パ・リーグCSの1stステージは、ロッテが2試合で勝ち抜きました。2試合とも、楽天が1点差をつけたのにホームランで追いつかれて、勝ちを逃すという展開になりました。
シーソーゲームで得点上は接戦なので、熱いっちゃあアツい。でも両試合とも、楽天には「最後追いつかれそう、、、」って感じ、なかったですか?(石井監督風に訊く)。
「なんだろー?なーんか、”高まり” とか "昂(たかぶ)り” とかが来ないんだよな〜」
野手の打てない時の沈み方や得点できた後の安心顔、めちゃめちゃ普段の試合っぽいなあ、って思っちゃって。エース則本や岸の調整しきれてない表情も普段っぽ過ぎて。
もちろん、緊張し過ぎて硬くなってはいけないので平常心は大事。だけど、ベンチの雰囲気全体に、調子だの緊張だの言ってる場合じゃない!っていうギラギラが少ない。
もう初戦から、「あのね、1敗スタートはもう崖っぷちなんよ⁉︎ わかってる⁉︎」と、言いたくなる感じでした。眠そうな子供の肩を揺さぶるように。
表に出るファイティングスピリットが平板な感じがしちゃうのです。
”平凡”ではないんですよね。”平板”。
伝わるかな〜。 言い回し、わかりにくいかな〜。
投手の顔ぶれすごいし、島内や岡島とか勝負強さを見せるし、他の選手だっていい仕事ができるし、石井監督も頭切れるし、みんな非凡。でも、どんな状況でも雰囲気の波長がいつも同じよ〜な感じ。(ついこの間まではオリックスも似ていた)
初戦負けた後、この平板さを変えるなら、大胆なオーダー変更とかかなあって思いました。2戦目は下位打線を少しいじりましたが、もっと色々やっても良かったような、、、。まあでも、あまりに崖っぷちだと、どうしても選手の頑張り待ちになりますね。仕方なかったですね。
ロッテの方は逆に、よく動きましたよね。まず、マーティン2番のスタメンがびっくり。そして、初戦で勝てたのに2戦目はオーダー変えて。初戦に途中出場で打てたエチェバリアを翌日即スタメン。初戦に大乱調だった国吉やめて先発小島続投は裏目に出ちゃったけど、井口監督は流れ重視、調子優先で行く方針なのかな〜、って思いました。
それにしても、ロッテの助っ人3人衆の準備力と集中力はすごい!
しかも、ラブリーで人たらしなコメントで、ファンの気持ちも上げていく。筋金入りに強かなプロフェッショナルたち。スシもエチもマーも、惚れ直すわ、あんなん(はぁと)。
水曜からのファイナルステージ。対オリックスだと、荻野、レアード、岡がいつも大暴れっていうイメージ。エチェバリアは、エラーなどもあってちょっとお味噌。はてさて、流れ重視らしき井口監督は、1stの勢いそのままで行こうとするのか、ペナントの実績に重きを置くのか。オーダーに注目ですね。
迎え撃つオリックスは、投手力で優勢と見られています。でも、1stステージを見ると、楽天もロッテも投手陣みーんな球が甘くなって失点していましたから、やっぱり気持ちが一度リセットした所から本調子で投げるのは大変そう。好調なロッテ打線を静かにさせることができるかどうか、こちらも見もの。
ハラハラドキドキになりそうな、CSファイナルステージ。
チケット取っちゃった。楽しみです!