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【ロッテ・中村奨吾】パ・リーグベスト9選手の今シーズン活躍を振返り④【祝・受賞】

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パ・リーグのベスト9選手の今シーズン振返り2人目はセカンド(二塁手)です。
開幕当初、交流戦頃、五輪期間、後半戦、終盤戦。
そういえば、彼らはそれぞれ、どんな一年を過ごして来たのだっけ?
自分の記事も遡りながら、振り返りたいと思います。

 

 

 

中村奨吾(ロッテ・二塁手)

ベスト9、ゴールデングラブ賞


総評

 

昨年からロッテのキャプテンに任命された中村奨吾。
毎年フル出場で頑張っています、というか連続フルイニングを続けていたこともある。
大変な継続力ですが、それゆえ途中でちょっとバテて、成績に影響してしまうところもありました。
屋外球場のマリンで夏の炎天下の試合は体力も削られますよね。

 

パのセカンドには、浅村(楽天)と外崎(西武)という打撃守備両面での強力なライバルがいて、各賞のレースに勝つのは至難の技。
このライバルたちが例年より不調となったことも、奨吾を後押しした感じ。

 

今年はほぼ自己ベストに近い打撃成績を収めました。
途中まで(というか終盤戦まで)3割キープで打線を牽引。
首位打者争いいけるのか? ぐらいの勢いがあった。
緊張が続く優勝争いになった終盤戦で急降下したのが、惜しかったです。

 

元々定評がある守備は、チームを救う好プレーが頻出。
判断がいいし、横の守備範囲広いですよね。
9月下旬の西武戦観戦時にはエラー連発してましたが、疲労があったのでしょうね。
それでも優勝争いの中で、最後までキャプテンとして引っ張りました。

 

その頑張りが報われての、ベスト9とゴールデングラブ賞の同時受賞です。
特に、ベスト9を浅村から5年ぶりに奪取したことは特筆されるべき。
彼の両賞受賞は、もっとクローズアップされていいんじゃないかな〜。

 

NPBアワードのインタビューでは、来期リベンジの相手としてオリックスの山﨑福也投手を挙げました。
理由を、「全然打てなかったので」とサラリ。
でも、オリックス左腕では田嶋相手の方が打てていない(1割台)。

 

なぜそこで、あえて福也?
と思ったら、彼ら同い年の同期同順位入団で、6大学時代のライバルでした。
なんというひっそりとしたライバル発言😅(中村:早稲田、山﨑:明治)。


お〜い、奨吾〜!
そーゆー美味しい話はもっと強調して話さんかいっ!
サラリにしちゃうから地味キャラなっちゃうんよー!

 

と、甘やかさずに苦言を呈したい(エピソード少なくて記事に苦労してる)。
おっとりソフトなイケメン同士のライバル関係にも、来年は注目ですね。

 

開幕当初


開幕5連敗したチームの中でも、3試合目から3番に座り、打撃好調で気を吐きます。
4月の7安打6打点など固め打ちも目立ち、チームの巻き返しに貢献。
序盤、彼の活躍がなかったら、ロッテは大きく出遅れてしまったかもしれません。

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交流戦頃


交流戦は、打率 .270台で終わり、失速したチームに合わせたかのように、やや不調。
6月に一度、打率3割を切っています。
しかし、7月3、4日の楽天戦に9打数6安打の大当たりで3割復帰。
そのまま月間打率4割と好調を維持し、前半戦は3割超えで終了しました。

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※相変わらず梶原広報のいい話記事あり。

sports.yahoo.co.jp

 

 

五輪期間


ロッテからは五輪に出場した選手はいませんでした。
日本人選手は選出なし。
いつもの夏バテを回避できたのが、彼にとっては大きかった。
前半戦振返りと五輪期間過ごし方などについてのインタビュー記事がありました。

sportiva.shueisha.co.jp


後半戦


8月も3割キープ。
月間MVPの藤原の大活躍と合わせ、チームの急浮上を支えました。

ただ、5月7月に驚異の4割超えだった得点圏打率が250に急降下しています。
夏活躍した疲れが、足音を忍ばせて近づいていたかもしれないですね。

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終盤戦


9月は打撃、絶不調。
マーティン離脱で打つ方への責任を感じすぎた所もあったのでしょうか。
10月はやや率は回復したものの、得点圏打率1割台にまで落ちてしまいます。
それでも、監督に苦言を呈された直後に復調気配を見せるあたり、意地が強い。

 

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チームは、オリックスと激烈な優勝争いを展開し、マジック点灯まで行きました。
このあたりから、チーム自体満身創痍の中での総力戦に突入。
しかし、力尽きます。
中村奨吾も、気力を振り絞ってもどうしても打てない、という悲壮感がありましたね。

 

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わずかのところで優勝を逃したことを思うと、マーティン骨折離脱と復帰後の不調と共に、中村奨吾の急降下は結構痛かったと思われます。
ただ、今年はチームを救う打撃、切羽詰まる場面での好守備の数々が印象に残ります。


※なぜかパテレの中村奨吾ファインプレー動画はロッテ負け試合ばかりでした

www.youtube.com

 

CS敗退時に見せた相手への敬意の挨拶など、振る舞いも立派ですよね。
静かだけれど本当にキャプテンらしい選手です。

 

www.sanspo.com

 

ロッテは今ちょっと、中堅である奨吾の負担が大きいなと思います。
主軸助っ人も献身的ではあるけれど、やはり日本人選手でフォローする選手がほしい。
若手が自分のことで精一杯でなく、もっとバリバリ表に立っていく必要がありますね。
来年こそは、投手では佐々木朗希がエースに、打では藤原、山口、安田、和田らが躍動して中堅たちを突き上げる活気が欲しい。

 

そうしたら、キャプテンの負担も少し軽くなるんじゃないでしょうか。
キャプテンは彼らに煽られて困惑顔しながら、マイペースで自分の仕事してほしい。
キャプテンが責任を感じ過ぎずにできれば、いい循環になっていくような気がします。

 

奨吾自身も、通常スケジュールに戻る来年は正念場。
ガス欠にならぬような年間のプランニングをまた1から構築しなければなりません。
賞のライバル達も、虎視眈々と巻き返しを図ってきますからね。
大変ですよ。

 

でも、彼って2年低調2年好調のサイクルっぽくないですか?
もしこの流れなら、来年も調子よくいけるはず。
チームの優勝、福也へのやり返し(田嶋もな)等々のリベンジ期待しましょう。


ベスト9&ゴールデングラブ連続W受賞の快挙目指してほしい奨吾ちゃんです。

 

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