圭壱さん。
(未読の方向けの前回記事や第1回トークショーの記事は最下段にリンクを貼ってあります)

 Part1.では、二人のファッションの様子や、開始早々からオリ時代にファンの間で囁かれた「慣れきった熟年夫婦感」がすっかり戻ってきた感じをお伝えしました。 その後さらに盛り上がるトーク。福也が慣れきってしまうといったいどういうことが起きるのか?。どんどん明るみに出る実態。ママと呼ばれて、ファンの方からは包容力と受け止め力の塊と思われている寅威の口からは、日頃の苦労話がここぞとばかりに。

 ではでは、笑いが止まらぬ続きをどうぞ!

 

※書起こしは運営会社様に許可をいただいております。 
※現場の写真は友人提供のお写真タイムのもので本文と合致しません、その他の写真は自分の撮影です。
※トーク順序の入れ替えや、話題抜けの可能性あります。 

 


 2024.12.15当該トークショー新聞記事

www.nikkansports.com

 

 

⚾️寅威の周りウロウロ福也実演再現

 

 さて、相手打者の事前研究などは100%寅威にお任せ、とわかったさちとらバッテリー。では、寅威が調べたことはどう福也に伝わるのか?。気になりますよねえ。

 

<以下 🦦=福也 🐯=寅威、〈 〉=場内反応>

山「じゃあ寅威さんは、データとか来たらどれくらい頭に入れて試合に臨むんですか?」

🐯「まあ、だいたい質問されたら答えられるくらいですね」

山「それは、福也さんから寅威さんに試合中に聞くことはあるんですか?」

🦦「試合中はそんなにないんですけど。1日前とか試合直前とかはミーティングちょこっとするので、そこで確認とかは結構しますよ」

山「だってね、1月(のトークショーの時) 、寅威さんから、オリ時代は登板日前日ぐらいになるとボクの周りを福也がウロウロする、という話があったじゃないですか。今年はどうでした?」

🐯「チーム変わって福也も成長しましたけど、まあ、福也らしく。ちゃんとウロウロしてくれました」

山「ウロウロって、ちょっとどんな……」


 と、山本さんが言いかけた瞬間、福也が椅子から立ち上がります。思い出されるのは1月のトークショーでさちとらがやった掛け合い漫才。寅威のFA時にその進捗が気になって様子を尋ねる福也と、とぼけてはぐらかそうとする寅威のやり取りを、二人が再現して大ウケしたのです(様子のブログは最下段ご参照)。その時、意外やノリノリだったのが福也でした。

 今回も、山本さんの質問が終わるか終わらないかの内にウキウキと立ち上がるから、こりゃまたやるなとすぐわかる。早く動きたくてワンコのように目をキラキラさせてますからね。ファンもクスクスし始める。一方、ワンコの扱いに慣れてる寅威のほうは、あくまで冷静。もしや散歩前にソワソワで玄関に飛んでくペコちゃんの相手する時がこんな感じなのか?、と妄想するスタ。

 

山「ウロウロって、ちょっとどんな感じか……」 

🐯「ボクがー、まあロッカーに座ってデータとか見てるんすよ。で、登板が離れている時の福也って……福也、ちょっと来てもらっていい?」


 やっと呼ばれた福也、陽気な大型犬の風情で大股につかつかと歩いてくると、嬉しそうにジェスチャー実演が始まります。

🦦「うす!(軽い会釈で足も止めずにそのまま通り過ぎる)〈ノリノリ実演に笑〉

🐯「って感じ。で、3日前くらいからはですね、ボクが別の試合のデータとかそっちに集中して見てる時に……」

🦦「お疲れした〜(通り過ぎつつ寅威の目を見るようになる)

🐯「おう、さち」

山「3日前は、軽いご挨拶ね」  

🦦「ちょっとあのー、ゆっくり歩いて。さーっとは行かないすね」

山「じゃあ2日前お願いします」 

🦦「前日でもいいっすか?。2、3日前はあんま変わらないんで」

山「じゃ前日。明日試合ですね」 

🦦や、もう、『寅威さん(横にピタッと静止)』と。挨拶なしですね。『寅威さん』って行きますね」

🐯「ボクは『おう、どうしたさち』って感じ」

🦦「で、『どうします?』って感じで」

🐯「そこで話しが始まります。3日前はいつもだったら通り過ぎる所をここに止まるんです。で、『どうしたさち、なんかあったか?』みたいな感じでちょろっと話して『頑張ります』とか言って行くのを、前日はもうここで『どうします?』って…」

🦦「めちゃくちゃ『どうしましょ?(不安丸出し)』って感じで」

山「それで、こうだよああだよっていうのを寅威さんがいうんですね」 

🦦「そうです」

 

 前回同様、話しかける口調までしっかり再現するさちとら。かなりな演技派であります。エスコンのロッカールームは試合の無い日のプレミアムスタジアムツアーで見学できて、スタはこの翌日行ったのですが、寅威のロッカーが出入口の横なのを見て、福也が「うす」って、さーっと通り過ぎたり、「寅威さん!」と立ち止まる姿がまぶたに浮かびました。この記事を読んだ皆さん、試合無い日にエスコン行けたらプレミアムツアーおすすめです。

 

👇右の黒いドアがロッカールーム扉
選手に特別な場所に入ると気持ちが上がるよう高級な扉にしたそう

f:id:Stadienne:20241225210100j:image

 

 こうして、ピッチング好調時のようにテンポよく進む実演での掛け合いは、やっぱり漫才みたい。終始ニコニコで、自分の日頃の様子を演じる福也。辣腕ドッグトレーナーぶりを発揮する寅威。みんなが気になっていた、「試合の3日前から寅威さんの周りをウロウロし始める福也」の実態は、想像どおり面白い!。

 しかし、試合当日の話からどうも雲行きが変わっていきます。

⚾️ 忘れんぼ福也、訓練士寅威

 普段は淡白な会釈なのが試合3日前から顔を見てのご挨拶になり、前日は挨拶も抜きで「寅威さん、どーします?」っとべったりになるウロウロ福也。当日はさぞ、と思いきや、すっかり様相が変わります。

山「当日は?」 

🦦「や、当日はもう……自分の世界入ってるんで。寅威さんともちょこちょこ話はしますけど……あんまり覚えてはないですし…」

山「ああ、当日あんまり覚えてない」 

🦦「まああの…気持ちを落ち着かせることしか覚えてない

 

 福也は決して期待を裏切りませんね。 ここまでのジェスチャー熱演も、もはやこの「覚えてない」のための前振りだったとしか思えない。そしてファンが〈出た出た〉と思い始めた瞬間……。

🐯「……こうやって言ってる人にミーティングする意味あります?」〈爆笑〉

 隣で聞いてた寅威の口から、皆の内心の思いを代弁する決定的なひと言が。第1回のトークショーからずっと、弟分を褒めたりフォローしたりしてましたけど、いったん堰が切れたらもう止まりません。

 

🐯「で、試合中もボク行くじゃないですか、タイムかけて、福也ーって言って。したらなんか、『うんうん』て、聞いてるふりするんすよ、こいつ」〈大爆笑〉

🐯「で、こういうトークショーとかになると『ボク覚えてないです』って言う……。ボク、何のために言ってるんすか?」〈うんうんそりゃあそう〉


 ちょっと声が裏返ったりして、既にこのトークショーの初っ端に、とっておきだったロッカー二人きりの話を忘れられたばかりの寅威の訴えが、ファンの心に沁みてくる。

山「なるほど。一生懸命喋ってるのに、こうやってトークショーになると『覚えてない』 」

🐯「『覚えてない』って言うじゃないですか」

山「その辺は?。その辺は覚えてないんですか?」

🦦「……覚えて…ないですねえ(一応申し訳なさげに)……」〈正直すぎてフォローできない〉

🐯「ここはちょっとボクも、声を大にして言っていきたいんですけど」


👇理不尽を訴えてる寅威の表情ご想像用

 

 どこにいてもわかるクソデカボイスの持ち主が、さらに声を大にして言ったらどうなるのか?(ちょっと聞きたい)。そんな寅威のテンションにファンの笑いが止まらない中、福也をステージ前方に押し出す山本さん。 

山「その辺はどうなんですか?。そんな、覚えてない、覚えてないって」

🦦(少しはしおらしく)ちょっと、あの……ちゃんと人の話を聞くように……今年のテーマで。ほんとに寅威さんの話は…」

🐯「聞いてー、ちゃんと……。


 もう完全に、正月帰省の実家で姉さんにょうぼがぼやき始めて止まらなくなり、親戚一同の前で反省させられてる年下マイペースおとぼけ亭主の様相です。

👇前に立たされて反省する福也ご想像用

 

 スタは大笑いしながら思い出していました。今年の彼らの初試合となった神宮でのオープン戦。まさにこのトークの「福也聞いてない問題」の典型的シーンを目撃したことを。


 オリ時代から連綿と続く「福也聞いてない問題」。でも、この試合の福也は尻上がりに調子が良く、だんだん表情が穏やかになる寅威とも視線をちゃんと合わせるし、ベンチでもニコニコしながら話を聞く姿があったりしたんです。だからスタは、前年に初2桁勝利もして、やっぱりちょっと気の持ちようが変わったのかな、と思いました。

 

 

 その後シーズンが始まってからも、福也の調子が良かった前半は、マウンドでも結構話をちゃんと聞いてる感じがあって、「おお、大人になったか」とファンも思ったりしたんですよ。けど、後半ちょっと打ち込まれることが増えたら、いつの間にか本来?のさちとらに戻っちゃった。

 最初はお利口さんに散歩してたのに、だんだん、走り出したくて手綱を引っ張りまくったり途中でガンとして動かなかったりし始めたワンコを訓練するように、あの手この手でリードしたであろう寅威のボヤキは止まりません。

 

🐯「聞いてー、ちゃんと。(そっちが) 訊いてくるんだからさあ。俺も答えて、なんで聞いてないの?っていう…」

🦦「不安な時って喋っちゃうじゃないですか」

🐯「うん」
山「それはわかる」

🦦「ただそれだけです

山「あ、不安だから喋っちゃう」

🦦「そうです、そうです」

山「だけど、別に覚えてはない、と」

🦦「覚えてないすね 〈軽い〉

山「それで(目標設定)で大丈夫ですか?」

🐯「大丈夫です。…あと…」

 

 やっとこの話は決着したか、という表情の福也。が、そこを見透かした兄貴分からは、すかさず次の矢の手のお言葉が飛んだのであります。


⚾️ 怒りんぼ福也、訓練士寅威

 人の話を聞く、とファンの前で約束し、忘れんぼ問題も一段落したかと福也が油断した瞬間に飛んだ寅威の二の矢。

 

🐯「大丈夫です。…あと、ピンチの時とか怒るのやめて〈大爆笑〉

🦦あ”あ”あ”〜〜〜、わかりましたわかりました……(汗汗)

 

 さすが相棒の全てを知る男。隙を逃さぬワンツーパンチは、真正面からクリーンヒットした模様。またまた場内笑いの渦。

 

🐯「皆さん、わかります?。ピンチん時、怒ってるんすよ。怒ってて、まあ(マウンドへ)行って話すんすけど。目え合わないすよね、絶対に」〈わかる!〉

🐯「帰れよ(追い払う仕草)みたいな感じで〜」

🐯「たまに、(歩み寄りながら)こうやって行って…(福也の顔見てくるりと踵を返す)なんも言わず帰る時もある」〈見る見るよく見る!〉

🦦「ありますあります…あります

 

 もうね、会場の笑い声も、お腹の皮よじれながら「ありますじゃねーよw w」とツッコミしてる感じ。

 

山「それは(福也さんが)怒ってる、っていうことでいいんですか?」

🦦「いやー、もう…自分自身にですよ。上手く行かなくて。結構短気なとこあるんで。あのー…まあ…(声小さくなって) 怒ってますね…」

🐯「怒んのやめよ」
🦦「寅威さんには全く怒ってない

山「自分に怒ってて寅威さんに怒ってるわけじゃ無いけど。でも、画面で見てて怒ってるってわかる人手をあげて!」
〈客席の手、一斉に上がる(必然)〉

🐯「そうですよねえ(共感を得てドヤ顔)。怒られてる感じしますもん、ボク。オレ悪いことしたかな?みたいな」

🦦(汗)ポーカーフェイスで。今年は」


 それも目標ということになり、じゃあここでちゃんとと、またまたステージの前に押し出された福也。


🦦「来年の、2025年の目標は、人の話を聞くこと、特に寅威さんの話を聞くことと、マウンド上で怒らない。ポーカーフェイスで」

 

  再び親戚一同の前で誓いを立てさせられるおとぼけ年下亭主。でも、すっかり親戚一同な気分になってるファンは、もしかしたら福也にとっては一番難しそうな目標設定を温かい拍手で包みます。

 

山「これでもう大丈夫ですね」

🐯「もう大丈夫っす」

山「これでマウンドに行きやすくなりますね」

🐯「行きやすいです」

山「逆にポーカーフェイスがまた怖かったりして…」

🐯「なので、そういう表情も皆さん楽しんでもらえたら。約束したんでね」
🦦「約束します!はい」


 忘れんぼ福也に続く、怒りんぼ福也。こちらも、思えば色々含蓄があります。寅威は自分のこととしてユーモアにくるんで話したけれど、もしかしたら、今年ちょっと怒りんぼ福也が話題になったから、このトークショーであえて指摘したのかな?って憶測したり。

 「話題」というのは、終盤の試合で、失点した福也が3アウト目のピッチャーゴロをファーストに投げた送球が全力豪球だった、というアレです。ファーストカバーに入った加藤豪将が失点のきっかけのエラーをしていたので、それを咎めた怒りの送球かもと、SNS界隈がざわつきました。

 もちろん相手に怒ったわけじゃない。ただ、オリ時代は周りの仲間もファンもよく知っていて、時々出るプンスカ福也を見ても驚かないでくれるけど、移籍1年目の日本ハムファンの中には、優しいお兄さんキャラだと思ってるのに突然怒りんぼ態度を見せられたらびっくりする人も出てきちゃう。

 それを感じた寅威が、たとえ自己への怒りでも、表に出すのはちょっと抑えて行こうね、と、上手く話を持っていったんじゃないかなって思いました。

 実は、後日の福也と清宮のトークショーで豪球送球の話題が出たそうです。MCゲストの方に聞かれた福也は、ピッチャーゴロに取れた投球を最初からすれば良かったという後悔の念が湧き、自分への怒りで送球に力が入った、というような説明をしたらしい。SNSでこれを知ったファンの方々が、福也の気持ちが聞けて良かったと喜んでました。

 この後日のトークショー、運営はさちとらトークショーと同じ会社で、MCも同じマラカイさんだったとのこと。だから、この話題を司会が持ち出したのはもしかしたら、「真相を聞いてあげて」と寅威から事前の根回しがあったのかもな、と妄想するスタなのです。

 

⚾️  さちとらご飯


 怒りんぼ話の後は野球話題が出たのですが、その前に、ご飯の話を先にご紹介しましょう。もちろんここでも福也はフルマイペース。

マ「試合の時は息ぴったりなお二人ですが、プライベートでも会ったり食事に行ったりするんですか?」

🐯🦦「………… 」(顔を見合わせ微妙な間)

山「プライベートは?……」 

🦦「……食事、行きましたよね?…」(微妙な微笑)

🐯「…い、1回…」(微妙な微笑)

山「1回⁈……」 

🐯🦦「1回 」

🐯「今シーズン1回行った」

🦦「4月ぐらいに1回」


やたら「1回 」を強調する二人。

 

山「それは、開幕戦が終わって?……」 

🦦「3週目ぐらい?に」

山「札幌ですか?」 

🐯「札幌です。福也の登板前日ですね」〈そんな間際に(意外)?〉

🦦「急遽、行くことになって…で、行って……勝ちましたよね?」

🐯「勝ちました」

🦦「ソフトバンク戦で」〈拍手〉

 

 試合はたぶん4月16日(火)で、福也本拠地初勝利、寅威がタイムリーを打ってさちとら+郡司のお立ち台の日と思います。だからご飯は月曜日かな。

youtu.be

 

山「じゃあ、普通、いいジンクスとしてまた次回、ってなるじゃないですか?。それが1回きりですか?」 

🐯「いや山本さん。ほんとその通りで。ボクはそこでほんと迷ったんです。勝っちゃったから……」

🦦あっ!言ってましたね!言ってましたね!。お、思い出した…。思い出しました」

 

 本当に今のいままで忘れていたらしく、寅威の話が途中なのに慌てふためいて言葉を被せまくる福也。「お、思い出した…」は完全に独り言状態、

 

山「その時は聞いてた?」 

🦦「その時は聞いてました」

🐯(話を)聞いてるかどうかがわからないんで……」

山「4月に聞いたことを、今、思い出した?」 

🦦「今、思い出しました。言ってました、言ってました」

🐯「だから。勝ったからゲン担いで。ご飯とか行ったほうがいいのかな?みたいな話をちょろっと……」

🦦「言ってました!。どっかのエレベーター待ちで」 


 思い出したら結構細かい。

🐯「そしたらなんか、福也の反応が、『…ぃやぁ…』みたいな感じだったんで」〈目に浮かぶ〉
🐯「あ、そういう感じじゃないんだと思って。怖かったんで、やめました」

山「ぃやぁの後、ちょっと追いかけるのが怖かった」 

🐯「ちょっと、怒られそうだったんで」
🦦「エヘヘ」

山「福也さんはそれを覚えてる?」 

🦦「めちゃくちゃ覚えてます」

山「じゃあなぜその時は?」 

🦦「やー…なんていうんですかね?。前日は緊張もあるし。自分の中でいろんなことを思うんですね。なので、そっとしてほしいこともあるし。逆に、食事とか行って紛らわしたいこともあるんですけど……。ていうのが(いろんなこと思う)あったので、毎回毎回ご飯行くってなると、ちょっと大丈夫かな?っていうのが……」


 あんなに野球で頼ってるくせにプライベートの付き合いは超淡白質な点も、よくよく聞けば、自分の気分の変わりやすさを自覚して、ジンクスとか義務みたいになっちゃうのがしんどいんだろうな、とわかります。実は繊細なんだよね、ってなりますね。

 が、そこでまた余計なひと言が……。

 

山「まあね、毎回毎回はね。それで1回きりだったと」 

🦦「 はい。なかなか時間が合わないんで」〈山本さんに燃料投下〉

山「……でも、時間はいくらでも合うんじゃないですか?。プレーボールの時間は決まってるし」 

🦦「……ボク先発投手なんで。なかなか野手と絡む時間がなくて。ま、そこが理由かなっていう……」

🐯「いないんすよ。自分が投げる日に『お願いしまーす』って言ってきて、それ以後見かけないんす」

山「じゃあその見かけない時って?」 

🦦「チームが遠征の時に自分は残留練習で…(以下状況説明をあれこれあれこれあれこれ)…があって、で、『久しぶり!』って会う時が投げる時です」

山「じゃあですよ。一緒にやってる投手の方々とは、食事に行ったりするんですか?」 

🦦「……ボク、中々行かないんですよ……行かないタイプの人間で」

 

 前日はいろんなことを思う、から始まって、時間が合わないとか残留練習とか、ここまで言い訳を積み重ねた苦労も、人間のタイプで括って水の泡であります。

 

山「誰ともつるまない?」 

🦦「あ、その……嫌われてるのかどうかわかんないですけど……ボクは全然人を嫌ってるとかじゃないんですけど……なんか、あの……ひとりでいることが多いですね」

山「誘いがない、でよろしいですね?」 

🦦「誘いもないです。誘いもないですし、誘わない」


 この<福也誰ともご飯行かない問題>に関しては、最後の質問コーナーで出た質問にも飛び火したんです。

Q「寅威さんには伏見会(寅威が遠征の時などに誘ってご飯に行くメンバーのこと)があるそうですが、福也さんには福也会みたいなのはありますか」

 そしたら福也が答える前に寅威が、

🐯「ないんですよ!(今までのトークを)聞いてました?。行かないんですよ、誰とも。伏見会って始まるからボクの話かと思ったのに」

 ファンの口から伏見会の言葉が出て自分の話かと一歩前に出た寅威が、オチが福也会で肩透かしを食って。ちょっとキレ気味に断言してたの面白かったです。

 まあ、福也いつも「ひとりでいるのが好き」って言ってますからね。せっかちで誰かに合わせて行動するの苦手ですからね。

 閑話休題。トークに戻りましょう。

山「だから登板3日前くらいになるとソワソワして会いにいく…」

🦦「そうです。いろんな会話をしたいんです」

山「そういう残留時には試合をプレーボールからゲームセットまで見てるんですか」 

🦦「見てます!…見れる時は」

山「見れる時って、見れるでしょ?」 

🦦「…例えば、マッサージを受けてるとか…」

山「テレビついてるでしょ?」 

🦦「…あー。。。(汗汗)」

山「寝ちゃうんですか?」 

🦦「うとうとしたり見過ごす時もあるんですけど、なるべく見るようにして、いつも」

山「なるべく見てる、応援もしてると」 

🦦「もちろんです!。応援しまくってます!


 終始たじたじだった福也がドヤ顔を決めて、単独行動の言い訳終了。マラカイさんがさちとら食事会の件をもう一度聞いてくれます。

マ「ありがとうございます。ぜひね、来年は二人一緒にご飯に」 

🐯「1回は行こう」

🦦「に、2回…」

 

 せっかくマラカイさんと寅威が区切りの救い船を出してくれたのに、約束でまた自らハードルを上げた福也。うん、目標は高くね。

山「じゃあ来年は2回で、来年はそのお話を聞けると言うことでよろしいですか」 

🦦「はい!」
🐯「今年超えで」

 

 さてさて。果たして次回のトークで約束達成のエピソードを聞けるでしょうか。ささやかな目標ですが、これも来年のお楽しみ。

 

⚾️ 福也の3つの約束まとめ

 ということで、今回福也は野球以外のことで3つの約束をしました。皆さん、来年1年しっかり覚えておきましょう。

1. 人の言うことを聞く(特に寅威さんの言うこと)

2. マウンドで怒らないでポーカーフェイス

3. 寅威とご飯2回行く

 野球の数字的なこととは違う、自分の性格に関わることだから、結構大変だと思うんですよ。話を聞けば、彼はすごく自分のことをわかってる。それでもずっとそのままだったのを「変える」と人前で宣言したのですからね。笑いにしてるけど、寅威と話して相当に決心しての表明じゃないでしょうか。

 ご飯はどうかなあ。彼のことだから、ちゃっちゃと済ませるために4月に2回行っちゃうとかやりかねないかも?。まあとにかく、色々ちょっとワクワクしますね。

 あと、約束させた寅威がどんなにハラハラしながら見守るか、その様子のウォッチングも楽しみですよね。きっと来年も、宥めたりすかしたりガミガミしたりで甲斐甲斐しい姉さんにょうぼぶりが見られることでしょう。

 

 

 この後は、野球の話、チームメイトの話、そして、あのケガの時の裏話などが続きます。真面目な話や本音の感想も面白い。お楽しみに。

 

<まだまだ続く>

 

⚾️ 参考  前回記事と第1回トークショー記事

🔸前回記事part1と続きpart3

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🔸第1回トークショー記事

(他の回は記事内リンクで)

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