フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

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【実は初ケース】ソフトバンク開幕8連勝を"もっと”比較してみた【超レアかも?】

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ソフトバンク開幕8連勝! すごいですね〜。底力を見せつけています。そんな中で、日刊スポーツ紙の公式ツイッターが紹介した、開幕8連勝以上チームの最終成績が評判です。過去6チームあって、そのうち5チームが優勝しているとのこと。これはもう、今年決まりだな、って感じです。昨日のスタの順位予想、1日待って、この記録見てから書きたかったなあ😅。

 

ところで、このツイートの表を見た時のスタ、ちょっと「あれ?」と思うことがあったのです。なんだか他の優勝した5チームと微妙に違う、今年のソフトバンクだけの特徴がある感じ。なんだろう? 表のパッと見なら、今年のソフトバンクだけが4点差以上をつける「爆勝ち」が無いというのがありますね。8勝全部僅差をものにしてるところが特徴的で、さすがの勝負強さ。でも、それ以外にもなんとなく、思い当たる違いを感じるところがある。確かめるため、自分の記憶にまだうっすら印象が残っている最近の3チームから、当時の状況を少々調べてみました。


気になったのは、当時のチームの勢いです。優勝前年と、さらにその前の年の成績がどうだったのか確認。

■西武 1991年1位← 1990年1位↖️ 1989年3位
■中日 1999年1位↖︎ 1998年2位↖︎ 1997年6位
■西武 2018年1位↖︎ 2017年2位↖︎ 2016年4位


印象に残っていた3チームは、記憶通り、上昇気流に乗っていたチームでした。2年前の成績からぐーんと勢いが上がり、ホップ・ステップ・ジャンプで来て、3年目に爆発して開幕大型連勝からの優勝を果たした感じ。1991年西武は連続優勝でステップが抜けていますが、その後黄金時代となっており、駆け上がる勢いからの開幕連勝であったことは同じです。ほお〜と思い、残り2チームも調べてみました。


■西鉄 1954年1位↖︎ 1953年4位↙︎ 1952年3位
■南海 1955年1位↖︎ 1954年2位↙︎ 1953年1位


この2チームは一昨年からいったん順位を落とし、そこから戻しての開幕連勝と優勝です。ただ、南海はこの頃黄金期だったようで、1954年の2位は優勝した西鉄に0.5ゲーム差という僅差でした。こうしてみると、今年のソフトバンクのように、前年Bクラスに沈んだところからの開幕大型連勝をしたのは西鉄のみ。これだけでもレアケース!

さらにさらに、率いた監督の経歴を見てみましょう。過去の5チームの監督は、全員複数年目の経験者。一番経験が浅かったのが2018年西武・辻の監督2年目。他は、1999年中日・星野と1954年西鉄・三原が4年目、1991年西武・森は6年目。1955年南海・鶴岡に至っては10年目の大御所でした。


と、いうことで、新人監督が前年Bクラスだったチームで開幕大型連勝を果たしたというのは初めてのケースなのであります。超レア!。藤もっちゃん、10年監督にしか見えない貫禄同様の手腕を披露して見事です。

たった1日違いで、自分の順位予想記事がお先真っ暗になりそうなのは悲しいけれど?😂、このままソフトバンクが独走して優勝した暁には、過去のデータ通りのケースということだけではなく、前例の無い頑張りだったということもニュースになってほしいなあ、と思っているスタなのです。