昨日、絶対的不利の状況一転、大盛り上がりの逆転勝利を収めたオリックス。せっかくいい勝ち方をしたのに、今日はイマイチな負け方で、ブースト失敗。得意のホームなのにもったいないけど、まあ、そう簡単にはいきません。惜しかった。
両日ともオリックスは相手に先行されましたが、そこからガタガタと大崩れしたりせず、追いつける程度に失点を押さえています。昨日はそれが逆転も呼びましたね。打たれた投手に傷口を広げまいと凌ぎ、中継ぎ投手も頑張っていますが、ここのところ、支えるキャッチャー、伏見寅威の我慢強さも光っています。
この伏見、実は打つ方でも地味に活躍しています。昨日は、ようやくチームが掴んだチャンスで打点を上げるヒットを放ち、伊藤大海攻略の口火を切りました。今日も、立野を攻めあぐねていた中、ノーアウトからヒットを打って出塁し、得点に結びつけています。９回も冷静に四球を選んでチャンスを招いています。
いや、これが西武の森とかなら騒ぎません、はい。しかし、トライは後半戦バッティング絶不調だったので、この大事なところに来て、急に目立っていったいどうした？という驚きがあるわけです。
何だか、守りでも打撃でも、ひっそりとラッキーボーイ的存在になっているのではないか？ そういえばあれもちょっとミラクルだったし……。
あれ、というのは顔面直撃未遂デッドボール事件であります。前カードの西武戦。西武先発渡邉勇太朗の速球が、バントで構えた伏見の顔を襲ったあれ。何度見ても、紙一重なんですよ。本当に顔の方に向かってきていて、うまくかわしたって言ったって、唇辺りに触れただけっていうのは、まさに奇跡的回避。あと１cm、いや、あと５mm近かったら、少なくとも唇切れたり腫れたりしてたと思う。近鉄時代のマニエルやダイエー時代の秋山幸二レベルの事故（思い出すだけで怖い💦）になってもおかしくないくらい、危なかった。
でも、避けちゃってますもんねー。キャッチャーだからギリギリまで見切れたのでしょうか？ アキレス腱断裂から復帰して「不死身の伏見」と公式動画でも呼ばれているだけのことはある。それにしても、「なんだか守られてるなあ」って、妙に感心しました。今度の不死身は、今あんたケガせんとき〜や、って何かが守ってる。
その件もあり、トライくん、ツキが回ってきてる選手に思える。タイプとしては、支える系の地味地味ラッキーボーイのようなので、昨日の紅林みたいな派手派手ラッキーボーイがもっと出てくると、陰陽両輪揃って勢いが出そう。
今日みたいな追いつきそうで追いつけない試合は、続くとやはり疲れますから、今のトライのようにツイてる人がいる内に、活気づく勝ち試合を重ねたいところです。ケンケン（若月）や雅さん（松井）との捕手同士の連携も良いチームなので、情報共有しながら頑張ってほしいです。
以前にアキレス腱断裂仲間として取り上げて、トライ大好き（畳に手足みたいなタイプ好き…伝わらんか😅）なスタとしては大変喜ばしいラッキーボーイ化現象。次は、久々のお立ち台で、派手派手ラッキーボーイも兼任するような活躍を楽しみにしています。
