チェックする内容
今年のパの順位予想をした時に、自分の中での根拠として「内野の若手」を基準にしてみました。久々の通常開催ペナントレースを乗り切るために、若手の勢いがチームを活気づけるスパイスになるよね、って思っています。そこで、開幕早々の各チームは ”若手の起用”ってどんな感じになってるかな？というところが気になります。だから、この時点でちょっと調べてみることにしました。
せっかくなので、内野だけでなく１軍の”若手” をポジション別にチェックしてみることにしました。若手を何歳からとするかってのも難しいのですが、どうも25歳になるとプロにもう馴染んだなと思えるし、新人の場合でも既に人生経験を積んだ落ち着きを感じます。なので、U24で考えることにします。年齢は、ネット資料だと月で変わってしまうので、出版物の年齢を基準いします。そして、これも勝手な印象ですが、さらに３グループに分けました。
こうして、各グループのポジションごとに今年１軍出場した選手を数え、１軍の定着度と活躍度もチェック。定着度・活躍度はスタの印象点ですので悪しからずご了解ください。また、見落としや確認ミスの可能性もご容赦ください。
チェックの基準
＜年齢区切りグループ＞
・24、23歳
・22歳
・21〜19歳
・名前の前に印は新人( *○○）
＜ポジション分け＞
先発、中継ぎ、捕手、内野手、外野手
＜その他項目＞
起 用・・・１軍起用された人数。
定 着・・・基本的に１軍登録と思われる人数。太字表記。
活躍度・・・成績、対期待値、直接的貢献、前年比等。
★で３段階表記。(★★★はスペシャルなレベル)
では、まずはチームごとの活躍若手選手を見ていきましょう！
オリックスのU24
(満年齢 名前太字＝１軍定着 ★＝活躍度 *＝新人)
■24,23
先発 山 本★★★
山﨑颯
中継 本 田
*小木田★
捕手 *福 永
内野 *野 口★
外野 *渡 部
■22
内野 宜 保
■21〜19
先発 宮 城★★
内野 紅 林★★
太 田
外野 来 田
ロッテのU24
(満年齢 名前太字＝１軍定着 ★＝活躍度 *＝新人)
■24,23
中継 鈴木昭
佐藤奨
小 沼
捕手 佐 藤★
内野 安 田
小 川
*池 田
外野 和 田★
■22
外野 藤 原
※↓記事UP時に漏れ選手あり(22/11/14訂正)
外野追加 山 口
■21〜19
先発 朗 希★★★
捕手 *松 川★★★
楽天のU24
(満年齢 名前太字＝１軍定着 ★＝活躍度 *＝新人)
■24,23
先発 早 川★★★
中継 藤 平
髙 田
*西 垣
捕手 石 原
■22
捕手 *安 田★
■21〜19
中継 小 峯
外野 武 藤
ソフトバンクのU24
(満年齢 名前太字＝１軍定着 ★＝活躍度 *＝新人)
■24,23
中継 津 森★★
尾 形
田 浦
内野 三 森★★
リチャード
外野 *正 木
佐藤直
■22
内野 野村大
■21〜19
先発 田 上★
日本ハムのU24
(満年齢 名前太字＝１軍定着 ★＝活躍度 *＝新人)
■24,23
先発 立 野
中継 堀★★
*北 山★★
河 野
望 月
*長谷川威
捕手 郡
梅林
内野 清 宮★
■22
捕手 田 宮
内野 *水 野
野 村★★
※野村年齢群過小誤記載を221114訂正
外野 万 波★
■21〜19
中継 吉 田★★
根 本
内野 上 野
細 川
西武のU24
(満年齢 名前太字＝１軍定着 ★＝活躍度 *＝新人)
■24,23
先発 *隅 田★
中継 平 良★★★
水 上★★
大 曲
外野 鈴 木★
■22
先発 渡 邉
*佐 藤★
■21〜19
捕手 牧 野★
トータル数比較
オリックス 起用 定着 ★ ★★ ★★★
先発 3 3 - 1 1
中継 2 - 1 - -
捕手 1 - - - -
内野 4 2 1 1 -
外野 2 - - - -
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計 12 5 2 2 1
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ロッテ 起用 定着 ★ ★★ ★★★
先発 1 1 - - 1
中継 3 - - - -
捕手 2 2 1 - 1
内野 3 - - - -
外野 2 3 2 1 - -
※起用数221114訂正(外野山口分)
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計 11 12 5 2 - 2
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楽天 起用 定着 ★ ★★ ★★★
先発 1 1 - - 1
中継 4 - - - -
捕手 2 1 1 - -
内野 - - - - -
外野 1 - - - -
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計 8 2 1 - 1
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ソフトバンク 起用 定着 ★ ★★ ★★★
先発 1 - 1 - -
中継 3 1 - 1 -
捕手 - - - - -
内野 3 1 - 1 -
外野 2 - - - -
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計 9 2 1 2 -
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日本ハム 起用 定着 ★ ★★ ★★★
先発 1 1 - - -
中継 7 4 - 3 -
捕手 3 - - - -
内野 4 2 - 1 -
外野 1 1 1 - -
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計 16 8 1 4 -
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西武 起用 定着 ★ ★★ ★★★
先発 3 3 2 - -
中継 3 2 - 1 1
捕手 1 1 1 - -
内野 - - - - -
外野 1 1 1 - -
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計 8 7 4 1 1
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各チーム特徴
■オリックス
昨年のイメージは大胆な若手起用だったが、U24はさすがにさほど多くない。少数精鋭というか、起用されている選手の１軍定着度と活躍度が高い。起用人数は２桁いるが、投手と今年の新人の比率が高い。今年の３、４月に新人選手が即戦力扱いで積極起用されている感じ。内野の若手起用度はかなり高い。外野若手の
■ロッテ
U24若手の起用度はかなり高い。その割に１軍定着度と活躍度が低い。今年の定着度と活躍度はバッテリーで稼いでいる感じ。特に野手には一昨年からずっと若手に場を与えているのに成果が上がっておらず、今年の現状もその状態が続いている。意欲はあるので、星がつく若手が1人か2人出てくるだけで、ガラリと活気づきそう。
■楽天
U24の起用は極端に少ない。内野手は皆無。現時点で首位に立っているのも、不安定な若手が少なく、チーム全体が大人で開幕直後でも実力をきちんと発揮できる状態にあるからかと推測。「若手」の認識につき、監督としては「育っている」という感覚があるようなので、チームの認識として25〜27歳くらいを若手と見なしてプランニングしているような感じ。ただ、もう少し下の年代の活躍の場があっても良さそう。
【コラム💻】
— 日刊スポーツ楽天犬鷲番@ゆもと (@nikkan_eagles) 2022年4月25日
若手の育成にも力を入れる #石井一久 GM兼監督。
今年の成績はもちろん大事ですが、GM兼任だからこそ、将来を見据えた采配だと感じています#RakutenEagles
【楽天】優勝へ進みながらの育成「突き上げできつつある」石井GM兼監督が築く常勝軍団への礎 https://t.co/Z3mLsmRnQa
■ソフトバンク
楽天の次にU24起用は少ない。新戦力も安定年齢の選手が多い。控えの選手まで実力者なため、U24が仕事の対応力で同等に追いつくのがかなり厳しい。若手選手の意欲や集中力を継続させるのと、実力者の努力や成果を天秤に掛けるのに苦労している感じ。フィルパリ着眼点の内野には比較的若手起用があり、意識的に取り組まれている感じ。
■日本ハム
チーム事情もあって、起用度は突出。特に中継ぎ投手の充実度が高い。若手起用度の極端な高さは、逆に経験値の高い選手の不足の表れでもあるので、その課題を解決していく必要がある。この世代の選手たちに何かあった時、より勢いのある若手はほぼいなくなるわけなので、調子の良い選手は次々に起用して、経験値を平均的に上げていくというのが今の状況かと思われる。
■西武
楽天と同様、「若手」扱いの選手の年齢が実は意外に高い。U24の、特に野手は非常に少ない。現状でレギュラーを狙う選手を突き上げる層が不足な模様。勢いに乗ると強いが、離脱者が出る度にガクンとチームが停滞するのは代わりを担える層が経験が薄すぎるせいかも？ フィルパリ着眼点の内野においては、実力者が圧倒的になってしまっているのでお試し機会も回っていない状況。
いかがでしょう？ U24の若手となると、チームによってやっぱりずいぶん起用具合が異なりますね。それぞれの特徴がこれからの長いペナントレースに影響があるのやら、無いのやら。まだ今の段階では全然わからないけれど、また後々変化を見てみたいと思っています。
