2022ヤクルトvsオリックス日本シリーズ第2戦 S3:B3
※記録参照のためスポ-ツナビページ引用
土曜日初戦現地観戦の接戦&寒さストレスで、翌朝日曜は唇ヘルペスが久々に出ちゃったスタであります。第2戦は自宅観戦。家観戦ならのんびり、、、と思ったら、いやはや、連日こんなヒヤヒヤドキドキのストレスフルな試合を見せられるとは、、、。
5時間超え、、、なっげーし、、、😅。
ヘルペスも勢いづいちゃう😂。
点数だけでなく安打数やら登板投手人数やらまでほぼ同じ。お互い10安打以上放っているのにこの点数。両チーム相譲らぬ緊迫した試合だったけれど、ある意味、チャンスを逃し続けた痛み分けとも言えるかも。頑張ったのは投手陣で、合わせて16人の投手で失点したのは3人だけ。特に、一発強打者が多いヤクルト打線を伏兵若手の1本に抑えたオリックス投手たちは大健闘。
このシリーズ、印象としては、ヤクルトが地力の強さ、オリックスは底力が付いてのしぶとさで戦っている感じ。
地力と底力。オリックスとソフトバンクのCSファイナルステージの時に考えたんですよね。オリックスが地力があるという記事を見て、いやオリはまだ " 地力で勝ってる " 状態とは違うよね、って思って。
⚾️ オリが地力一番という記事
— スタジエンヌ・裕子 (@Stadienne) 2022年9月9日
「地力」って主に技術力でそこはまだ未熟な所多いと思う。一番大きいのは優勝経験で辛抱強く明日を信じるメンタルに全員がなったことかと。じっくり地道な選手の起用や調整を皆が我慢強くプランを信じて運用し結果出せてるのが大きいかと。
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同じことを、この日本シリーズでも感じてて、ヤクルトはソフトバンクと同様、もうちゃんと地力があるチーム。野手は皆、しっかりミートし振り切って、失投はすかさずホームランする力がある。投手たちも、捕手の意図を理解し要求通りに投げ切れる。
そして、野手も投手も、不利な時に相手の勢いを止めるポイントを知ってるし、流れが有利になれば瞬間的に切り替えて強気になれる。そういう臨機応変なプレーができるだけの技量をほとんどの選手が持っている。
オリックスはまだまだそこまで行ってないんですよね。バッティングでは非力なところがあるし、「やば、、、」と思ったら顔に出ちゃうし、固くなってのミスも出るし。でも、チャンスを何度でもくれる中嶋体制になってから、いい意味での開き直りを覚えた。去年はその結果優勝できて、みんなが気持ちを立て直すコツと自信を掴めた。
今やチームには、「ミスもあるよね、人間だもの。でも取り返せるし減らせるし、経験を身につけて向上すりゃあいいんだよね」という雰囲気が満ちてる。弱かった頃は、ちょっと負け出すとしょぼんとなって連敗していたのが、みんな図太く打たれ強くなり、明るくてへこたれない。そのしぶとさで、今年は前半戦のどん底状態を乗り切り、後半のパの歴史的デッドヒートを勝ち抜いちゃった。
こうして考えると、”地力” とは基本として身に備わって崩れない能力、”底力” とは折れないメンタルによって状況が悪い時こそ表出する能力、みたいな違いがあるんじゃないかな。
去年の日シリ時に比べると、ヤクルトは "地力”が増した強さ、オリックスは "底力" が付いた強さ。それが第2戦にも現れていた感じ。
打線があれだけ抑えられていた中で、ワンチャンスで連打を放ち、若手がホームランを打って一瞬で追いついたヤクルト。相手投手が投げにくいマウンドへの戸惑いで弱気が出た気配を見逃さない。投手たちも、狭い神宮でもホームランが出ない相手打線の非力を感じると、ピンチになっても動じることなく捕手の要求通りの球をぐいぐい投げ込める。
対するオリックスは、経験の少ない特異な敵地球場というハンデや初戦でエースがよもやの負傷降板というショックがある中、多少の失敗にも心折れることなく辛抱強いところを遺憾無く発揮。
去年のオリは、打てないとなったら手も足も出なくなっちゃったし、継投と聞いただけで冷や汗もんだったっけ。今年は明らかに違うものね。ホームランも出ないし長打も少ないけどメゲない気持ちが相手エラーやボテボテタイムリーを呼ぶ。同じ相手にバカスカ打たれたり必死の継投がホームランで一瞬でおじゃんになったりしても、折れない心でその後を抑える。
まとめると、
ヤクルトは、培った技術的自信が裏付けの "地力” で引分けに持ち込んだ。
オリックスは、メンタルが鍛えられて付いた "底力” で引分けを死守した。
これが、第2戦のフィルパリ的感想でした。
さあ、今日第3戦からは京セラドームに移る戦いの場。
なんか、また、ロングランな戦いになりそう、、、。ヘルペス治らん😅。
もちろんパ・リーグブログのフィルパリはオリックスに寄り返してほしいです。
宮城がんば。打線がんば。
オリックス、がんば!
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