フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【秋山翔吾移籍】西武沿線で生まれ育ったパファンとして妙に納得したワケ【広島のグッジョブ感】

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去就が注目されていた秋山翔吾の広島カープ入りが決定しました。夜中の発表だったけど、今日月曜日は夜に試合があるので、そちらに影響が少ないようにという配慮かな。パ応援のフィルパリとしても残念でしたけど、もうこれは彼が熟慮の上での決定ですから。

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後出しに聞こえると思いますが、3球団と面会すると聞いた時、カープありそうって気はしていました。。西武に戻って以前のキャラでやってくれたら見てる方は楽しい、というフィルパリ的願望はあったのですけれど。


西武に戻った時の自分の立ち位置やキャラクターや雰囲気まで、冷静に客観的に踏まえて考えたんですよね、秋山。本人が言っていますけど、広島が手を挙げたと言うのは、迷う中で本当に大きかったと思います。移籍先の選択で迷う中での負の要素をほとんど補ってくれるチームでしたもの。

西武は良い野手が次々育つことに定評がありますが、それって、上でバリバリの選手が移籍してポジションが空き、チャンスが生まれるからこそなんですよね。FAできるほどに活躍した選手も元々は、上にいてフタになっていた選手が移籍することでチャンスを得られたケースがほとんど。チャンスが来た!とやる気が湧いた自分の若い頃を思い出すと、同じ気持ちであろう若手がいるところにおめおめとフタとなって戻るのは心苦しいでしょう。

あと、スタは練馬で生まれて以来の西武沿線育ち。ベルドに近い久米川駅も長かった。ずーっと西武線利用してるので分かるのですが、西武って会社、ほんのちょっとずつケチケチするところがある😅。今はだいぶマシなんですが、昔はもう明らかにちょっとずつしみったれな節約感があったものです。例えば、電車のシートが他の電車よりちょっと奥行きが浅い。これは車両幅が狭かったらしいからのようなのですが、座ると感じるわけ。ゆったり感が無いのを。あとね、電車のダイヤも走らせ方がセコい。ギリギリ、ギチギチまで乗客が詰め込めるような間隔になってる。昔々のラッシュアワーとか本当にドアが閉まらないくらいの混雑で、もう少し余裕のある間隔で走らせてくれよって思ったものです。その後は線路の整備などもあってだいぶ改善したのですが、西武球場前までの乗り継ぎとか、今でも昔の「客詰め込むぞ!感」を感じる時がある。ああ、なんか懐かしいな、、、とノスタルジーに耽ってたりする所沢⇄西武球場前😅。

まあ、そんな体質が野球の方にも出てしまうからか、なかなか選手を引き留めたり呼び戻したりが苦手な球団です。そこがファンの悲哀を招いちゃう。今回の秋山も、あんなに早くから声をかけていたのに、条件は他の2チームよりやや低でした(他は3年契約に対して西武は2年契約提示とか)。この「やや」ってところが西武っぽいんですね。ちょっとだけケチる感が。近年の西武、渡邉GMになってだいぶ待遇アップしてきてるんですけど。でも、お金以外の面で癖が出ちゃいましたねえ。

はぁ〜と西武ファンの溜め息が聞こえてくる。それでも、競争相手がソフトバンクだけだったらめちゃくちゃ複雑になる中、広島という意外な3番手が登場してくれて、ずいぶん展開が素直になったように思えます。まず、西武に対してもソフトバンクに対しても、若手のポジションに割り込むことが無くなったので、秋山も引け目が少ないですよね。広島も同じかと言えば、西武やソフトバンクより選手育成には現状で苦労していますのでだいぶ違うのですよね。秋山が広島を選ぶ利点を考えてみましょう。

・リーグが違うので秋山自身のチャレンジ感が保てる。
・リーグが違うので秋山自身の過去の位置に戻ってしまった感が薄れる。
・リーグが違うので秋山自身が西武ファンに対峙するのに猶予ができる。
・赤いユニフォームで秋山自身がレッズ移籍時の新鮮な気分を思い出せる?。
・やりくりが大変なチームなので西武ファンも相手の奮発した感に納得する。
・戦力アップも苦労しているチームなので西武ファンも獲得方針に納得する。
・ジャパンで秋山をいじりまくってた菊池がいて秋山がキャラ発揮しやすい。

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まあ、西武ファンは残念とは思いますが、同リーグへの移籍でも無いから秋山への思いも浄化しやすいのではないでしょうか。贔屓のチームは今、若手選手たち頑張ってるし、チームに勢いも出てきている。むしろスッキリ今後へ気持ちが切り替えられそう。そういう意味では、意を決して秋山獲得に動いた広島がグッジョブだったんじゃないかな。

 

秋山、この2年ちょっといっぱい傷ついたと思うけど、心機一転頑張っておくれ!。蒸し暑い朝から真面目に記事を書こうと思わせてくれてありがとう(あぢぃ〜)。