フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【振返り】昨日のランク対決と今日の楽しみ【敗者は痛恨】

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2日前、今週のランク対決の見どころを書きました。昨日の試合で、全対決が始まったので振り返ってみます。負けた方の痛手がかなり大きな対決となったので、負けた方から先に振り返ろうと思います。

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【首位争い】オリックスvsロッテ

昨日は2戦目。初戦を、若手の涙が胸を打つ熱戦で引き分け。昨日は、オリックスが勝てばマジック点灯という試合。予想外の大差でロッテが完勝し、マジック点灯逆王手に持ち込みました。

<オリックス>

見どころ記事では「今週はバイオリズムが下がる可能性」 と書いたのですが、一昨日&昨日を見ると打線がかなり低調です。また、若手選手のチャンスの尻尾を掴む力、チラチラお疲れが見える三十路選手たちの集中力、この辺りに注目したい」 とした点は、初戦で宗が見事に尻尾を掴んだものの、三十路選手たちの集中力は、どーもあかんようです。加えて、昨日は投手の山﨑福也やKー鈴木がビビリ癖を見せてしまいました。誰が見ても、チームの状態が受け身でアヤしくなっている。

 

今日の大一番、先発の重責が19歳の宮城大弥の肩にかかるのも苦しいですね。本人のコメントのように、佐々木朗希との投げ合いを楽しんでくれたらと思います。昨日の最終回に同じ左腕の能見コーチがロッテ打線相手に投げたので、何かヒントを掴んで宮城君に伝えられているかも、とちょっぴり期待しています。あとは打線が援護しないといけないけれど、ロウキ攻略も相当大変そう。血液型むらっ気B型天国の野手たちが、開き直って気持ちを切り替えて臨めれば、、、と思います。

 

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<ロッテ>

初戦は負けた雰囲気の引分けでしたが、力投しながら痛恨の一発を浴びた先発小島の涙に奮起した野手の打棒爆発で、昨日は快心の漢気(おとこぎ)勝利。投手も、前回対戦で打たれた五右衛門(石川歩)が本来のピッチングで完投し、救援陣を休ませました。

見どころ記事では、笑えない成績だった藤岡と中村奨吾にもヒットが出ました。これも希望につながります。やっぱりこの2人が中心で頑張らんと」 と書きましたが、昨日は奨吾3安打、藤岡2安打2打点の大活躍です。また、「雰囲気爆発に持ち込むキー選手は、アリス(マーティン)と安田辺りでしょうか」 としたうちの1人、マーティンには、最後の打席でようやくヒットが出ています。


今日の先発ロウキは、前回登板で素晴らしいピッチングでした。京セラや中6日、重責を担う登板が初体験というところが懸念でしょうが、体力面以外の所に神経質な面は見せてきていないので、意外に普通な雰囲気で投げそう。思わぬ所で一発を食らったり、エラーをしたりという点に気をつけて、宮城君といい投げ合いをしてほしいです。

意気軒高で今日の大一番に臨める状態のロッテ。ここまで何回もマジック点灯し損ねてきたので、調子に乗りすぎず、冷静に試合を進められるといいですね。

 

【CS枠争い】楽天vsソフトバンク

昨日は投手戦となりましたが、継投の差で楽天がサヨナラ勝ち。ソフトバンクは残念ながら、息の根を止められたと言って良いでしょう。


<ソフトバンク>

昨日は、チャンスを掴みきれない打線、若手の経験・力量不足、中継ぎ陣の不調、という今期当初からの課題がそのまま出ました。数字上の可能性は残っているけれど、CSはほぼ絶望です。セ・リーグでも去年の優勝チームの不調が目立っていますが、共通点として、コロナ対応で深く静かに進行していたチーム運営の激変に、強いチームだったが故に対応できなかったと感じています。これは後々ゆっくり考えてみたい問題。

選手の心は折れちゃったでしょうか。でも、ここからガタガタと崩れていくのか、最後の意地で勝つ姿をファンに届けるのか。そこが来年の立ち直りへの岐路となりそう。日本シリーズ4連勝から、信じられぬ程の凋落、弱さを見せてしまった王者の最後の戦いぶりに注目したいです。


<楽天>

見どころ記事で「勢いに乗りかかってはひと息つくこと多くない?って思うのですよ。マー君(田中将大)や早川の投げる時とか」と書きました。昨日の先発は早川。後半戦、好投しながらどこかで崩れるというか、失点してしまうイニングが出ていたのが、昨日は抜群の集中力。味方援護が無い中、7回を1失点に押さえました。打線も、ソフトバンクの弱点の継投を抜かりなく突いて逆転サヨナラ勝ち。CS確定も目前です。


楽天については、9月の振返り記事で、特に打の方で、意外性のある若手ヒーローなどが出てくるといいですね」と書いていたのですが、直後に山﨑剛が守備も含めた素晴らしい活躍でショート定位置を奪い、ここに来てまた、渡邊佳明も目立っています。フレッシュ戦力の追加は大きかった。今日からの試合は、更なる上位という目標に向けて、昨日のような集中力を保っていけるといいですね。

 

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【最下位争い】日本ハムvs西武


<西武>

昨日の大事な試合に完敗し、雰囲気的に絶体絶命感が満ちています。見どころ記事では「先発投手の頑張り不可欠ですね」と書きましたが、エースのはずの高橋光成が、早々失点し、最後はガタガタと崩れました。西武は、先発陣が全員不安定でした。コウナに限らず今井や松本も、抜群の投球を見せたかと思えば、野手が守りでくたびれてしまうような状態に陥る。昨日はやはり、その現象の象徴的な試合でした。


ただ、打撃陣の方も、投手を励ます攻撃ができているかというとそうではない。昨日も先頭打者が2回出塁できていますが、次打者は共に三振です。連打が出た後もゲッツーなどと拙攻続き。いわゆる「野球が下手」という状態に陥っています。

ケガの選手が多く、急に若手がたくさん出場するようになった西武。仕方がないかもしれないですが、残りの試合、打線の連携や投手と野手の信頼感を感じさせる、元気な野球を見せてもらいたいものです。特にビジターゲームで。今日は、気を取り直してそういうゲームをしようという意図が見えるかどうかに注目したいです。

 

<日本ハム>

ノリ出せば猛打になる打線爆発が昨日は出ました。投手リレーも、守護神以外はそこそこ安定してきたなあ、と感じさせます。このままなら、最下位脱出できそうな雰囲気がある。見どころではこれまでも突然パタリと打棒が止まる時があったので、コンちゃん頼みの気まぐれさが顔を出さないようにできるかがポイント」 と書いていますが、それは今後も同じでしょう。

今の野手陣で、1軍定着化・レギュラー化した選手たちについては、これで来年も行けるのか?、という所を強く意識してほしいです。相手にものすごく対策されるに違いないのですから、
それを踏まえて鍛錬できるよう、課題を具体的に掴んでおいてほしい。今イキイキしてる選手の多くが今年台頭した選手。なので、相手の対策に彼らが付いていけなければ、現状が元の木阿弥ですから。今日は、昨日の大勝で打線が荒っぽくなってしまっていないかに注目しようと思います。