5月18日、沖縄で野球を初観戦。那覇の沖縄セルラースタジアムで開催された西武vsソフトバンク戦。沖縄試合チケは球団サイトから買えずちょっとめんどい。去年は突然人数制限が入って買い損なったのですが、今年は大丈夫でした。４年ほど前に移住した観戦仲間女子に、行くよ行くよと言いながら、コロナ禍で延期の連続。やーっと果たした約束です。
沖縄旅は2度目。2008年には名護の日本ハムのスプリングキャンプ見学をして、プロ野球のキャンプの面白さに魅了されました。
その旅で「２月は一番天気が悪い時期よ」と地元の方に言われたけれど、今回もなんと、沖縄は既に梅雨入り。行きの飛行機では雲ばかり見て、空港での着陸も30分遅れ。けれども地上に降り立つと雨は止み、滞在の２日間は晴れ間にも恵まれた。数年越しの約束を果たしたご褒美かな。
初回の旅ではほとんど海を見なかったので、海が見たいと友人ご夫婦におねだりをして、野球の前には磯遊び。３人とも生き物が大好きなので、南の海の美しい生き物を見つけては、小学生のようにわちゃわちゃしました。野球以外の楽しみについてはまた後日。
素足にくっきりゴム草履の日焼けあとをつけ、まだ昼下がりのように明るい中を野球場に向かいます。車で送ってもらったけれど、モノレール(ゆいレール)の駅からも近い、那覇の大きな公園の中にある「沖縄セルラースタジアム」。友人の家は裏手に近く、初日の試合ではずいぶんと指笛の音がこだましてたのだとか(そのせいでこの日は指笛禁止注意厳重)。
敷地内は塀やら柵やらが少なくて、やっぱりどこか伸び伸びしている。たくさんのお客さんが詰めかけて、そのにぎわいにはお祭りのハレ感が満ちます。売店も長蛇の列。試合前の買い物は諦めました💦。
観戦のお伴のオリオンビールを片手に着席すると、青空と芝の緑と黒土のコントラストが目に沁みます。梅雨の隙間を縫って、５月の風が通ってきます。気持ちい〜。こじんまりとしながらも、きちんとスタジアム感が溢れてる。良い球場だ。
沖縄の空を見ながら山川の登場曲を聞きつつオリオンビール。最高よ、うん。オリオン、美味しいですね〜。バドっぽい飲みやすさだけど、ちゃんとコクがある。チューハイ並みに、くいくい飲める。山川のオリオンCMも良かったんだなあ。
そんな山川は地元で絶大な人気者。他の両チームの沖縄出身選手たちももちろん大人気だけれど、山川はちょっと別格な雰囲気でした。帰りに寄った売店では山川グッズは全て完売。本人もそりゃもう大サービスでね。試合前の練習でも、ひとり最後の最後までグラウンドの中にいたりして。年に一度の機会に少しでもファンに見てもらおうという気持ちが、スタンドまでヒシヒシと伝わってきたな。
試合開始は夕方６時半でしたが、７時過ぎまで十分明るい沖縄。それでも少しずつ空は暮れなずんでいきます。段々色を濃くしていく背景のブルーと、照明のキラキラが少しずつ増えていく様が美しい。屋外球場の醍醐味ですね。
試合の方は、勝負どころでタイムリーの出たソフトバンクの勝利。沖縄凱旋組の又吉がお立ち台。イマミー(今宮)、グラシアル、ギータ(柳田)といった主軸が活躍し、沖縄組もしっかり仕事した良い勝利でした。特に、このぐらいのサイズの球場だとギータの体格の良さが際立つなあ、とスタは見惚れました。
スマホの粗い写真ですが選手も少しご紹介。
※マッチ(H:松田) いつでも元気感
※ギータ(H:柳田) スタイルのサイボーグ感
※親方(H:デスパイネ) 空振りの豪快感
西武の先発は新人・隅田。人生初の沖縄で「海外みたい」と初々しい感想を漏らしていましたが、慣れぬマウンドに苦労した感じ。投球練習時の１、２球目を見て「う〜ん、球浮いちゃってるねえ、、、」と話していたのですが、初回から連打で失点。でも、その後だましだましの投球ながらも大崩れしないあたりは立派なもの。
※頑張った隅田(L)の投球練習
そして、こちらも話題の新人ショート、タッキー(滝澤)がまた良かった。かわいい❤️。バット引きのお嬢さんとサイズがあまり変わらない。でも、とにかくキビキビして集中してる。ケガせず頑張ってほしいです。
※タッキー(L：滝澤)のサイズに合わせる球審さん
西武のメインディッシュ、アグー(山川）は、ちょっぴり不完全燃焼。最大のチャンスだった１死１、３塁でのゲッツー痛かった。うつかと期待して動画を撮ってしまった😅。その直前の三塁線ファウルが惜しかったんですよ。でも、次のチャンスでの敬遠ブーイング(指笛も飛んじゃった)やら最終打席での又吉から帳尻ヒットやら、なんだかんだで主役でしたねえ。サービス精神に満ちてました。
初の沖縄球場を満喫して帰る頃には、もうすっかり漆黒夜空。振り返ると、スタジアム名が輝いている。パームツリーの影が南国らしい風情を醸します。お土産は前日好投した西武・與座のタオル、そして両チームのキーチェーン。楽しかった。また行きたいな。
