フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

いなかっぺ大将 大海ちゃん 存在感爆上げ中 【日本ハム・伊藤大海】

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昨日のメキシコ戦、日本ハムの新人投手伊藤大海(ひろみ)が侍デビュー。中継ぎの2イニングをきっちり無失点。いい笑顔でしたね〜。睫毛の長い、くりくりキラキラした大きな目。思いきり広角が上がった大きな口。ミッキーマウスのような笑顔が本当に嬉しそうで、こちらまで楽しくなってきます。

シーズン中の投球からすれば、たぶん国際試合でも動じることなく投げるだろうな、と思ってましたが、多少高めに上ずっても球の勢い衰えず、ストライクゾーンに収めていて、予想以上でした。とにかく彼は、環境に変動があっても動揺しないで投げられますよね。代表に選ばれる直前の試合で、途中から雨がザーザー降ってきて、すごいコンディションになっても平然とした顔で押さえてたので、びっくりしました。

www.nikkansports.com

 

「こんな土砂降りなのに中止じゃないの?」という空気になる中、当たり前みたいに落ち着き払ってロジンの交換をお願いしたり、調子を乱すことがなかったし。ハートの図太さと技術の安定度が素晴らしい。あの投球が、最後に代表に選ばれる決め手になったんじゃないかとさえ思いました。

 

春先は、援護が無かったり後ろが打たれたりして、いくら好投しても勝ちがつかなくて。今年のハイレベルな新人王争いにも出遅れちゃった感がありました。ベンチで呆然とした顔が映ると気の毒だったものです。それがある日、彼が投げ終えた後などに笑顔を見せるようになったんですよね。それまで表情に影を落としていた深刻さが、フッと無くなった試合がありました。そこから順当に勝ちが付くようになりましたね。

 

伊藤は、今では稀少な、イメージとしての「田舎もん」の明るさをまとっているように感じます。北海道の漁師町育ちで、お爺ちゃんもお父さんも漁師さんで、本人も田舎育ちを公言しているくらい。

hochi.news

 

今時は、情報が行き渡って田舎育ちでもスマートに見える選手が多いですよね。でも伊藤は、どこか「芯のぶっとさ」を感じさせます。SNS発信したり今時の合理的で頭もシャープな子なのに、どっしりたくましくて明るい田舎の青年の好もしさが消えてない。野心満々だけど嫌味が無い。

 

今回の五輪で知名度を上げ、後半戦もこの気持ちの明るさと安定感で成績を維持していけば、オリックス・宮城、楽天・早川らとの新人王レースに名を連ね、さらにはまくってくる可能性も大いにある(援護しろ打線)。メキシコ戦の宗ちゃんねるライブでも、ムネリンやツヨポンが伊藤の経歴やYouTube発信に興味津々でしたよ。どんどん注目されてほしいです。

 

がんばれハムの大ちゃん、三つ未来の大物だ!

 

www.youtube.com