フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグとファイターズをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【昨日の振返り】おしん野球実ったオリックス、日本ハム・龍世の元気、西武・源ちゃんのフォークファール、【負けた方の話題も】

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昨日のプロ野球、凄い試合多かったですね。パの3試合も熱かったです。見どころ記事を上げていたので、振返りもしておきます。

 

オリックスvsロッテ(ほっともっとフィールド神戸)宮城大弥vs美馬 学

4対3 急遽2軍の試合から駆けつけた大下誠一郎(一気に追上げムードにした2点目ホームランと決勝打)の大活躍で、8回に追いついたオリックスがサヨナラ勝ち

 

見どころ記事コメント(太字)と振返り
主砲が次々離脱してピンチのオリックスについてこんなことを書いてました。

「ここまではカバーし合って首位キープしてきたチームですが、我慢強く行ければ本物です。」「今日のポイントはやっぱり、独り立ちした宮城君……(中略)……真価が問われる緊張の登板ですね。」

宮城君、疲れを考慮して日数が空いたのが調整難しかったようです。肩が軽すぎるとかよく聞きますものね。加えて、決め球についての主審の判定がことごとく辛かったので大変でした。珍しくちょっと途方に暮れた表情も見えましたね。初回から苦労して序盤で3失点。暗雲漂います。

ところがここからがやはり並の19歳でない宮城君。球数の多さに疲労困憊で四苦八苦しながらも、なんとか以後を抑え切ります。ピンチで渾身のストレートでの三振は、お兄ちゃんたちの勇気を奮い起こしたんじゃないでしょうか。

その後の中継ぎ陣もまた素晴らしかった。直前に2軍から上がってきた吉田凌、海田、ヒギンスが全員無失点でつなぎます。吉田凌と海田は危なげないピッチングで雰囲気を立ち直らせ、ヒギンスは相変わらずの綱渡りを凌ぎ切って安堵感アップ。

まずはバッテリーの辛抱強さが際立ちました。もう、初回からずっと、我慢、我慢、我慢て感じ。よく堪え切りましたね。野手の方もね、得点機を逃しまくっていて、途中まで本当に凹んだと思うのですよ。モヤなんて泣きたくなったと思う。そこをヤケにならずに、根気強くチャンスを待ちました。モヤもずっと引っ張って詰まっていたのを、中島監督に何か囁かれた5回目の打席で、必死に流し打ちしましたね。

投手も野手も、押し込まれた土俵際で本当に根気があった。ちょっと古い喩えですが、昔の辛抱ドラマ「おしん」みたいな試合。

こういう試合で最後に、ずっと2軍暮らしで当日に急遽の変更で上に呼ばれたという大下がヒーローになる、というのも実にふさわしいエンディングでした。いよいよ神がかってきたか、オリックスという印象ですね。

 

ロッテについて。

「ロッテは外国人選手が常に得点源ですが、絶好調安田君とコンスタントな荻野がどう絡むかが大事そう。奨吾ちゃんの調子が落ちているのが気になるザマスね。今まで意地でも勝負しては撃沈していたラオウにどう対処するかも見ものです。柔軟に敬遠したりするのか、正尚がいないラオウが力んだりするのを期待して今まで通りなのか。いずれにしても秋のロッテですからね。ここから期待です」

荻野は凄かったですねえ。普通の選手だったら下手したらバット折れてるんじゃないかぐらいのインコース捌き。どうにも手に負えない感じでしたね。一方安田は宮城を克服できなかったですね。安田が一本出ていたらダメ押しできたかも、って感じはあるなあ。奨吾ちゃん(中村)は犠牲フライはあったものの、まだまだという感じでした。そしてチームとしての作戦で、天敵ラオウは最初の打席以外は徹底回避を選びましたね。直後の打者のモヤがとことんブレーキだったし、作戦が完璧に功を奏していました。美馬がやはり判定に苦労し、押さえ投手に疲労が見え、オリックスの打者に打席がたくさん回ってしまって綻びが出た感じ。試合展開のアヤでしたね。

 

日本ハムvs楽天(札幌ドーム)伊藤大海対早川隆久

4対2 エース級新人投手の投げ合いは、中盤の取ったら取られる攻防を1回で止めた伊藤に軍配でハム勝利。押さえのロドリゲスのピンチをレフト西川が救う好守。

 

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早川はちょっと調子を落としましたが、そんな中でも大崩れせずに試合を作る粘り強さが残っていますね。伊藤もオリンピックから帰った後崩れて心配されましたが、あっという間に立ち直って完封したり、新人離れした調整力を見せています。どちらも負けん気が強そうなんで、すごい投げ合いしてくれることを願っています。」

千切っては投げ、というような快投ではなかったけれど、2人ともやっぱり試合を壊さない能力は素晴らしいところを見せました。早川がちょっと今、苦しいところを凌ぐ自分のとっておきの武器を模索している感じがありますね。

野手のポイントとしては、細かい作戦ができるようになってきた楽天と、相変わらず粗くてチョンボの多い日本ハムの対比が目立つので、相手の隙につけ込むのとつけ込まれるのとどちらが早いか、ってところかなあと思います。楽天も今週は大事な踏ん張りどころですね。

楽天は、昨日はそこそこちゃんとできていたけど決定打が出なかっただけという感じ。島内がブレーキでした。最近、浅村の代わりの山崎のいい仕事が目立ちますね。

日本ハムの方は、バスターエンドランとか決めたかと思えばバント失敗する、などやっぱりソツはありますが、コンちゃん(近藤)がやっと調子が出てきて回り始めました。

西武から移籍してやる気満々な佐藤龍世の元気がいい影響を与えているように見えます。中田問題で、何かおとなしくしていないといけないような雰囲気があったのを、反感を買わない程度のやんちゃ感でチームのムードが明るくなりました。

また、彼の思い切りのいいスイングや守備の動きを見て、今までオドオド感があった日本ハムの若手の野手が、溌剌動くってこういうことだっていうのがわかってきたように感じられますね。若手が元気になったことで、責任感で潰れそうになっていた近藤や西川もほっとできたような気がします。

 

西武vsソフトバンク(メットライフドーム)高橋光成対東浜 巨

6対5 苦手の高橋光成を攻略したソフトバンクがそのまま逃げ切るかと思いきや、中継ぎの甲斐野を西武が攻略して再逆転勝ち。

 

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「チーム状態の良し悪しが対照的です。週末に首位オリックスを粉砕して、らしさ爆発したソフトバンクが苦手の高橋光成と対戦。本当に調子が戻ったのかどうか、ここでわかるぞって感じですね。(中略)今回は、開眼したリチャードとか、過去の対コーナのイメージを持たない選手がポイントかもしれません。」

「西武はちょっと全体に気持ちが切れてきている感じが気になりますね。特に投手が、二度目くらいのランナー出た途端、忍耐力がなくなる感じが伝わってきます。打線はそこそこ頑張ってはいるのですが、援護や反撃が遅かったり、あと1点の勝ち越しが取り切れなかったりが続いて、本当の自信が湧いてこない感じ。若手選手たちに、プロの壁なんて感じてねーよ!ぐらいの前半戦の気概を思い出してほしいです。」

6回までは、ソフトバンクが先週の勢いをそのまま持ってきたな、という感じでした。リチャードは先週の勢いそのままに追い上げの打点を挙げるヒットを放つなど元気でした。このまま行くかと思ったところで、またもや中継ぎ問題で痛恨の逆転劇をくらったあたりは、本調子今一息なのかもしれません。もう少し辛抱がいりそうですね。

西武は本拠地で栗山のお祝いムードを感じて、気持ちが明るくなったようです。ただ、高橋は最近の試合でも、ちょっと息切れするというか、やっぱり根気が続かないところが見えますね。痛いホームランを浴びるのが気になります。昨日は、終盤2アウトから若手たちがチャンスを繋ぎ、なかなか取れずに来た勝ち越し点をキャプテン源田が取り切りました。

源田は、3球目の外のフォークをカットしてファウルしたのが凄かった。あれで甲斐野が投げる球が手詰まりになった。前の前の韋駄天記事が源田だったのですが、昨日の源田はギラギラしてる感じがありました。かっこよかったです。

 

さあ、今日はどうなるでしょうか。またいい試合見せてほしいですね!