年があけました。フィルパリブログを読んでくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。
年頭のブログお書初めは、おめでとうと賑わしく書き出そうと思っていたのに、元日に、能登半島を中心にまた大きな地震が発生してしまいました。石川県、新潟県などの被害が大変なことは既に伝わってきています。まだ全貌は明らかになっていませんが、甚大災害であることは間違いありません。
余震などの心配もありますし、寒さの厳しい地域なのにライフラインが断たれているのですから、本当に今後が心配です。救援支援の手が、なるべく早く、多く、被災者の元に届いてほしいと願います。
プロ野球の選手たちにも被災者が出ています。近辺出身で、ちょうど里帰りしていた選手たちが何人もいた模様で、自ら、あるいは仲間の選手経由で、状況を発信してくれたりしました。その後の様子が伝わらぬ選手も、故郷の惨状に胸を痛めつつ自主トレのために戻った選手も、いずれにしろ本当に辛いことだと思います。
プロ野球界では、続々と支援関連の発表も伝わります。寄付の公表や、選手会からの活動の報告もありました。
連携するCivicForceの緊急チームが #令和6年能登地方地震 の支援のため、現地に入っています。選手会ファンドでは、活動を応援しています。一人でも多くの方に支援が届きますように。https://t.co/RTKGAnhu1k
— プロ野球選手会 選手会ファンド事務局 公式 (@JPBPA_Fund) 2024年1月2日
数年置きに発生している大きな地震や自然災害のたび、プロ野球もできる限りの対応をしてきました。募金や物資提供などの物理的支援、被災地訪問を始めとする精神的支援。でも、何よりの支援は実際に野球をやって見せること。そういう矜持が選手たちの心の内にはあるはずです。
まだ苦労に見舞われている人が大勢いる中で、いわば娯楽である野球をすることに、選手たちも必ず葛藤を抱えます。でも、辛い状況にある中で、いっとき野球を見ることで心が救われる人々がどれほど多いか。過去に何度も経験してきているのです。
いつも思い出されるのは、東日本大震災直後のチャリティーゲームで、被災の当事者でもあった楽天選手団のキャプテン、嶋選手のスピーチです。その中の「見せましょう、野球の底力を」というひと言は、その後打ちのめされるような大きな苦難にぶつかる度に、プロ野球の試合を開催する意義を思い出させる、象徴的な言葉になりました。
今回の被災地はまだとても野球どころではない緊迫した状態です。でも、選手の自主トレ開始などのニュースに心の不安を紛らわせている人もいるかもしれない。約90年も人々を楽しませ続けてきたプロ野球です。その始動は春が来ることへの希望です。
選手たちは今年もきっと、毎日精一杯のプレーを見せてくれるでしょう。今日のしんどさが、試合を見る数時間だけでも楽しさに変わるように。次の試合への期待が、明日を待つ希望になるように。
また、野球の底力を見せる日々が始まります。
みんな、がんば!
フィルパリも、なんとかそんな野球の片棒を担ぎたい。片棒の端っこにほんの小指の先だけかすってる、ぐらいのお手伝いだけど。今年も、大好きなパ・リーグや選手たちの魅力を語っていこうと思います。
去年はコロナに罹っちゃったりもしたけれど、基本元気に野球を満喫できました。観戦旅も、松山自主トレ、沖縄キャンプ、宮崎キャンプ、WBC練習試合、静岡草薙球場、北海道エスコン、沖縄セルラー、京セラドームと、各地を堪能。また、思わぬオファーをいただいてラジオに出していただいたり、カメラ女子さんと仲良くなれて刺激され、自分でもカメラをいじってみるようにもなりました。
親の面倒見を終えた後に思い立った「悔いのないよう野球三昧する」というちっぽけな野望をせっせと果たしています。ちょっと遊び過ぎかなあ?、なんて不安も湧いてこなくはないんですが……。今年の初詣、2つの神社でおみくじが大吉でした。まだもうしばらく、野球を楽しもうと思います。
ブログも一生懸命書いてはいるのですが、なかなか文章力が上がらず、去年後半は書くエネルギーもちょっぴり枯渇気味になり、寄る年波をひしひし感じる日々。でも、挫けずにコツコツ続けてまいります。
プロ野球好きの皆様。
パ・リーグファンの皆様。
一緒に毎日近くで頑張ってくれる選手たちを応援しましょ。
本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。