フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【思い出】19年ぶりに見た最後のイチロー (動画あり)【2019年の東京ドーム】

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野球嫌いの父に野球の楽しさを感じさせてくれたイチロー。
再び目の前でプレーする姿を見たのは3年前。
東京ドームでマリナーズが試合するというので頑張ってチケ買って。

 

ちょうど父が入院からの施設病院転院となってバタバタしていたので最初は行くつもりではありませんでした。
でも間近になってやはり試合が見に行きたくなっちゃって。
海外のサイトからチケゲット。

 

見たのは対読売戦のプレシーズンマッチと、対アスレチックスの開幕戦1回戦。
最後の最後になる2回戦と迷ったけれど、ぼっち観戦の少しあっさりとした最後はそれはそれで心に残る。

 

観戦仲間女子のカヨさんにいただいたマリナーズTシャツを着て出かけました。
彼女は骨の髄からのイチローファンで、毎年シアトルまで観戦に行っていた人。
そして当時は数少ないパ・リーグ大好き仲間でした。


介護が始まってから何年も会っていなかったけれど、彼女も絶対観戦に来てるに違いない。
そう思ってアスレチックス戦の時、球場でラインを送ってみましたらね。
やっぱり来ていて会えました。
カヨさん次の日も来たんだよな、号泣だったろな。


プレシーズンマッチでは結構、グラウンドが見えてイチローも見えたんです。
変わってなかったですね。
そりゃあ若い頃のしなやかさとは違うけれども。
ユニの着こなしやスリムさ、スッと背中を立てた感じに打席の構え、それが少し緩む感じになる守備の構え。

 

アスレチックス戦はかなりアメリカな雰囲気でした。
周り全員、アメリカ人のでっかい方々だった。
にぎやか。
あれこれこぼしてる、食い散らかしてる😅。

 

そういえばカヨさん言ってたっけ。
アメリカの球場で見るの、結構大変です。

 

はい、打席のイチロー全然見えなかったです。
だって立ち上がるんですよ、前の席が全員、打席の間中。
打席に入った時のスタンディングオベーションじゃないんです。
ずーーーーっと立ってる。

 

目の前がね、お尻、お尻、お尻。
お尻の壁。
隙間が無い。

 

いいやもう。
雰囲気だけ味わって楽しむよ。
英語の場内アナウンス。
拍手と歓声と口笛。

 

この試合のイチローは2打席で交代しました。
涙が溢れてくるようなウェットな気分にはならなかった。
けれども、アメリカの雰囲気をちょっぴり味わったことで、彼が過ごした歳月に思いが至りました。
遠い異国で、我慢して努力して奮闘して、この拍手や歓声を手に入れたんだな。

 

日本での最後の年の試合を見てから19年。
あっという間に感じていたけど、やっぱり長い時間だったんだな。
イチロー本当に頑張ったなあ。

 

あと、まあ彼の足元にも及ばないけど、自分も色々あった。
で、そこそこ頑張ってきたよな。


19年を飛び越しての観戦。
その感慨は、ビーフジャーキーみたい。
カラリと乾いていてちょっとしょっぱ辛くて、でも噛み締めるほど味がある。
年月が空いていたからこその味わいだったかもしれませんね。

 

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