フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

2020年勃発!パ・リーグ韋駄天ブーム6人の立役者③ 【オリックス佐野】メタモルフォーゼ中の背負える男

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命の尊さを軽やかに慈しむ苦労人
佐野皓大(こうだい)

昨年のパの韋駄天ブーム。一気に飛躍した若手選手がエリートというよりも下から叩き上げてきた選手たちだったというのも味わい深いところです。

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周東・和田にちょっぴり遅れて来たのが 佐野皓大。「あいつも速い、こいつも速い……あ、オリなら彼も結構速いよね」と思ってちゃんと確認したら、なんと周東を上回るレベルだった!という感じで、一気に注目度が高まりました。昨年韋駄天動画をあげまくっていたパテレが、本年最初の動画で彼を取り上げたところに、周東vs和田に佐野も加えて、若手三つ巴で煽りたい、という下心・・・もとい、期待がほの見えます。

 

■佐野のスピードに一躍注目が集まったパテレ動画

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

 

■パテレが今年最初にアップした動画

www.youtube.com

 

佐野は投手で入団しながらイップス状態で投げられなくなって野手転向、さらにはその後にスイッチヒッターにトライするという苦労人です。彼の走り方は、周東や和田のような頭を下げる弾丸型ではなく見えます。専門的なことはわかりませんが、足の動きも、回転の速さより軽やかで大きなストライドで加速しているように感じます。西川・金子方向でしょうか? 佐野を見てスタが真っ先に思い出したのは、大谷の走塁です。草原を駆ける鹿のようにきれいな走りですよね。

 

 実のところ、昨年の韋駄天ブームが無ければ、スタが佐野のことを詳しく知るのはもっとずっと遅れたでしょう。彼の背番号にまつわるエピソードを、スタは、あの電光石火ホームイン動画のコメント欄で知ったのです。背番号や応援歌などの選手情報に疎いので、SNSやコメント欄で知らなかったことを教えてもらえて本当に助かっています。ありがたい時代です。

 

■佐野の背番号のエピソードを教えてくれたパテレ動画(伝説の始まりになってほしい)

www.youtube.com

 

この動画のコメントを読み、なぜパテレがサムネに電光石火と入れたのか、なぜオリファンはそれで胸熱なのかを知りました。そして、理由をたどりたどりして、やっと佐野と故・小瀬(おぜ)選手の因縁を知ったのです。

 

■佐野が背番号41を選んだ理由  2020.10.16 ナンバーウェブより

number.bunshun.jp

 

スタは、昔書いていたブログで、小瀬にも触れたことがありました。ビッキー(大引)のブログを取り上げた時だったかもしれません。書きながら、小瀬は確かに希望の星だなあ、と思っていました。キビキビと、それはそれはいい選手でしたから。次はじっくり記事にしよう、と思っていました……。そんな矢先の事故でした。

 

■小瀬のセンスが偲ばれる動画。

www.youtube.com

 

長らく誰もつけなかった小瀬の背番号と登場曲。それを背負うことを望んだ佐野のエピソードを知ってから、あらためて電光石火の歌を聞き、もう一度、ホームイン動画を見ました。画面が滲(にじ)んで困りました。

 

あまり小瀬を背負わせるなと考える方もいるかもしれません。でも、きっと佐野なら大丈夫。佐野は大の動物好きだそうです。高校時代の寮でも、ペットをたくさん飼っていたとか。すごいことです。どんなに小さいものでも、生き物の世話はなまじな事ではやり通せません。練習をして学校に行ってクタクタになって、それだけでも子供なら精一杯でしょうに、加えてペットの世話もする。禁止されなかったのは、野球も生活もペットの世話も、文句のつけようなくしっかりやっていたからでしょう。

 

さらに、入団時に彼は、夢として「動物園を作りたい」と語っています。動物好きな人は数多いますが、なかなか動物園とまではなりません。ペットロスなんて言う暇も無くなるわけですから。たぶん佐野は、生き物の命を預かることをごくナチュラルに受け入れられる子なのだと思います。

 

www.sanspo.com

 

だから大丈夫なんです。生き物の面倒見に慣れてる彼は、命について暗く考えたりしないのです。先々のこともきっちり考えているから、「やっぱ大変だ、やめとけば良かった」なんて後からクヨクヨとかもしないのです。

 

小瀬と同じ誕生日、オリ入団、投手から外野手転向、プレースタイルそっくり。運命的に考えるなと言う方が無理というもの。自分によって甦る思い出があるなら、甦った思い出を楽しく語れるようにしてあげたい。喜んでもらえると思えば自分も頑張れる。どんどん自分を見て、思い出してほしい。そのぐらいの気概が見えます。

 

かわいいペットを癒しに変え、小瀬の思い出は力に変える。背負える男コーダイは、ただいま絶賛メタモルフォーゼ中です。背番号をまず変えた。登場曲も変えた。そして、一度は苦手でやめた左打ち(小瀬と同じ)を、今、何としてもモノにしようと奮闘している。ちょっと前まで非力だったバッティングで、特大ホームランを打てるほどの進化です。投手から転向して3年やそこらでスイッチヒッター違和感なし、左転向1年足らずで特大ホームランとか、おかしいんですよ。どーかしてます、センスと身体能力が。

 

www.nikkansports.com

 

■パテレ 苦手の左打ちも頑張ってるぞ動画 

www.youtube.com

 

開幕のセンターは確定と思われる佐野。でも、まだまだ打撃は不安定。センスと芯の強さで、レギュラー定着を勝ち取り、ガンガン走り回って欲しいものです。 

 

 

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