2022ヤクルトvsオリックス日本シリーズ第5戦 B6:S4
※スコア 詳細は後日掲載
胃が痛くなった第4戦に続いて現地観戦した第5戦。下着靴下以外はぜーんぶ昨日と同じ服装、同じ御守りグッズで武装。これで初勝利ですからとーぜんです(キッパリ)。少々埃っぽかろうがなんだろうが、縁起を担ぎ始めたからには続けなくっちゃ。
バッグに忍ばせた例の御札にそっと触れて、いざ出発。
さあこの試合も頼みますよ!、毘沙門さん。
席は前日と同じネット裏の少し1塁側寄り。念を送るには好都合(とことんオカルト)。
オリ先発はタジ(田嶋)。立ち上がりから、マイペースな彼らしくもなく緊張が伝わってくる投球。いきなり先制され、2回には抑えてきたサンタナに一発を浴び、それでもなんとか立ち直って踏ん張ります。オリ先発陣の中でも、調子の悪い日ほど、なんとか普通に振る舞おうと一生懸命もがいているのが一番伝わってくるタジ。健気なんよ…🥹。
前日勝利でひと息付いた打線が4回に追い付いてくれたけど、5回には1塁カバーの送球をポロリして走者1、3塁のピンチとなり、このシリーズは火消しの鬼と化している比嘉アニキに交代。ここでも鬼は、相手打線の鬼オスナを絵に描いたようなゲッツーに打ち取る完璧なお仕事。その裏、勢いに乗ったかのように、シリーズ絶不調に見えた吉田正尚がホームランを放って逆転。
あのね、本当に、後出しジャンケンじゃなく、前日の試合の観戦中に、「正尚、明日ホームラン打つんじゃね?」ってふと思ったんですよ、スタは。前日の打席に、ちらりと復活の前兆を見たんです。それは、第2、第3打席の2ゴロ(セカンドゴロ)。
不調の正尚は、2ゴロを量産したら、直後から無双が始まる。
スタにはこういう思い込みがあるんですよ。
ちょっと今検証する時間が無いけれど、今年、リーグ戦の最中に2回それを感じた時があって。初めは、前半戦開幕直後。中々打ってくれない正尚に、溜め息になることが多かった頃。ある時、中継で凡退した彼を見た時に、「もお〜、正尚セカンドゴロマシーンやん……😩」と思っちゃった。
わざわざ具体的に、”2ゴロ” と特定して思ったのが我ながら印象的なこと。それくらい2ゴロを続けて打った時があった。その後あまり注意して彼を見ていなかったのが、ほんの1週間後くらいには、もうヒットをバカスカ打つようになってた。
あ、その時つぶやいてたましたね、スタ。
⚾️メモメモ オリ吉田正尚 微笑み鬼神モード突入
— スタジエンヌ・裕子 (@Stadienne) 2022年5月1日
4/19(火)打率.227 からの6試合15打数 7安打1本塁打 .467
4/26(火)打率.289からの5試合19打数10安打3本塁打 .526
4/30(土)打率.330
手が付けられない(by西武ミーティング)
ちょっとスコア遡ってみましょ。
えーと……。あ、これだ。
4月8日、9日の2日間で、2ゴロを5つ打ってる。バットに当たれば2ゴロ。これ見て「もお〜」って思ったんだな。10日は3三振。コロナ無試合があり、再開した15日は無安打だけど、16日にヒットが出たと思ったら、17日はホームラン。で、その後はツイートのように無双状態。2ゴロ祭りから3試合目には打つ感触を掴んだっぽいのですよ、どうも。というか、10日の3三振も、打てると思ったから強振した結果かも。
これと同じようなことが確か後半戦でもあった。ほぼ同じ流れ。それで、なーんか正尚が2ゴロ打ったら、後は微調整するだけなのかも、って思うようになったわけ。
日本シリーズ第5戦に話を戻しましょう。まず、前日第4戦での正尚、第2打席が2ゴロ、第3打席も2ゴロ併殺打。で、スタンドで見ていたら、この2ゴロが、シーズン中の無双直前の2ゴロにクリソツだったんですわ。
「あれ?、これはもしや明日は無双?。ホームラン?」
見た瞬間に、そう思っちゃいました。シリーズだから状態上げるのに巻きが入るし。こうして迎えた第5戦は、第1打席がまた2ゴロ。そして第2打席はライナー気味のレフトフライ。中嶋監督は、このフライを見て、「そろそろ上がるかな」と思ったそう。
そうなった結果の、5回裏ホームランでした。だから、スタは「やっぱりな」って思いました。すごいんですよ正尚の調整って、きっと。どんなに不調で凡打を重ねてるように見えても、彼の中では着々と整って行ってることは疑いようもない。
その後ヤクルトに逆転されたけど、わずか1点差で走者を置いた9回裏、正尚に回ってきた時、「こりゃあ、サヨナラホームランあるな……」って思って心臓がバックバク。だって、この流れに乗った正尚は、ただの好調とは違うのですよ。”無双” になっちゃうんですよ。だから……。
止まりそうなほど拍動する胸に、毘沙門さんの御札を押し付け、正尚の姿を見つめた瞬間………。
カッキーーーーーーーーーン!!!!!!
いやあ、凄かったあ。
みんな総立ちだから、チビのスタにはスタンド・インの瞬間は見えなくて😂。でも、5階席間違い無しだとは確信。ボールを目で追った途端に、内野の上あたりでもう天井が目に入りましたもの。目の前に虹がかかりましたもの🌈。
うっすら予感が最高の現実となって目の前に。震えた、ほんと。
ガクガクする膝が落ち着いてやっと立ち上がれて、周りのファンの皆さんと一緒に喜びを分かち合う。なかなか興奮冷めやらない。京セラ内野席ってクーラー効きすぎて神宮と同じくらいの寒さだったけど、おかげで一気にポカポカになった🤣。
まあ、スタ観戦史上で最高のホームランを見せていただきました。
さてさて、正尚はきっとこの後も大丈夫。その分勝負を避けられることは、周りも重々承知でしょう。でも、このシリーズ最初の頃なら、ヤクルトは2塁に走者進めても次打者勝負したかもしれない。それがこの日は、ホームランを既に打っている正尚とあえて勝負。後のラオウ(杉本)も、地味にタイムリーなどを打ち出しているからだと思われますよね。
さあて、オリックスが "底力" を発揮しての2連勝で5分に戻して、今日からはまた神宮での対戦。不利な球場だけど、1、2戦よりは地に足を付けた戦いができると信じましょう。
オリックス、がんば!
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