筆者のフェバリットプレーヤーのウォッチングです。当初1年追うつもりでしたが予想以上に大変で春で挫折しました💦。でも、この年の春の彼らの動きが詳しくわかりますよ!。
about him 野村佑希(日本ハム)
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日本ハムの2人目は野村佑希。日本人ながらアメリカ生まれの若者は、「ジェームス」のミドルネームを持ち、ジェイの愛称で呼ばれます。入団から4年。活躍はあれど、まだ本当の実績はない。それでも彼は、ずっとハムファンの希望と呼ばれました。チーム状況が最悪だった一時期なんぞは、ただの希望ではなく、 ”ひと筋の" 希望だったことさえあります。
何かとやっちまうことも多い選手。次々とバラエティに富んだやらかしを披露して、ファンはその度に「、、、ジェイよ、、、」「そうか、そう来たか、、、(by勝さん)」と嘆息させられる。やらかしの、まず第一がケガ。とんでもなく多くて、しかもそれが最悪のタイミングで発生します。大体において、活躍して期待が大きく膨らんだ直後。まるで風船が破裂するように大きなケガをする。けれども、このケガ癖を上回る打撃の復活力が、彼が "希望" たる所以でもあります。
ケガをして長期間練習できなくとも、帰ってきた途端、目の覚めるようなバッティングをしてみせる。それも、誰をも唸らせるようなスケールのバッティング。ケガに打撃が影響されない。試合に戻った時には必ず、「やっぱりすげーなジェイ」「ものが違うわ、こいつのバッティングは」と思わせてくれる。ちょっとそのアップダウンの遍歴を思い出してみましょう。
<2019年>
入団して間もない3月、2軍試合でいきなり大活躍してファンをウハウハさせる。
その5ヶ月後、どういう状況で発生したのか想像つかぬようなケガ。1ヶ月はベッドの上で寝返りも打てないという重傷でした。
■日本ハム・野村佑希内野手「周囲への感謝と野球ができる喜びを胸に──」/リハビリ | 野球コラム - 週刊ベースボールONLINE
<2020年>
前年の後半はリハビリに終始したはずなのに、この年は2軍のキャンプでもいきなりホームランを連発してみせたジェイ。コロナ禍影響で遅れた6月開幕戦時には1軍に呼ばれ、19歳で大谷以来の10代スタメン出場を果たすと、初安打、初打点、初本塁打、初勝利打点を続けざまに達成。足の大ケガをしていたとは思えない、スケールの大きな打棒。たちまちパテレに目をつけられ、7月2日に特集される。なお、すでにこの動画の解説欄でパテレの中の人が「希望の星」という言葉を使用。
が、5日後。守備でボールを取り損ね、手の指を骨折します。超新星登場でウキウキしていたファンの心も折れるケガ。これがまた、発生した時の感じからは想像しがたいややこしい折れ方だったようで、2ヶ月以上の離脱。
しかし、今年のジェイはもう出てこないな、と誰もが思っていたところに彼はまたポチッと希望の火を灯します。最後の最後のホーム最終戦に登場すると、この土壇場で2打席連続安打の4打点。「ブランクは関係ないんだ!出ればすごいんだよ、出れば!」。
■日本ハム・野村 自己最多4打点!10.29に骨折から復帰、本拠地最終戦で大暴れ― スポニチ Sponichi Annex 野球
<2021年>
去年はやっぱり春先から絶好調な姿を見せてくれていたジェイ。前年、5位に低迷し、若手選手になんだか覇気を感じられないチームの中で、打撃に関しては、打撃に関してだけは、不死鳥のごとき復活力と輝きを見せるジェイは完全に、チームの希望の光扱いとなっていました。パテレも、今のうちにとばかりに動画を提供してきます。そして。
■「救世主の誕生」「君の名は希望」 日本ハム野村の特大3号弾にファン驚愕 | Full-Count
というオープン戦からの、開幕直後の大活躍!(パテレ動画は3月末の試合)
からの4月、動画から11日後のことでした、、、。年々リタイアが早まっとるんよ😅。この4日後の試合を観戦する予定だったスタはかなり残念でした。でも、内心どこかで思ってました。「そう来るような気はしていたよ、ジェイ、、、」。ウッキウキにさせた直後、絶望の淵に落とし込んでくれるのがジェイ。奈落からまたハイな気分に上昇させるのもジェイ。ジェームスのJ はジェットコースターの J である。
とはいえ、この後6月に復帰したジェイはやっぱりちゃんと活躍しています。
ケガでのアップダウンは強烈ですが、気持ちの上でのささやかなアップダウンなら試合の中でも味わわせてくれるジェイ。守備や走塁のやらかし話題には事欠かない。特に守備はですね、なんていうかもう、親戚のおばちゃん・おじちゃんのつもりにならないと心穏やかに見られないレベル😅。下手どころではないですからね。弾くわ落とすわのエラーがジュニアの野球みたいだったり、構えた時の右手の怖々さ加減が女の子のキャッチボールみたいだったり。守備の間ずーっとハラハラです。
練習は頑張ってるんですよ、練習は。
column.sp.baseball.findfriends.jp
普通にプロっぽい守備をしただけで「クララが歩いた!」状態で褒めてもらえるという動画。
でも、とんでも守備をしてバツの悪さにポッと頬を赤らめながらもうつむかないのがジェイの良さ。エラーをした後の打席、ケガから復帰した時の打席、チームが絶不調の時の打席、いつでも真っ直ぐな視線で自分のバッティングに集中できる。その目の輝きこそが、ファンにとっては希望の光なのです。
去年は後半戦になるとバッティングも不調になりました。ケガの影響ではない、本当の意味の調子の波というものを初めて体験できたのです。疲労で思うように動けなくなること、データが集まれば相手の対策は厳しいこと、色々実感したでしょう。今年は監督も変わり、去年までとはまた違う経験を乗り越えていく必要が出ます。きっと少しずつ、1年を乗り切れる頑丈な選手に変身していくと信じて見守りたいジェイです。
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2021年オフ〜2022年3月
2022.3.18up. 5.2更新
2021年オフ
沖縄で行われた秋季キャンプには参加したジェイ。新庄新監督への期待を語っています。監督視察時には遊びのような練習の中で、心構えについて指摘をされています。キャンプはケガもなく無事に乗り切れた模様。
契約更改では年俸を大幅アップしてもらい、得点圏打率、守備の失策数の多さを取り組みたい課題としてあげました。
2022年1月
昨年の2月は阪神サトテル(佐藤)のガタイの良さとパワーに大刺激を受けていたジェイ。
今年の自主トレは杉谷らと行ない、体を少しでも大きくしようと奮闘した模様。先輩杉谷が後輩たちのためにご飯作ってくれたらしい。そのおかげでちょっぴり大きくできたようです。体重増加できないタイプなのかもしれませんね。この自主トレは本人や杉谷がインスタグラムなどで発信していて楽しそうでしたが、それを見ると2キロという割には、腕周りや胸の厚みなど体のがっちり感は結構増したように見えます。
■【日本ハム】4番候補・野村佑希、ハードトレと“杉谷シェフ”手料理で2キロ増量パワーアップ : スポーツ報知
■【日本ハム】野村佑希、ビッグボスの自主トレチェックに「見てもらっていたことがうれしい」 : スポーツ報知
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2022年2月
そして、いよいよ春季キャンプ。新庄新監督の話題で持ちきりの中ですが、順調にスケジュールをこなしていたジェイ。守備練習も頑張ってました。
うん、グラブに収まってるかどうかちょっと怪しいけどフットワークはだいぶいいな。(ルーキー水野の動きの良さに目が行っちゃう動画)
一般の方が特守の動画も上げてくださってました。ありがたいですね。前は小さな女の子のようにおどおどな動きだった右手も、だいぶ力が抜けてナチュラルになってきています。
そして、バッティングは相変わらず才能が光ります。海からの逆風をものともしない、最高の当たりを放って新監督も大喜び。
けれども、このホームランの12日後、、、。やっぱり今年もジェットコースターはやってきた、、、。そうか、そう来たか。
やっぱりケガが付いて回るのか、ジェイ。しかし、この振り返りを読んだあなたは気づいているはず。徐々にケガ発生時期が早くなってきていることを。昨年はケガから復帰して後半戦を体験できた。今年こんなに早くにケガが出たということは、シーズンを去年よりさらに長くやれ、という野球神様の思し召しに違いない。きっと今年は1年持つ。そう信じて、スタは彼をこのシリーズにピックアップします(意外と博打打ち😅)。
2022年3月
2月の終わりに今年もまたまたケガをしたジェームス。ねんざですから3月前半はもちろんやることがありません😅。3月9日に、日本ハムの鎌ヶ谷スタジアムで行われたロッテとのオープン戦の時に、バットを持って試合を眺めている姿や普通に歩けている姿が、ファン写真で確認されています。
21日にようやくイースタンリーグで実戦復帰。2試合目の23日には初安打を放ちました。29日には二塁打も放ち、順調な回復ぶりを見せています。
今年もいきなりの開幕前からケガをして溜め息をつかせたジェイですが、今回は動きの方にケガの影響や、ブランクの長さを感じさせることはなかったようです。何より一番懸念だった守備の方で、キャンプの成果が残っている動きをしていることがありがたい。
そして、とにかく試合に復帰さえすればすぐに打ってみせる、という「希望」っぷりが健在だったことがファンをホッとさせた3月のジェイです。