フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【2021五輪侍JAPAN】パもセも頑張ったドミニカ戦感想【本塁突入やメンバーの件も】

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ドミニカ戦、崖っぷち一転怒涛の逆転サヨナラ勝利。いやひとまず良かった〜。初っ端から負けると緊張が続いちゃいそうですもんね。綱渡りの試合展開については多々議論を呼んでますが、初戦ですもの。こんな感じは皆さんも薄々感じてたのでは?

 

試合内容のこと 本塁突入賛成派 スクイズは時代劇

山田の本塁突入は、見ながら「行け!」と思ってたので、スタは後から見直した宗チャンネルの話が面白かった(川崎ムネリンと西岡ツヨポンが二人ともランナーストップは無いって即座に断言)。二人のコメントが明確でポジティブだし、最後の喜び方もチャーミングだったし。次もライブやるようなので同時に流そうかな、と思いました。

 

www.youtube.com

※2:40辺りからが本塁突入について

 

このプレー、止まるべき派が多いけど、解説者でも突入派いますね。ヘッスラしてればと思うけどタイミング合わなかったのかな。よく見ていた人のコメントで次打者のランナーへの指示の指摘もありましたね。結果色々ミスかもしれないけど、勇気を出して走って少し流れに動きが出たと思う。

full-count.jp

 

継投は、あの出来栄えの由伸の後を投げる人はかわいそうでしたね。でも、すごく暑そうだったし、元気に見えても由伸交代は当然と思う。源田は何かやってくれるムード満々で多く出したいけど、やっぱりここ一番のジョーカーでとっておきたくなっちゃうのもわかるしなー、難しい。彼の使い方ポイントかも。打線は組み替えるでしょう。

 

セーフティースクイズの場面はドラマみたいでしたね。それも、時代劇ですね。甲斐や源田って、鬼平の部下の密偵みたいな役が似合うと思うなあ。ちょっと地味で、いい人そうだけど鋭くて仕事確実、みたいな。そんなバッター甲斐とサードランナー源田の動きが味わい深かった。

 

最初のバント空振り(偽装)後、あれこれ考えてる顔の甲斐と冷静に知らん顔の源田。二人しておとぼけというか、シャラーっとしてるのが怪しさ満点。そして、直後のスリリングなシーン。プレミア12での源田・周東のセーフティースクイズは、両者の才能が生んだ大胆なアドリブだったけど、今回は、仲間を知り尽くした同志の計算通りの掛け合いってところでしょうか。お主ら役者やのお〜、と、スタは鬼平というより悪代官顔で呟いておりました。

 

パ・リーグ戦士ウォッチング みんな大活躍〜❣️

エースの輝き 山本由伸

ソフトな野心家由伸。今年はキャンプの時から五輪目的の超速仕上げしてましたからねえ。自分のプラン通りに代表のエースポジションをゲットして、期待に違わぬピッチング。まあすごい子でございます。

 初回はちょっとぎくしゃくして、緊張しいなとこが出ちゃいましたね(笑)。プレミア12の映画では、中継ぎ待機中に「神様お願いですからもう1点ください……」って祈ってるシーンがあったっけ(あっけらかんと励ます山岡とセットで可愛かった)。

初回以外は完璧と言ってあげたい。気合い入りながらも冷静だったと思う。しかも、降板した後もベンチの一番前で、ニコニコしながらずっと応援。見たか、このタイミング狙ってつまらんスキャンダル記事出しやがった週刊誌。その程度のもんで落ちるレベルの選手じゃないわい。

通常営業の天才さん達 マサタカ ギータ 浅村 コンちゃん 平良

吉田正尚⇨国際試合慣れして、もういつも通り坦々とヒットを積み重ねてくれそう。
柳田悠岐⇨ケガ大丈夫そう。ツキ有りそう。やっと出場できた桧舞台を楽しんでそう。
浅村栄斗⇨突破口の1本いい当たりで出たので大丈夫そう。あの体格で守備も頼もし。
平良海馬⇨全っ然普段と変わりなかったですよ、この子。普段より楽しそうでしたよ。
近藤健介⇨狙い打ちの才能を早速披露。要らない言われてるけど、見返せそうですね。

したたかな職人仕事はお任せください 甲斐 源田

甲斐拓也⇨今年はリード苦労慣れ。栗林君の立て直し流石。バント時したたかさ全開。
源田壮亮⇨代表になると目つきが一段鋭くなる。内に秘めるここぞの活躍野心が素敵。

 

 セ・リーグ戦士も頼もしかったよ〜❣️

 まず、セ・リーグ伝説の「雨柳さん」降臨を目のあたりにして、スタは痛く感動しました。いやあ、本当に降るんですね。スタと同じB型の青柳君、ファンになりました。雨が流してくれたから、サバサバっと切り替えましょう。次は絶対大丈夫!栗林君も、制球苦しむ中でもう一度投げたあのカーブの開き直りに痺れた。カッコ良かった。彼も次はきっと大丈夫。セイヤはプレミアの時より細くなった感じがするしちょっと心配だけど、焦らず時が来るのを待ってほしい。福留みたいな仕事するかも?

 

山田もやっぱりここ一番はちゃんと打つし、一番美味しい場面は絶対逃さない坂もっちゃんもさすがです。そして負けん気No.1の村上君、素晴らしい。いるだけで勝てそうな雰囲気になる。令和の金太郎さん。もう縁起物レベルだと思う。

 

 どちらのリーグの選手も個性を生かして、よく融合してる。 相手のミスからのラストチャンスを一気にものに出来たあたり、まとまりあるなって、スタは感じました。

プレミア12メンバー固執でええやん、と思うわけ

9回の雰囲気を見ていると、首脳陣や選手たちに共通の経験が多くて相互理解度が高い方が、やっぱりスムーズに動くと思いました。稲葉監督が、今期不調な選手を含め、2019プレミア12のメンバーメインで招集した理由も、これだろうなって。今回のドミニカ戦は、各方向のコメントや監督本人から「選手に助けられた」という言葉が出ましたが、初戦から選手に助けてもらえたっていうのは良い状況だよね、とスタは考えます。

 

だって、優秀なメンバー集めたからといって、選手に助けられる状況になるとは限らないって十分我々見てきてるじゃないですか。北京とかペキンとかぺきんとか。最近、当時のメンバーが語る動画がたくさん出てますが、お互いへの遠慮や認識の不一致などがずっと尾を引いてしまった様子が伝わってきます。

 

北京で急造でまとまりきれなかった苦い経験を踏まえ、代表もロングタームでチーム造りするシステムとしての侍JAPANなんだから、実績をあげた同じメンバーで進めるのは、意図に適ってる。また、球団現場の経験が無い稲葉監督はどうしたって采配の引出しが少ないんだから、短期間での共通認識再構築という負担が増えるなんて混乱の元。旧知の選手で固める方がリスクが低い。諸々の裏事情もあるかも知れないし、稲葉監督は身の丈にあった管理をしようとしているだけだろうと考えるので、スタは今回のメンバー納得派。

 

もちろん、いくらなんでも不調が過ぎるとか、ケガの回復できてないなあとかは感じます。でも、経験がある選手は「何かチームのためにできること」について、正しく見当をつけると思うんですよ。回ってきた1打席、投げる1球、練習やバックアップ、もしかしたら荷物持ちだって、適切に対処するはず。そういう仲間がいてくれたら、すごく頼もしいと思う。

 

てなわけで、今回たとえ負けたとしても、スタは「他の選手を選んでおけば勝てた」という気持ちにはならないですね。負けるとしたら、たぶん技能の見極めや作戦の問題。そこは腹立てると思うけど(笑)。ただ、そういう問題って今年好調な新メンバーを集めたとしても表出すると思うんですよ。ちゃんとやれば今回のメンバーでも勝つ。やれなきゃ他のメンバーでも負ける。そんな風に割り切れちゃってます。

 

と、いうことで、危なっかしかったけどツキがあるのは初戦で判明したので(笑)、次戦からもジワジワと整備を進めていってほしい。まずは1戦1戦慌てずに!