2021年度日本シリーズオリックスvsヤクルト、第6戦にて終了しました。
ヤクルトスワローズ優勝おめでとうございます!!
魂が抜けて、どう締めのブログを書き出していいかわかりませんでした。
前記事でわき上がる不安に予防線貼りまくったら、野球神様に「小さい女の子じゃないくせに甘えてんじゃねえ」とバター抜きにされた模様。
切ない、、、。
今日は食い意地張ってる方なのに朝も昼もご飯のどを通らなかったスタですが、ジャンクな物食べて元気出そうと思って、久しぶりにマックのハンバーガー食べてみました。
美味かった、、、。
よーし、振り返るぞ!
陰陽ある中、やっぱりまずは陽から振り返ります。
オリックスの頑張ったところ、ヤクルトの強かったところ。
第6戦のオリ先発・山本由伸、オリンポスの神でした。太陽神、アポローン。
前半は前回みたいな調子かなあ、という感じだったけど、後半は凄まじかった。
最後まで笑顔も見せて、まさに、夜のグランドに降臨した太陽神。
相手の強打者たちがアポロンの矢に射られたように打ち取られて行きました。
仲間のミスが出て、むしろアドレナリンがマックスに上がったような集中力でした。
この集中力がオリンピック土産なんでしょうね。
高山コーチが稲葉監督挨拶時に「帰ってきてから二回りぐらい良くなって」って言ってましたもんね。
ペナント最終盤、CS、日シリで、さらに五回りぐらいグレードアップしちゃった。
今年の投球数がとんでもなく多いので、来年は影響があるかもしれない。
でも、独自の考え方や鍛え方でここまで急上昇して、体のこともすごくよく考えている選手ですから、乗り越えていってくれると思います。
本当に大車輪の活躍、お疲れ様でした。
優勝チームのヤクルト。
いいチームでしたね〜。
というか、前からいいチームでした。
しつこく言ってますが、スタは身に沁みて知っています。
ヤクルトの最下位も、いつも「なぜ?」と思っていた。
確かに、ソフトバンクなどのような圧のある強さとは異質かもしれないですね。
打線や中継ぎが酷く不振なオリックスと終始僅差になったのはそこかもしれない。
でも、日本シリーズの場を一度踏み、そこで負ける悔しさを体験済みの選手にしかない根性や我慢強さがありました。
そしてねえ、やーっぱり川端慎吾君でしたねー。
ヤクルトで一番好きな選手、川端君。
スタの頭の中に、真っ先に浮かんでくる川端君。
このシリーズ中、たぶんずっと、川端君川端君言ってたと思う。
最初は、日本ハムからヤクルトに移った時の川島慶三に注目していて、ショート界隈の選手として目についたんですね。
そしたらまあ、時代劇の若様俳優みたいにシュッとしてスマートで、何よりもうバッティングがね。
滑らかできれいで。
あらあ、この子天才だわ、、、って惚れ惚れしましたものね。
神宮観戦の度に、川端君がいると、彼ばかり見てました。
当然不動のレギュラーになるんだろうな、と思っていたのに、ふと気がつくと名前が無いことが続くようになっていました。
ケガしたのかなと予測はできたけれど、詳しい情報は追いきれずにいたここ数年。
今年になってようやく、長らくのケガでプレーが大変で、やっと代打として復活したのだと知ったのです。
だから、ヤクルトが日本シリーズ進出決定した時には、哲人君(山田)も村上君もすごいけど、やーっぱり頭に浮かんだのは、「おお〜、川端君が天才として戻ってくるのか〜」という感慨。
ほんとにねえ、やってくれやがりますよね。
こんなに長いこと感心して、惚れ惚れして、復活を喜んでたってのに。
最後の最後で、こちらが応援しているチームを奈落に突き落としてくれちゃって。
なんなん、それ、って。
なにもそこで打たなくたって、って。
でも、だめですね、あの涙見ちゃったら。
まあ、美しかったこと。
「川端君、よかったなあ。苦労したね、おめっとう、、、」
それしか言葉が浮かばなくなっちゃった。
見れば、大ベテランの青木も、おっとりさんの哲人君も、やんちゃな村上君も、相手打線を手玉にとっていたかに見えた中村君も、みんな泣いてる。
そういうシリーズだったんだなあ、とあらためて思いました。
オリックスが色々力不足もあったけれど、それでも土俵際まで寄るところまでは行けていたんだなって。
大接戦の評判が高くともオリックス視点からは不完全燃焼感が残る試合。
全て出し切ったヤクルトの選手の涙が、燻るもやもやを消してくれた気がします。
少なくともスタにとっては、川端君のまつげに宿った真珠の涙は、オリックス選手達の頑張りから生まれた賜物でもあるぞ、と思える。
オリックスも次は、ヤクルトの選手達くらいきれいな勝利の涙を流せる瞬間が来るよ。
次は絶対そういう戦いができるよ。
半日鬱々として、お腹を満たして、今頃やっと、そう思えてきたスタであります。