プロ野球、各球団でのコロナ感染者が爆増してます。１匹いたら、、、のあの虫のように、1人陽性者が表出したらすぐに数人発生の続報が入り、数日で二桁になっている有様。クラスター状態で、試合に出場できる選手も賄えないチームまで出てきています。試合の開催・中止もチームによって違いがあって、不公平感を抱くファンもいるようです。確かに状況が不利になっているチームはあって、不運に追い討ちをかけられている気持ちになってしまうのも理解できます。
でも、ここまでを見ていると、この災厄の禍福は本当に糾える縄の如し。今、中止になったチームは大事な場面で過密日程になるやも知れず、少しでも試合を消化できた方が良いかも知れない。選手の入れ替えで、思わぬ選手が頭角を表したりする福もある。パ・リーグで、開幕時真っ先にコロナ禍に襲われたオリックスは、四苦八苦して選手をやりくりする中で、野口や頓宮が少しずつ経験を積み、中川、紅林などが不調を乗り越え、今になって調子を上げたりしています。先日の楽天も、コロナ抹消の西川の代わりに出場した辰己が活躍しましたものね。
ここに来てコロナやケガが大量発生しているのは、久しぶりの通常開催に戻り、選手の疲れがピークに達していることも影響しているでしょう。もしかしたら、今のうちに休めた方が後半に備えられる可能性もあります。
本当に、選手が大量離脱になったチームは辛い。代わりの選手の力不足が見えたりすれば嘆きたくなります。でも、先のことはわからないし、どう転ぶかはきっと当事者たちの努力や必死さを見て神様が決める。今は対策を強化して被害を極力抑制し、首脳陣は選手たちはさらなるケガなどを呼ばないように細心の注意を払って、その中でできる限りのことをしてもらうしかないのです。
今年のプロ野球は、困難があってもやり通すと決めました。戦時中さえ続けてきたプロ野球の、それが心意気なのです。選手たちもきっと、疲れて怖い中にも、やってのけてみせる、という気概を持って臨んでいると思うんですよね。オールスターも、見てる方は止めた方がいいだろって意見も出て然りなんですが、選ばれた中にはやっぱり、誇らしくて嬉しくて絶対出たい！って思う選手も多いと思う。
なんとかして、このほぼ毎日ある楽しみをファンに提供し続けようとしてくれるプロ野球に感謝して、見守って、応援したいと思います。
負けんな！プロ野球！
