フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【zuttoウォッチング】西武 山川穂高 の2022年(〜3月) ①【器用さと頑固さで復活を期す】

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zuttoウォッチング

筆者のフェバリットプレーヤーのウォッチングです。当初1年追うつもりでしたが予想以上に大変で春で挫折しました💦。でも、この年の春の彼らの動きが詳しくわかりますよ!。

 

about him    山川穂高(西武)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

西武の2人目、おかわり君に続いて重量級、山川にしました。若獅子達から誰か選ぼうかとも思ったのですが、まあ唯一無二のテディベア・パラダイス球団ですからピックアップに相応しいし、なんたって2014年のフレッシュオールスターの時から好きな選手なんです。まさにクマさんでニコニコしてて、かわええなあと思いました。

DBとか言ってごめんね(大好きと言っているのでセーフ)🙇‍♀️。

 

そして、今年ウォッチしたいと思った大事な理由がもうひとつ。去年球場で目の当たりにした絶不調。そこから立ち直る姿を見届けたい。うん、まあそれが一番でしょうかね。現地観戦では、「掛け値無しの絶不調」っていう姿を見せてもらいました。い〜や〜びっくりした。バットとボールが50cmくらい離れてそうな、とんでもないすれ違いの空振りしてた。ど素人でも「これ、当たらないよね、、、😅」って思う感じ。見逃すタイミングさえ「全っ然、合ってないよね、、、😅」って溜め息が漏れる感じ。本人も高校生の球でも打てないぐらいの感覚だったとか。

www.nishinippon.co.jp

 

何回も観戦に行ってずーっとそんなで、本人いつもしんどそうな表情。たまにヒットやホームランが出ても無邪気に喜ぶこともできず、プライドで打席に立って顔を上げているという雰囲気。「やまかー、普通に打てるように戻るのかな、、、」と心配になるぐらいでした。それが、最後の最後の数試合でやっとちゃんとしたヒットやホームランが出るようになり、表情に少し自信が戻っていきましたね。

hochi.news

 

2年間あれだけの不調に陥った主砲が本当に以前の姿に甦るのか、甦るとしたらどんなプロセスを辿るのか、今年はそこのところを見届けたい。不調の元を辿れば一昨年のケガ、ねんざなんですよね。足を酷く捻って、まだ痛いのに出場した無理が後々まで祟りました。ねんざの怖さはスタも身に染みていたので、ブログ開設早々に懸念の記事を書いてます。

stadienne.xyz


去年は反対の足をケガしました。一昨年無理をして体のバランスが崩れたのだと思います。このケガの影響については、先日出たインタビュー記事で本人も言及しています。本当にねんざはしつこくて怖い。病院などでもあまり長くフォローされないケガなのに、体の動き方がどんどん崩れてしまうのです。

sportiva.shueisha.co.jp


バランスが崩れると、頭での感覚と体の動きにギャップが出てきます。簡単には修正できません。上のインタビュー記事の山川は、打ち方で深く悩んだことも語っています。伝わってくるのは、日頃は陽気でおおらかな彼が、ことバッティングに関しては意地と頑固さが人一倍強いこと。おかわり君の打ち方を散々やろうとしてできなかったこと、諦めて自己流にして開花したことなどもあって、まずは自分で体得することに重きを置いているようです。頭もいいし、人から言われるような問題点は、とっくに考えたり試したりし尽くしてることが多いのでしょうね。

 

www.excite.co.jp

 

野球以外のこともなんでも器用で、SNSでも多芸多才ぶりを発揮し、コメント返しなども当意即妙なユーモアで応対する山川は見ていて本当に楽しい。今年は自分が思うようなバッティングをして、いつも明るい彼でいられるシーズンを送ってほしいものです。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

2021年オフ〜2022年3月

2022.3.23up.     5.2更新

2021年オフ

秋季練習では新打法の習得に励みました。引きつける打ち方から前で捌くように変えたそう。意外な血液型自己分析も。血液型論嫌いな人も多いですが、スタは、個人の性格とかのせいじゃなくて血のせいにしちゃえばいいから便利、って思ってます。山川もそういう感じで割り切るために利用してる感じですね。

www.nishinippon.co.jp


西武・山川はA型「僕は突き詰めていかないとダメ、疲れていても打ちこむ」 興味深い血液型とプロ野球選手― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

練習の合間にはこんなほほえましい姿も。山川とお団子、似合うなあ。

 
 
 
 
 
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契約更改では2年連続のダウンで巻き返しを誓います。監督助言と自分の感覚の一致とは、当記事冒頭引用のインタビュー記事で言っていたことでしょうか。秋季練習でもその課題に取り組み、前捌きでの打ち方が腑に落ちるようになったのですね。

www.sponichi.co.jp

 

その後、チームメイトで学生時代の後輩である多和田が参加したトライアウトを応援しに行っています。友哉(森)やソフトバンクのリチャードへの対応などを見ても、いつも優しくて面倒見が良い。この日は見学に来ていた日本ハム・新庄監督にも遭遇し、お手洗いへの案内をしたり。ひっそり後輩を見守りに来ただろうにやっぱり目立ってしまいますね。


西武・山川が異例のトライアウト観戦 後輩・多和田に熱視線 新庄監督にはトイレ案内/野球/デイリースポーツ online

 

2022年1月

新年は特技の書道で今年の抱負をお書き初め。すごく創造性を感じさせる字。ひと目でわかるような個性がありますね。”初志” とは打ち方に関してでしょうか。目先の成績や周囲の言葉に惑わされずにやってくぞ、という気持ちが見えます。、、、あ、でももしかしたらコーラと揚げ物断ちの方かもしれん、、、😅。

 

 
 
 
 
 
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自主トレは友哉やリチャードなどの仲良し達と沖縄で実施。テーマは昨秋からずっと言っていた通り「ケツ」だそうです。


で、おおらか通り越して大雑把な後輩リチャードには、高級革財布の上におかず小鉢を置かれちゃったりする(タメ口・アッシー扱いしてくる友哉よりマシなのか?)😅。苦言を呈しても愛がにじみでてしまうのが山川。

 

楽しそうな自主トレです。しかしこの後、無症状ながらもコロナに感染。キャンプは所沢からのスタートと決まりました。


西武山川穂高、川越誠司コロナ感染 無症状も検査で判明 森友哉は陰性 - プロ野球 : 日刊スポーツ

 

 

2022年2月

所沢でキャンプスタートした山川は、6日に宮崎・南郷に合流しました。体調は問題なく、初日からバリバリとバッティングに取り組んだ模様。柵越え連発や辻監督自らバッピなどが話題に。

www.chibanippo.co.jp


西武・山川、合流即柵越え14本!! 「絶対に4番譲らない」 - サンスポ

 

 

www.nikkansports.com

 

 

また、地味な足腰の鍛錬も欠かせません。キャンプ中は、おかわり君、山川、べっけん(渡部)のテディ・ベア3兄弟のセットが話題になりましたが、西武の重量級選手がしっかり動くのはこういった地味な練習をしっかり仕込んでいるのでしょうね。そして、足のねんざの影響に2年も悩まされた山川ですから、ケガ予防の練習も必須です。

 

www.nikkansports.com

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そして、厳しい練習の間でも、何かとプチ芸をチラ見せする。パ・リーグcom.の動画でもバットで地面にきれいな字を書いたりボールをお手玉のようにコツコツしたりして見せてます。ピアノに書道に棒回しにバレーボールと次々に腕前を披露する山川ですが、脳からの信号が指先まですぐに伝わる人なのでしょうねえ。その器用さは本当に羨ましい。

pacificleague.com

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youtube.com


キャンプは無事に20日で終了。その後実施された練習試合で初ホームランが出ると、去年後半は封印していたどすこいパフォーマンスも復活。やる気と決意の表れですね。

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上の記事で言っているテーマとはもちろん「ケツ」のことで、それがうまく行ったようです。

nordot.app

 

「ケツ」で初志貫徹。頑固さで遠回りすることがあっても、突き詰めて体に染み込ませるのが山川の流儀なのです。頑固なぐらいにしないと、人一倍の器用さを持っている分揺らいでしまうと思っているのかな。とにかく今シーズンこそ、悩み深い表情でない、明るい山川に戻ってきてもらいたい。やっぱりね、パのホームラン王争いに山川がいるのといないのとでは華やかさが違います。頑張ってほしいですね。

 

2022年3月

2年連続の不調から、並々ならぬ意欲で復活に取り組んできた山川。8日にはオープン戦第1号のホームランが出ました。

 

 

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19日にはサヨナラヒットを打って、その打席ではオープン戦と思えぬ気合いの表情を見せます。

 

 

しかし、その後は数字的には今ひとつ。そして、オープン戦最後の2試合は、足の張りで欠場となりました。

 

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ただ、このオープン戦不調についてはホームラン王を取った年と同じ状態だそうです。また、大相撲の御嶽海が初場所に優勝したのですが、彼が優勝した年は山川がホームラン王だそうで、「今年は春から縁起が良いわい」状態な模様。

 

hochi.news

 

25日の開幕戦は、オリックスのエース山本由伸に押さえ込まれましたが、26日には去年の天敵・宮城が高めに外した完全なボール球を弾き飛ばし、新装ベルーナドームの記念すべき第1号ホームランで新人投手・隅田を援護。隅田、ベンチ前でファンの小学生のような喜びっぷり。

 

youtu.be

 

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翌27日には大逆転勝利を呼び込んでまたまた隅田をうっとりさせる特大ホームラン。いずれも復活間違いなしと思わせる山川らしい1発です。

 

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さらに、月曜休みを挟んだ29日には3試合連続ホームラン。去年のトライアウト時にトイレにご案内した新庄ビッグボスを感心させる調子の良さ。

 

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が、好事魔多し。30日にも決勝打を放った山川でしたが、走塁中に足の張りを訴えて交代しました。まだ寒さが残る中での絶好調はやっぱり怖い。

 

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歩けるようだし、遠征先の病院での検査では異常なしとのことで、ひとまず深刻な大けがではなかった模様。しかし、2年間ケガで苦しんだ山川だけに、慎重にならざるを得ません。吉凶相半ばという3月の山川です。