フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【パCS】ファイナルステージ展望【オリックスvsロッテ】

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 いやあ、劇的だったなー、1stステージ。余韻冷める間もなく今日からファイナルステージ。ワクワクでございます。しかも、しかもですよ。あの大阪で、今日は阪神戦に対抗するオリックス戦民放テレビ中継があるんだとか。なんと画期的。

 思えば、まだオリックスが最下位だった2020年。どうしてもオリが魅力的で、由伸を現地で見たいと初めての京セラ観戦旅を決行した時のこと。御堂筋のお店で買い物をして、東京から野球を見に来たと行ったらノリノリで話しかけてきた店員さんが、オリックスと言ったとたんに「……オリックス?、なんでまた……」と微苦笑したのが忘れられない。強くなってからも行く度に、ニュースや新聞での阪神との扱いの違いもわかり、オリの日陰の花っぷりを思い知ったわけであります。

 そうなのだ。大阪人が「野球好きです!」と言っても油断してパ・リーグの話なんぞうっかりしてはならないのだ。大阪人がいう「野球の話」とは「阪神タイガースの話」なのである。

 それが、今年行った時にはもう全然様子が変わってきていたんですよ。どこのお店で「オリックス」と言っても、店員さんは「ああ、オリックスですか」とニコニコしてくれる。女子店員さんなら「イケメン多いですよね」と反応がある。3年連続優勝して、やーっと普通の大阪人の皆さんの視界にオリックスが入ったらしいのであります。

 それを受けてのテレビ民放中継ですよ。解説はノウミサン(能見篤史)、ゲストはマチャタカ(吉田正尚)という素晴らしい布陣。全国ネット配信してほしい(テレビが無い)。
とにかく、視聴率では阪神に負けても仕方ないけど、試合内容は勝ってください。パ・リーグらしい熱いCSを繰り広げてください。

 そうなるには、まずはロッテの頑張りが必要ですね。誰がどう見ても、今年圧倒的投手力を誇り、アドバンテージ1勝もプラスされるオリックスが有利。でも、一昨日の劇的勝利でロッテに肩入れしたくなったファンも少なくないはず。「これ、またまた下剋上やるんじゃね?」と初戦で思わせるぐらいの勢いを出さないといけません。

 とはいえ、今年はオリ戦に散々だったロッテです。特に京セラではなんと3勝9敗1分という分の悪さ。その不利を突破するには、もう、石に齧り付いてでも、どんな手を使ってでも、立ちはだかる初戦の山本由伸を打ち崩すしかありません。

 ということで、打撃陣の相性を見れば、お!希望の光がいるじゃあありませんか。茶谷が打率5割でございます。辛いデータは、荻野、(中村)奨吾、藤岡、角中、田村、(佐藤)トシくんといったスタメンクラスの選手がやられっぱなしなところ。この辺りの連中が発奮してくれなければお話になりません。1stステージで活躍したメンバーもいるので、ぜひ何か活路を見出して欲しいものです。

 もし、由伸に勝てれば、投手の台所が苦しいとはいえ、考えられないような勢いが付く可能性はありますね。朗希の使い方もポイントになるでしょうか。

baseballdata.jp

 

 オリックスの方は、ロッテが出てくるのは、クライマックスシリーズの色々の組み合わせの中で一番ほくそ笑むパターンだったような気がします。元々今年一年相性が良かったし、相手が投手のやりくりに苦しんで、CSを勝ち抜けばさらに消耗している事がわかっています。計算が立てやすいはず。

 自軍の投手も、山下が離脱したり、中継ぎ陣が傷んだりという苦しさはあるものの、他の投手でもロッテ打撃陣なら酷く打たれる恐れは少ないと考えているのでは無いでしょうか。

 心配なのは、やはり優勝が決まってからの消化試合の期間が長かった点でしょう。でも、オリックスって元々どこか緩い雰囲気ですからね。ずーっとピリピリ緊張しているというチームではないので、気分の上げ下げの落差は少ない気がします。誰がシリーズ男的なツキを見せるか?、という所がポイントでしょうか。

 さあ、いよいよ始まります。せっかく 1stステージで盛り上がりましたから、ぜひいい試合をして、パ・リーグCSここにあり!という所を見せてもらいましょう。

 オリックスもロッテもがんば!