フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【CS Finalステージ振返り】模範的な「スミ1ゲーム」だった初戦【オリックスvsロッテ】

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あーあーあー。両リーグの爽やかイケメンエースがぐうの音も出ないパーフェクトピッチングを見せつけた直後の、超かわいい笑顔のアップを素直に1面に並べておけばいいのにねー。と、編集長のおじさんたちが、水面下で大変動してる球界トレンドに全然気付けてなさそうなスポーツ新聞の様子に、朝から苦笑いのスタです。そりゃあ、新ちゃん(新庄)に掌の上で転がしてもらってる方が楽だもんね、仕方ないね。

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本題です。奥川君、村上君にもすごーく気を惹かれるけど、フィルパリはパ!です。

 


昨日のCSファイナルステージ初戦、オリックスvsロッテは1対0でオリの勝利。
いわゆる「スミ1」。でも、全然退屈しない、いわば模範的なスミ1ゲーム。

www.youtube.com

 

言わずもがなですが、立役者は山本由伸です。オリックスは計算通り。

 

ブランクが2週間あっても完璧に計算通りにできちゃう由伸が変。にんげんなのに。
おかしいでしょう、あんなん。
周りに「絶対」って言われ続け、援護は最低限で、相手はファイプレー連発して、味方のエラーも出て、ピンチもそれなりに迎えてるのに、見てる感じ全然危なげないとか。

 

先発が賞賛するしかない出来栄えで完封するも、「由伸で1勝」の計算通りにコトを運ぶには、チームは結構苦労しました。
野手陣は、ちゃんとブランクに影響されていたもので。にんげんだから。

、、、。


あ、野手にも1人、にんげんなのに変な人いた!
骨くっついたばかりの吉田正尚は、練習では「やっぱりまだ思いきりは振れないねえ」という感じだったのに、試合に入れば易々とヒット。単打なら楽勝。構造がマシン。

 

ほかの、マシン構造じゃないにんげんの野手は、そうは行かないですね。
動画公開された試合前練習での何人かのバッティング映像では、疲労が抜けたからかスイングなかなかいいね!という感じ。
でも、いざ本番の試合では、目も慣れない、空回りもする、相手の好守にも阻まれる。

 

やっと巡ってきた二死満塁のチャンスに、初球の甘い球を力みまくってボテボテ内野ゴロしたラオウ(杉本)。前日練習から一人緊張しまくりで、盗塁刺殺の好プレーをしたと思ったら、その後に二塁暴投やらかしてピンチを広げたケンケン(若月)。
スタは君たちのにんげんくささを愛します。

 

ロッテも、にんげんくさく頑張ってたな〜。

 

先発したゴエモン(石川)。初回のピンチで1失点したものの、あとはいつものように淡々飄々と投げ続け、しっかり踏ん張って希望をつなげました。
ガッツもファイトも、表情やコメントには全然出ないけど、味方の攻撃をベンチで見守る後ろ姿に思いが滲み出てたよ、うん。

 

野手陣も、きっと内心は「打てねーよ、こんなの、、、」って泣きたくなってるだろうに、気持ちを奮い立たせる守備を続け、粘り強さ、しぶとさを見せて飽きなかった。

 

いつもよりひときわ派手な取り方、投げ方をすることで、みんなの気持ちを上げようとするエチェ(エチェバリア)。びっくりするようなイージーミスしても、ちょっぴり他の野手の邪魔になっても、スタは好きです、そのスタンス。


三振だって、バラエティーに富んでいたのがよかったじゃないですか。
ぐっち(山口)、君のカーブ見逃し三振の反応にはスターの素質を感じます。
井口監督は「見逃しが痛かった」なんてコメントしてるけどね、若手時代のおたくもヘナヘナの見逃しよくしてたやんけ、って言ってやれ。

 

まあ、スミ1ゲームは、下手すると2回以降ほんとに時間潰しで終わることも多い。けれど昨日は、中盤までは先発投手がぼちぼちピンチを迎えたし、終盤は「由伸の凄球見本市」。最後まで面白く見れました。

 

これでオリックスは、アドバンテージと合わせて2勝先勝。さて、今日の試合はどうなるか。

 

ロッテ打線の1stステージからのストレート狙いに対し、昨日は完全に変化球主体攻めで功を奏したオリックスバッテリー。効果がある攻め方は打たれるまで続けるのが原則というけれど、今日のタジー(田嶋)は変化球主体だと厳しいかも? キャッチャー若月かな。由伸とどう変えていくのか興味深いですね。

 

もし変化球主体が続いたら、ロッテの助っ人たちがどう対応するかがカギですかね。
荻野は変わらずオリキラーみたいだし、奨吾(中村)、岡などが、「由伸のあと」の投手に伸び伸び向かっていけると強さが戻る。安田も頑張れ。

 

中嶋監督が「良くないですね」と言っていた、オリックス打線の対応も見ものです。
練習動画で見た数人のバッターの中で、調子良さげと感じたのはラベロ、ジョーンズ、Tー岡田、伏見辺り。

 

ラベロ、ヒット打ちそう雰囲気ありますよね。1番とかどっかな?(ど素人の妄想)。最初の貴重な得点機会を逃さなかったTー岡田。ペナントレース終盤から、表のロッテキラーラオウの陰で、裏ロッテキラーになりつつある。続くと頼もしい。あとは、代打のやりくりでしょうか。

 

本格的に両チームのせめぎ合いが始まるのは今日の試合から! 
小さな変化で結果が変わる。しっかり観察しながら見たいなーと思っているスタです。