フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【パ・リーグ6球団】ここまでの戦いぶりチェック①【今の順位と貯金借金のタイプ】 

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  開幕から各球団ほぼ40試合前後をこなしてきたパ・リーグ。

 ここでちょっと、5月21日時点の順位や対戦成績を見て、6球団がどんな戦いぶりをしているかをチェックしてみました。ウォッチしながら、去年との違いや貯金借金のタイプなども考えました。

 贔屓チームやリーグ全体の現状、どんな感じか気になりませんか?。なかなか興味深いところがありますよ。ぜひ一緒にウォッチなさってください。

 

🔷現順位と対戦成績をチェック!

 ではまず、現在の順位と対戦成績の表を見てみましょう。現在の順位ではスタートがうまく切れたかどうか、対戦成績では相性などが垣間見えますね。資料の表はスポーツナビより引用させていただきます。

◾️スポーツナビパ・リーグ順位表詳細
2023.5.21更新分より引用
(年度頁が1年毎刷新のためURL未添付)

①順位表(上段) ②対戦成績(下段)

 

ゲーム差について

 ①の勝率を見ると、現在はAクラスとBクラスがくっきり分かれてます。上3チームは勝率5割超え、下3チームは5割に届かず。分水嶺のところで4ゲームという差が出ましたが、Aクラス内でのゲーム差は2.5G、Bクラス内では2G。拮抗していますね。

 そしてもちろん、AクラスとBクラスの間の4Gだって大した差ではありません。少しの連勝や連敗、直接対決の勝敗次第ですぐひっくり帰る数字です。思い返せば、去年の春は楽天とソフトバンクが走って下位とはすごいゲーム差だったのです。でも秋には大接戦になっていました。

 今年も、開幕前には大補強したソフトバンクの開幕即ダッシュが予想されましたし、つい1週間前あたりまではオリックスがすごい打棒で「すわ去年の覇者が走り出すか⁉︎」なんて声も上がるほど。しかし結局、そんなことにはなってませんね。

 春に差がついても、いつの間にか詰まって熱気ムンムンな終盤戦が待ち受ける。それが近年のパ・リーグです。今は過去2年続けてスタートでつまづいていたロッテが首位に立ち、同様にここ2年は開幕直後から最下位定位置状態だった日本ハムが久方ぶりの4位。こんな予想外な序盤戦なら、今年は例年以上のカオスかも?

 ワクワクしか感じさせない現在のパ・リーグ順位です。

 

対戦相性と貯金借金のタイプ

 ②の対戦成績を見ると、各チームの戦い方の相性がわかります。当ブログでは、去年の後半この相性を「カモ🦆と苦手」とみなしてウォッチしてました。

 今はまだそんな大袈裟な内容ではないけれど、現在の相性をほったらかしちゃうと、だんだんはっきりとカモや苦手に変貌してくる。カモはありがたいけれど、苦手ができてくると厄介なのです。今から貯金や借金の内容を分析対策することが大事。

 では、各チームの相性や貯金借金の内容を順位順にチェックしてみましょう。

⚫︎ロッテ
 ものすごく要領よく戦ったことが一目瞭然の対戦成績です。ソフトバンク以外の4チームに勝ち越し。Aクラス相手には勝敗が拮抗し、目立っているのが引分けです。実にしぶとい。今強い状態の相手には、なんとかくらいついて負けを減らす。そして、下位チームからはきっちり容赦無く取り立てる。
水野忠邦天保の改革型貯金。

⚫︎ソフトバンク
 首位ロッテに唯一勝ち越している。他にも2チーム勝ち越して、手こずった相手でも差は僅少です。やっぱり地力があります。にも関わらず、もたついている印象を持たれてしまう。勝ちっぷりへの理想が高いチーム。最初走ったのに最後ひっくり返った去年の幻影にも追われてるかも。
大儲けのはずがどこか違うコツコツ型貯金

⚫︎オリックス
 2連覇の年はいずれもスロースターター。それが今年は早くに首位に立ち、経験の蓄積を感じさせました。しかしここに来てちょい失速。内容を見ると、Aクラスチームとは互角。下位からはロッテ以上に苛酷な取り立て…と思いきや、日本ハムに負け越していて、これが結構効いている。
上手の手から水が漏れてる型貯金

⚫︎日本ハム
 大健闘の4位。4チーム相手には勝敗に大きな差はなく、プラマイ0。マイナスの楽天、ソフトバンクに対しても追いつく可能性を感じさせる戦いぶりです。と、いうことで、現状は「借金の原因はロッテにあり」と言っても過言でない。敗戦内容に「こてんぱん」が多いのが問題で、要対策です。
気がつけばアイツに貢いじゃってる型借金

⚫︎西武
 途中まで快調に首位争いしてたと思ったのに、いつの間にか5位。主力のケガまではカバーしたけど、まあ、誰が見ても ”例の件” に足元すくわれたのが影響しています。去年の最終盤もスキャンダルで失速。残りメンバーで頑張るも、少しずつ力尽きて負け越しが増えてしまっているのが辛いところ。
獅子身中の虫に食われる型借金

⚫︎楽天
 昨年の開幕超ダッシュとは雲泥の差の最下位。昨年後半の急降下ショックが尾を引いているかのような停滞感です。頼みのベテランが不調に陥ると、ムードを打破する選手がいなくなってしまうのが悩みの種なのは毎年のこと。Bクラス仲間相手には互角ですがAクラスだとやられっぱなしです。
上にはとことん頭上がらない型借金

 

 

まとめ

 いかがでしょう、ここまでの各チームの順位と内容。

 順位については、当然のことながら今はまだあれこれ言う段階でもないのです。でも、そんな中にも、今年は去年とは全然違う滑り出しのチームがあったりするし、ちょっぴりフレッシュな現象も起きてますね。

 また、対戦成績の方には、今の段階から対策しないといけない、チームの戦い方の問題点がほんの少しですが顔を覗かせている気配もあります。

 もうすぐ予想のつきにくい交流戦が始まりますから、ここでパ・リーグ内での相性はいったん保留。でも、リーグ戦が再開した時には現時点の問題を解消できるようにしておく必要があります。

 貯金借金タイプなどを覚えておいて、各チームがどう変化していくか注目していくと面白そうですよ。

 次回は、貯金の推移グラフを見ながら、各チームの調子がどう変わっていったか、去年とどう違うか、などをチェックしたいと思います。

 お楽しみに!。