フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグとファイターズをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【球春到来】ワクワクパ・リーグキャンプインチェック!①宮崎組【オリックス・ソフトバンク・】

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 やーーーーーーっとキャンプが始まりました!。SNSの野球ファンにも、あけおめコメントする人が多数。確かにプロ野球にとってはキャンプインがお正月です。ここからまたワクワクできる毎日が始まるなー。

 どこのキャンプ地も晴天で高揚感マシマシ。今はオンタイムでどんどん情報が流れてくる時代。追いきれなくて大変だけど、それがまた楽しい。見られた中で、これはフィルパリ視点で初日のハイライト!、と思う所を各チーム挙げます。

 

 

オリックス 

 

観客数No.1

 前日に宮崎市内でパレードし、暫くぶりに去年の日本一のムードに浸ったオリックス。その高揚感を思い出してキャンプに入れたのは良かったですねえ。昨日が終わってみたら、現地訪問の観客数がダントツのナンバーワン。これはびっくりした人も多いはず。

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 去年宮崎に行って清武(オリキャンプ地)と生目の森(ソフトバンクキャンプ地)の両方に行ったのですが、その観客数や駐車場の賑わいに、やっぱり九州はソフトバンクの地元だなあと感じました。

 それを昨日は、WBC戦士や松坂大輔の訪問等の話題があったとはいえ、追い抜いたのです。この人数の増加は選手たちが頑張った成果。最下位からの巻き返し日本一が人の心を打った証明だなーと思い、弱かった頃も思い出して感無量😭。

 

山本由伸

 選手で注目はやっぱり山本由伸でしたねえ。WBCに向け早く仕上げて、すでに覇気が満ちている。なんか、画面に映ると引き込まれますものね。これがオーラってやつか、と唸らされる感じ。 

 ジャベリックスローしてるだけで見入ってしまう。あんな形の道具を、ボールと同じようにまっすぐ同じ所に投げ続けるんですよ。それも槍投げのように勢いをつけるわけではなく、ほんの2歩ほど歩いただけでシュッて放り出すだけ。腕だけで投げてたらとても無理。体の使い方がよっぽどしっかりしてないとできないですよね。

 そしてブルペンでの姿。ひたすら踏み込みを確認していましたね。裏向きの構えから動き出したりもしてました。なんとなくですが、どんな形でもバランスが保てているかを緻密に確認しているように見えました。足を上げないクイック投法も話題になりましたけど、去年の日シリで脇腹を痛めたので、そういうことへのリスク回避などもあったりするのかな、なんて思いました。

 

森 友哉

 もう1人の注目選手はFAで西武から移籍してきた森友哉ですね。ヤンチャ系のくせに気は優しくて人見知り。先輩の包容力で甘えさせてくれた西武時代の岡田や山川のような、家族レベルで懐ける相手を見つけるまで、なかなか本来の姿を見られないかも。

 初めてのブルペンの様子も興味深かったですよね。公式動画では、ケンケン(若月)を挟んで移籍してきた友哉と石川亮(前F)、という同い年トリオの興味深い並びが見られました。友哉が後ろの方から意を決したように自分の位置に座ると、なんだか3人の間に微妙な緊張感が漂い始める。

 西武での去年のキャンプでは、リーダー意識に目覚め結構ガンガン後輩たちを煽りながら練習していた友哉が、借りてきた猫を通り越して親鳥がいなくなったヒナのように心細げな様子。隣のケンケンは、高校時代の代表チームで同室の仲。友哉の方を見ない振りしてるけど、横顔で気配を感じながら気を遣ってる感じだし、その手前の石川亮も初参加だからひとつ置いた友哉の方の動きに、何かにつけて視線を送っている。

 雅さん(松井)や寅威、ブルペン捕手の瓜野さんといった兄貴組が去ったオリックスで、急に若手同い年トリオになって、関係性がフラット過ぎちゃうでしょうね。元々はぐいぐい行くタイプの亮が、そのうち我慢できずに自分から寄って行きそうだけど。この1ヶ月の間に友哉の表情がほぐれるのかどうか、そこはしっかりウォッチしたい。

 ということで、オリのキャンプは去年よりだいぶ華やか。キャンプのメニューも、満遍なく全員が追い込むキツさというより、個々が課題に取り組むようなスタイルは変わらないようです。発信の多いチームなので、キャンプ情報も豊富。楽しみです。

 

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ソフトバンク

 

賑わいと3ケージ打撃練習

 去年は自主トレからコロナ感染が相次ぎ、出鼻を挫かれたソフトバンク。今年はめでたく勢揃いでスタートできました。巨大戦力のチームですから、もうそれだけで壮観です。去年、初めて覗いた生目の森のキャンプ地は、まだ制限があった中ですら、まず入り口から商店街のように様々な店のテントが並び、規模の大きさが伺えました。今年はまた一段と賑わったでしょう。

 中継動画を見ていても、練習で並ぶ選手たちの顔ぶれに層の厚さが伺える。まずは、ブルペンの投手陣たちの投げっぷりに迫力がありましたね。扉が閉まっていてインドア状態らしいので、音が共鳴してバシン!、ズドン!と腹に響いてくるようでした。競争の激しいチーム。みんな相当仕上げて来ているなあ、って感じる音でした。後ろで、帽子を目深にかぶって眼光鋭い斉藤和巳コーチも凄みがある。

 そして、打撃練習もゴージャスな景色で楽しませてくれます。大所帯で効率化が完成しているチームですが、この打撃練習はひときわ特異。通常ホームベース辺りに2ケージのフリー打撃が、ここは3ケージ並べます。通常の打席と見える様子が違い過ぎてやりにくくないのかな、なんて思ったりもしますが、選手たちはむしろ集中してるように見えるぐらいです。

 その他の打撃練習も周りで並行して行ってるので、ちょっとばかり網だらけ。でも、主力選手が3人並んでブンブンとバットを振る様子を眺めるだけでも、なんだかイベント感が半端ない。見学に行った甲斐がありますよね。ソフトバンクは試合前のシートノックもリズミカルにスピーディーに行って、観客から拍手がもらえるくらい盛り上げますし、練習を「見せる」という意識がやっぱり高いように感じます。

 

近藤健介

 ソフトバンクも常に注目されるであろうFA移籍選手がいます。日本ハムから移った近藤健介です。穏やかでどちらかと言えばおとなしく、ストイックに技術追求したいタイプですから、若くて未熟な選手を牽引する役割を担わざるを得ない日本ハムよりは、自立して上昇志向の発揮の仕方を熟知した選手が多いソフトバンクの方が集中できそう。

 練習の動画を見ると、もう既に居残り特打などもして意欲の強さを示しています。軽い打撃練習でさえ、素人目にも伝わってくる、隙のないフォームと正確なミートのバッティング技術の高さ。王会長や藤本監督も今更ながら惚れぼれした模様。周りとの差が開き過ぎた日本ハムでは若干宝の持ち腐れ感があったのですが、ソフトバンク打線の中なら強力な連結器になることは、疑いの余地がありません。

 心配があるとすればケガでしょうかね。若い頃はガラスの天才だったコンちゃんです。特に持病の腰痛は克服に時間がかかったし、最近でも試合中のアクシデントで離脱することが恒例のようにありました。練習の多さやキツさで鳴らすソフトバンクですから、うっかりすると無理が出ます。移籍初年の選手がセーブしながらというのは難しいでしょうが、うまくコントロールしてほしいですね。 

 

栗原陵矢

 昨年春の大ケガから復帰して、めっちゃ張り切っているのが栗原陵矢。一昨年のオフぐらいから、ブイブイ自己主張が強くなっていたクリ。その矢先に不運な長期離脱となったけど、ちょっと先の見通しが立ったら、もう旺盛な目立とう精神を発揮しています。

 まずは小手調べに、自称で始まった副キャプテンをとうとう公認化。ユニフォームの胸にキャプテンのギータと色違いの銀色の副キャプテンマーク。さらにはなんと、ギータと並んだグッズまで売り出させることに成功しました。動画ではめっちゃ自画自賛。むしろ主役なはずのギータが知らん顔なのも面白い。ギータ、副キャプテン決まった時もめんどくさそうだったっけ😅。

 そんなゴリ押し目立とう精神も、クリがやるとなんだか暑苦しさが薄れて憎めない。イケメンは得だ、ってだけじゃないんですよね、彼の場合は性格もどこかユーモラスで明るいし、話が滑ったり周りに呆れられてもめげないたくましさがあって、妙に愛嬌があるんですよ。

 やっぱり内心はケガや前と同じにプレーできるかどうかの不安があるだろうし、ブランクへの焦りもあると思うんです。それでも持ち前の明るさとユーモアで、みんなに自分を印象付けようとする一生懸命さが、キャンプインの初日にすごく印象に残りました。気をつけて頑張ってほしいです。

 他チームよりはるかに多人数で繰り広げられるソフトバンクのキャンプ。相変わらず、強者の迫力満点です。上層部から並々ならぬ圧力がかかった今年は、いつも以上に練習も大変そう。補強組と若手の選択なども大変そう。今後の様子、めちゃ気になる。すごく興味深いです。

 

 

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