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【202301松山自主トレ観察記】パもセも和やか、 選手の関係性3パターン【選手ウォッチング①】

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　2023年1月10日(火)〜12日(木)、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムでのプロ野球選手自主トレの見学記パート選手ウォッチ編です。見学記記事やツイッターで紹介した動画や写真を何度も被って掲載しますが、つど視点を変えてご覧いただけたら幸いです。他記事もぜひ読んでみてください。

※参加選手

■パ・リーグ　
捕　手：伏見寅威(F)、松川虎生(名前の読みはコオ、M)
内野手：谷内亮太(F)

■ヤクルトスワローズ

捕　手：中村悠平、内山壮真、古賀優大、松井聖
内野手：山田哲人、川端慎吾、荒木貴裕、武岡龍世、
　　　　元山飛優
外野手：山崎晃大朗

■阪神タイガース

捕　手：坂本誠志郎(山田哲人の高校後輩)

 

※前記事

stadienne.xyz

 

 

 

選手の関係性３パターン

　さて、希少野生動物を観察する学者の気分だった自主トレ見学。松山はヤクルトキャンプの聖地ですから、参加者は当然ながらほとんどがヤクルトの選手たち。そんな所へ旅をした目的は、数少ないパ・リーグ選手3人(伏見・松川・谷内)をウォッチするためでした。でも、やっぱりセの選手たちにも自ずと目が行きます。

　公開された練習はわずかで、半分以上は窓からの覗き見状態でしたから、満遍なくウォッチとは行かなかった。それでも、選手たちの動きや表情はイキイキとして、試合と同じように楽しませてもらいました。みんなカッコよくて素敵です。

　見ていると、選手同士が絡む組み合わせには、特徴的な３つのセットがあったような気がします。

　①捕手ズ
　②アニキーズと若手くん
　③仲良しーズ

　①は同ポジション仲間。今回の自主トレは、WBC代表にも選出されたヤクルトのムーチョ(中村悠平)を中心に、セ・パ合わせて7名もの捕手が集まることが、事前のニュースでも評判になっていました。そんな好機会らしく、練習では捕手たちが集まったり向き合ったりして何やら真剣に話をしている光景がたくさん見られました。捕手好きにはたまらない！。

　②は年齢層の関係です。中間層の選手が少なく、経験豊富な30代近辺のアニキ選手とハタチそこそこの若手くんの分かれ方がくっきりしていました。そして、アニキ選手たちが若手くんたちにノックやバッピをしたりアドバイスをしたり、何くれとなく世話焼きする姿が印象的だったのです。アニキーズ、優しかったな〜。

③はほっこり関係。見ていると、練習をいつも一緒に組んでいる、隣同士になって喋ってる、気がつくとなんとなくそばにいる、なんていう選手たちが目につき始めます。またあの2人……ってつい笑ってしまうくらい一緒にいることが多い組み合わせ。そんな仲良し関係も、ファンを楽しませてくれました。

　組み合わせは色々あったけど、全体的にとっても和やかな雰囲気が伝わってきました。やちやち(谷内)は前はヤクルトだったので、完全に身内モード。寅威(伏見)とコオくん(松川)は初参加なのでやっぱり少し控え目な感じはあったかな。でも、すごくヤクルト側の人たちが気を遣ってくれてた雰囲気でした。

　ヤクルトの選手たち、明るかったですね。

　

 

印象に残ったセ・リーグ選手

　見学していた中で、パの選手の周りにいて気になったセの選手について書きます。普段あまりセを見ていないため、今回限りのほんの一場面を切り取った印象になるから、もしかしたら、本来の姿からピントが外れた感想かもしれません。その時はご容赦くださいね。みんなパ選手によくしてくれていて、ありがたかったなー。ウォッチチャンスを逃してしまった選手はごめんなさい。またいつか。

■捕手ズ

・ムーチョ(S中村悠平)

　行動も落ち着いていて貫禄がありました。見かけと同じだなw。捕手練習では先頭でぐいぐい引っ張るというより、若手と寅威などを繋いでる感じがありました。捕手ズの中では長兄、ヤクルトの中では次兄、どちらにしてもしっかり者って感じ。

　寅威とは本当に仲良しーズでしたねー。気がつくと隣にいて、ボソボソって小さな声で会話してた。熟年夫婦の趣(おもむき)w。

※右黒上着が中村　

　

※左白Tが中村

 

・せーしろー(T坂本誠志郎)

　元気者な印象。捕手ズではチャキチャキした次兄っぽかったな。他チームの中に入ってチャキチャキできる積極性いいですよね。寅威やコオくんともよく喋ってくれてました。移動にしろ会話にしろ練習にしろ、なんだかすごく "動き" を感じました。

　どこかユーモラスな感じもあって、オリックスの福田周平っぽい、って思って見てましたw。オリファンの皆さん、どうですか？。横顔とか帽子の被り方とか、雰囲気ちょっとだけ似てません？w。

※青上着が坂本

　

※赤Tが坂本

 

・そまくん(S内山壮真)

　ヤクルト捕手ズのプロスペクト。日シリの代打３ランは見事でしたよね！。試合ではあんなに凄かったのに、自主トレ練習では本当におとなしそうでかわいらしい印象でした。2002年生まれの若武者。捕手ズの中でもヤクルトの中でも、もちろん末弟ポジションですね。

　年齢が近いコオくんと、いつの間にか仲良しーズになったみたい。練習のペアリングも多かったし、いつも一緒にいることが多かったです。体が大きくてクマさんフォルムのコオくんと一緒だと、小柄で華奢で少年のように見える。クマのプーさんとロビン少年みたいなコンビでしたよ。

　コオくんと組んだチューブトレの時の動き、めちゃかわいかった。足の動き、髪の毛の踊り具合(粗い画像ごめんなさい💦。次回記事に動画載せますので)、本当に小さな少年みたいな愛らしさがあった。パでいうと、西武のナツオ(滝澤夏央)とイメージが被りました。この世代はプレーはすごいのにチャーミングな子が多いけど、コオくんとソマくんもそうですね。

　
※左端グレーシャツが内山(右端がコオ)

　

※右青短パンが内山

※後ろ(チューブ引っ張り役)が内山

　

・松井聖(Sまつい・しょう)

　失礼ながら初めて知った選手でした。最終日、最後の最後に、寅威に話し掛ける姿がありました。見ていた限りの中では、わずか3日の滞在だった寅威と話しているのは旧知の選手ばかり。ヤクルトの若手さんと喋っているシーンは少なかったので、人懐こく話しかけてくれた聖くんのこと、とても気になりました。

　若く見えたけど、大学中退後に独立リーグを２チーム経ての育成入団という苦労人なんですね。プロ入りするまで、外からはわからぬ努力を積み重ねたんでしょうね。そういうこともあって、やっぱり苦労人な寅威(ポツンとなりそうになってたタイミング)に話しかけてくれたのかな、きっと優しいんだろなって思いました。捕手ズのニュース記事ではおちょけてたりして、すごく明るいタイプに見えました。捕手で育成って厳しいと思うけど、頑張ってほしいです。


※右側打撃フォームするのが松井

 

※捕手ズ集合写真のおちょけ(右端が松井)

 

 

■野手ズ

・川端慎吾(S)

　一昨年の日シリで、日本一をたぐり寄せる超しぶといタイムリーを放った川端。スタも大好きな選手です。今回間近で見られてドキドキしました。やっぱり、ハンサムでカッコいい。渋い。絶対時代劇似合う(和風の顔立ちだとすぐこう思う)。

　ケガに泣くことが多かった彼なので、練習は早めに切り上げることが多かった。でも、後輩たちにノック打ってあげたり、逐次アドバイスしてあげたり。もう雰囲気が、アニキの中のアニキ。穏やかで冷静で優しい長兄。ジェントルマンでうっとりしましたね。

　きついランニングでゆっくり組でゴールインする時には、後輩たちがやんや言いながら出迎えてて盛り上がりました。どこまでもアニキだな、って感じでした。

 

 

※ランニングでヘトヘトでもカッコいい

 

※一昨年の日シリで川端に言及した記事

stadienne.xyz

 

 

・てっと(S山田哲人)

　世の中的に、この自主トレの主役はこの選手。しかも、初日にはムーチョと共に、WBC参加が決定しました。記者さんたちも、完全に彼が取材のお目当てです。それにファンも多いですからね。スタが現地でお話しした人たちも、彼を見たくて来た人多かった。だから気疲れも含め、ほかの選手の倍くらい疲労度高そうだなって感じました。走るの好きじゃなさそうだったな。

　そういえば、現地でお話ししたファンによれば、彼は結構人見知りらしい。あまり周りで騒がれたくないタイプらしい。一緒にいる仲良しーズはいつも、ひとつ年上のやちやち。見てた人によると、どこに行くにも、っていうぐらい一緒にいるらしい。

　自分が気疲れしない人とだけいたい性分かもしれないですね。若い頃は本当にぽーっとして、のんびりおっとりした感じの子だったけれど、突出した選手になって騒がれるし、最近は少し不調もあるし、ちょっと神経質になっているのかもしれません。

　でも、ひとりラブリーなウェア着てたりして、結局なんとなく目立っちゃうw。ふとした時に、かつてのぽーっとした若者の横顔がのぞいてかわいいてっとくんでした。

 


※ウェアがキュートなヘトヘトてっと

　　

 

・こーたろー(S山崎晃大朗)

　交流戦や日シリで、すばしこくてしぶといヤクルト脇役陣のひとりとして印象的でした。今回の自主トレの目的、捕手に重きを置いてたから、当初は全然目が行かなかった(ごめん😅)。それが2日目の屋外練習の時に、忘れられないシーンを披露してくれました。

　2日目、最初に偶然にも話しかけたカメラ女子さんが彼のファンで、誰が好きなんですか？と聞いて名前が出て来たので、まずそこで印象に残って。その後、別のカメラ女子さん(寅威ファン)と並んで見てた時のこと。ノッカーがお試しで本当に小さくフライを上げたら、何を間違えたのかこーたろー君が取り損ねておでこに当てちゃいました。

　コン！て音がスタンドまで聞こえまして、ちょっと心配したんですけど、駆け寄った寅威も他の選手もスタンドのファンもみんな笑ってる。一瞬にして和みました。オールドファンのスタは当然、珍プレーの宇野選手を思い出します。唯一の屋外見学で珍プレー見せてくれてありがとう、こーたろーくん(どんな感謝)。

　本人は、おでこの当たったところ(ちょっと赤くなってた)をみんなに見せたり、ベンチに戻る時に「脳震盪、のーしんとー！」って一生懸命アピールしてたw。照れ隠しがかわいかったです。

 

　一緒に目撃した寅威ファンカメラ女子さんが一部始終をしっかり撮っていて(さすがです)、後で再会したこーたろーファンカメラ女子さんに見せてあげたら、「かわい〜」って目がハート。出会いのご縁で喜んでもらえました。

　

　こーたろーくん、直後に放映されたテレビのバラエティーでも存在感見せてたらしいですもんね。ヤクルト外野も競争激しそうですが、頑張ってほしいです。

 

まとめ

　以上が選手たちの総体的な雰囲気と、印象に残ったヤクルト選手の様子です。パもセもお互い和やかに情報交換やアドバイスしあってて、いい雰囲気でした。選手の関係性の3パターン、意外にはっきりわかって面白かった。直接練習を見られたのはわずかな時間でしたけど、やっぱり行って良かったです。セの選手たちもほんとに魅力的。

　次回はいよいよ、パ選手のウォッチングを記事にしますよ。お楽しみに！。