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【オリックス春キャンプ②】吉田、杉本ほか屋外フリー打撃【練習見学】

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オープン戦たけなわとなっていますが、宮崎キャンプ見学記パート2です。今回はオリックス清武キャンプ見学2日目、2月27日午前のバッティング練習(SOKKENスタジアム)と、最終日の手締めの様子です。バッティング練習動画は短いですが、そこまでの過程や今期への期待も合わせて見ていただくと面白さが増します。


 

■朝仕度

この日は練習見学後に帰宅するので、前日には荷物まとめ。「今日は朝一から行くぞ!」と意気込んで、しっかり早起きしてチェックアウトします。問題はキャリーバッグをどこに預けるか。ググると宮崎駅より清武キャンプ地の方が空港に近いので、まずはそのまま持ってバスに乗ることにしました。

 

8時20分の始発に乗ろうと少し早めにバス停に着き、いつもいらっしゃるバス会社の方に飛行機の出発時間を告げて帰路の相談をします。電車を利用するつもりだったけど、どうもバスの方が便利らしいとわかり、荷物を全部持ったまま清武へ。検温所の隣で手荷物預かりしてくれるので、そちらに預けて見学開始。当日の朝は風がありましたが、その後はコートもいらない暖かさになりました。


※朝一の強い風の中、飛び立つのが少し早すぎたタテハチョウが建物の壁にしがみついてました。頑張って生きてくれ。

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最終日なので練習は午前で終わり。昨日はパスしたメイン球場のSOKKENスタジアムと屋外打撃練習を見に行きます。こじんまりとした地方球場。空が広くてグラウンドは近い。ネットのそばまで行けば、選手の会話も聞こえてきます。お客さんも穏やかな方が多く、1人見学されてたお母様が野球観戦時定番に使ってるグローブ革のショルダーバッグを褒めてくださったり。長閑で楽しかったですよ!

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■屋外打撃練習

 

吉田正尚(ティー&フリー)

昨年は後半戦で手首を骨折したり、オフには両足首を手術したり、満身創痍だった吉田正尚。今キャンプは大阪・舞洲のリハビリ組からスタートし、ゆっくり調整中です。

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この日の練習でもまだまだ感覚を確かめている、という感じ。それでも、近くで見るとこんなに体を捻ってバットを振るのかあ、とあらためて感嘆します。迫力が違います。ティーの時の巻いているベルトのようなものは、体の動きの計測器らしいですね。今はデータをさまざまな形で収集して活用するのですね。両足手術は感覚戻るの大変だと思うので、無理せずしっかり調整してほしいです。

 

 

福田周平(フリー)

いつも元気な福田ですが、動画など見ていても、今年はまた一層張り切っていますね(里崎動画でやる気褒められてた)。外野ポジションが被る新人選手たちがものすごく躍動してますから、危機感マックスでしょうか。負けじ魂が炸裂している感じです。

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練習を見ていても、小柄なせいだけでなく、すごくキビキビ動くので目立ちます。歩き回ってるだけで目立ちます(笑)。去年の優勝争いの経験は何物にも代え難いはず。今年も活かしてもらいたいです。

 

ラベロ(ティー&伏見とおしゃべり)

陽気なムードが漂うラベロは、賑やかムードメーカー伏見とどうもウマが合うようです。SNSのカメラガールさんの写真でも、いつもわちゃわちゃしてる様子が報告されている。この日もティーをしてるのかおしゃべりしてるのか、どっちなんだ?というぐらいわちゃな雰囲気でした。

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何の話でそんなに話が盛り上がるんでしょうね。楽しそう。去年は来日すぐの死球での骨折や、試合の経験を積めないうちに優勝争いのプレッシャーのかかる打席を迎えるといった不運もありました。今年こそ、本領発揮する彼を見たいですね。

 

 

Tー岡田(フリー)

 

オフからハードトレーニングを積んでいたT。今キャンプは別メニューだったそうで、彼もゆっくり調整です。前日午前は室内練習場で黙々と打ち込んでいましたが、その様子は前回記事をご覧ください。

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その後のフリー打撃ではいい当たりを連発していたとのこと。この日のフリー打撃も表情は明るく、球の行方は見ませんでしたが、いい音の打球が多かったです。

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肉離れや腰痛などの古傷も多いベテラン。自分のペースを保ってコンディションを整え、去年のようにここ一番の活躍で若い選手たちを後押ししてもらいたいですね。

 

 

杉本裕太郎(ティー)

杉本はティーのみしか撮っていませんが、この動画だけで、オフからの課題への取り組み方が徹底してるなあと思いました。ずーっと同じことしてる動画ばっかり見てる気がします。並べて見ていくと面白いのです。

 

 

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遅咲きの強打者。若い頃の練習ぶりを見ていませんが、今はすごくコツコツ型なんだろうなあと感じさせる。徹底的にマークされるであろう今年も、現状はなんの懸念も感じさせない仕上がりぶりです。オフはメディアでも大活躍でした。パ・リーグ大砲の顔として、ますますブレークを続けてほしいものです。

 

で、手締めのあと球場から出てきた彼は、「どこの組の出入りや!」っつう迫力の姿でした(笑)。でもファンへの応対はすごく優しげです。

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伏見寅威(フリー)

去年は大ケガ経験後初めての出場数をこなした伏見もゆっくり調整組。家で動画で見ていた時、練習でもゲームでもまだちょっとゴロが多いな、って途中までは思っていました。それが、23日の練習中継のバント練習で、なんだかすごくボールを追う視線に余裕があるなって感じた時がありまして。あとはちょっとの感覚のズレを修正して、打球が上がればいい感じになるんじゃないか?なんて思ったのです。


で、注目したらその直後の試合で最初はゴロだったけど最後の打席で、ヒットにはならなかったもののいい当たりの外野へのライナーが飛びました。そして、この日の練習を見たわけですが、打球は追えてないけれどいい音がしていたし、表情も納得顔が多かった感じ。

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さらに、迎えた3月のオープン戦では2本連続でヒットを放っていました。新人などと違う、経験のある選手が少しずつ調子をあげていく様子を感じられて面白かったです。チーム内競争も激しいですが、今年は本来の打棒も発揮してほしい選手ですね。

 

手締め

練習は12時前に終わり、用具の片付けが済むと、選手、監督、コーチ、スタッフたちが三々五々グラウンドに集まってきます。みんなが輪になって広がり、いよいよキャンプ打上げの手締めとなります。挨拶と音頭取りはもちろん吉田正尚キャプテン。ちょっと聞こえづらかったですが、去年の優勝時の挨拶もそうでしたけれど若々しい良いお声です。

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手締めが終わった後、まあ由伸(山本)の嬉しそうだったこと。ニュースでは宮城らと肩を組んだ写真などが出ていましたけれど、飲み会コンパが終わった後の学生かってぐらいはしゃいでました。

www.sanspo.com

www.nikkansports.com


インタビューなどによれば、彼は夜9時には寝て朝一番に練習に行ってって、ずーっとストイックなキャンプ生活送っていたようですものね。解放感がすごく大きかったんだろなあ。なんだかとても微笑ましくて、心の底から「お疲れさん」て思いました。


手締めを見終わったその後は、帰路のバスまで出店でランチを食べたり、第2球場で行われていたファーム組の社会人チーム相手の練習試合を見たりして時間を過ごしました。

 

■帰路


帰りの飛行機は夕方6時ちょっと前発。4時半くらいには空港につきたい感じ。電車を考えていた時は、宮崎駅に一度戻るか清武駅(電車少ない、乗り換えある)にしようか迷いました。しかし車なら距離はだいぶ近いのです。バス会社の方が教えてくださったコースは、臨時バスの帰路コースのバスターミナルで降り、そこから空港行きのバスに乗る、というもの。

 

臨時バスはキャンプ地を15時に出ます。そこからターミナルの「宮交シティ」はバス停3つ目。ところがこれが朝感じたより時間がかかりました。意外に道が混むのですね。ターミナルについてから空港行きのバス停探しに少しもたつき(ターミナルの敷地外を歩かないと結構遠回り💦)、停車場についたのは時刻3分前のギリギリでした。それ逃すと次は30分後。間に合って良かった。

 

「宮交シティ」から空港は本当に近かったです。電車より全然楽で、大正解。バス会社の方に感謝。おかげさまで空港では搭乗手続きもお茶する時間も余裕でした。自宅までも、ずいぶんとすんなり帰ってこれましたよ。


というわけで、初めての宮崎キャンプ地訪問は大成功でした。次はもっと効率良く回れるに違いない。だからぜひ、南郷の西武キャンプまで回る旅にしたいなあ、と思ったスタでした。