フィールド オブ パリーグ           -パ主義野球ブログ-

なが〜く愛してきたパ・リーグをゆる〜く語るブログ、フィルパリです。

【西武・源田壮亮】パ・リーグベスト9選手の今シーズン活躍を振返り⑥【祝・受賞】

<
にほんブログ村 野球ブログ パ・リーグへ
にほんブログ村 野球ブログへ

f:id:Stadienne:20210919125039j:plain

 

パ・リーグのベスト9選手の今シーズン振返り6人目はショート(遊撃手)です。
開幕当初、交流戦頃、五輪期間、後半戦、終盤戦。
そういえば、彼らはそれぞれ、どんな一年を過ごして来たのだっけ?
自分の記事も遡りながら、振り返りたいと思います。

 

 

源田壮亮(西武・遊撃手)

ベスト9、ゴールデングラブ賞、盗塁王


総評


現状、パのショートで対抗馬がいない感じ。
コンスタントに出場して、打率もそこそこの数字を残すショートがまず不足。
守備で圧倒している源田を上回るなら、打撃が相当上でないと難しいです。
源田の守備は相変わらずすごかったですね。

 

よく足の運びの素晴らしさがクローズアップされます。
基本に忠実とか、子供たちは彼をお手本にとか。
そうなのかなー?って思ったりもしなくはない。
あれを基本にして真似するのって、めちゃくちゃ大変なんじゃないかな?って。
(これ話しだすと長くなるからまたいつか)

 

今年はやっぱり、牽制や盗塁への捕球とタッチ。
速いわ、上手いわ、綺麗だわ。
まさしくニンジャ。
一番スムースにタッチできるポジションにするするっと入っちゃう。


送球がどこに来るかの見極めが早いのかなあ。
走者の体のベースに触れる部分とボールの両方見てるのかなあ。
絶対ランナーと交錯したりしないんですよね。
グローブだけスッと出して、スマートタッチ(ICカードか)。

www.youtube.com

 

stadienne.xyz

 

守備や走塁は文句のつけようがない。
しかし、ジャパンレベルになると、源田は打撃がハードルになってきます。
決して低打率ではなくしぶとい打者だけれど、特出しているところがまだない。
同じユーティリティ内野手で守備はそこそこの選手でも、もしすごく打つなら源田が落とされる可能性もある。

 

だから今シーズンは今までになく、最初から意欲的でギラギラしていた感じです。
まあ、ギラギラといっても元がソフトなタイプですから、ちょっと強めな感情表現するようになったな、ぐらいなのですが。
そしてちゃんとジャパンに選ばれ、金メダル獲得という目標を達成しました。
彼には、気持ちを貫き通す芯の強さが新人の頃からありますね。

 

金メダル、盗塁王、ゴールデングラブ&ベスト9堅持、おめでた報告。
良いことたくさんだった源田ですが、心残りなことも色々あったと思う。

 

チーム42年ぶり最下位についてはあまり語らないけれど、内心燃えているでしょう。
次にジャパン選出されたら、本来のポジションでもっと試合に出るつもりでしょう。
新人年からの打率 .270(大体前半)縛り克服ならず、難しくないプレーでのエラーやらかしなども、全部心残りじゃないかな。

www.nishinippon.co.jp

 

今年は、色々自己主張っぽい表情も見せ、キャラ変な兆しが伺えました。
オリンピックに出たい!選んで!っていうアピール。
チーム不調時に1塁ヘッスラアウトで、プロテクターを投げつけた悔しそうな顔。
後輩の凡ミスプレーに見せた厳しい表情。


※熱心な個人の方のチャンネルをご紹介します。よく撮られていてありがたいことです。

www.youtube.com

 

stadienne.xyz

 

クールな守備やユーティリティぶりを堪能させてくれるだけじゃない。
熱い男へのメタモルフォーゼが、今年の源田の最高得点だったところかもしれません。

 

開幕当初


ジャパン選出に焦点を合わせていた源田。
開幕直後からしっかり準備ができていることをアピールします。。
3月4月で、打率 .288 と堅実な打撃、積極走塁など攻撃面で頑張りました。

www.youtube.com

 

特に、驚異的ペースで盗塁する新人の若林との1、2番コンビが素晴らしかった。
2番打者として自分もしっかり走るし、若者のフォローも抜かりない。
そつのない仕事ぶりに、ジャパンに絶対選ばれる!っていう気合いが漲っていましたね。

www.sanspo.com


ところが、チームの方は今年、早くから不運に見舞われ続けました。
チームは、3月30日に山川、栗山 4月3日に外崎 10日は山野辺、13日木村、5月30日若林と、野手陣が次々にケガ離脱。
代わりに出場した呉念庭、愛斗らの若手が当初は頑張りましたが、だんだん持ち堪えられなくなります。
4月下旬には2分けを挟んだ6連敗と、転落が始まります。

www.sponichi.co.jp


さらに、昨年から相手の罹患による試合中止に見舞われていたコロナ禍が、今年もヒタヒタと忍び寄ります。
4月には札幌まで行ったのに相手の日本ハム選手が罹患して中止。
5月24日に広島選手の罹患が発覚し、広島まで行って中止&延期。

 

そして、その延期の試合の待機中、とうとう源田がコロナ発症します。
なんだかホラー都市伝説のメリーさんからの電話みたいでしたね。


「、、、今あなたの後ろにいるの、、、」😅


もらい風邪ならぬ、もらいコロナ、不運でした。

 

交流戦頃


コロナのため前半はお休み。しかし、復帰してすぐに活躍。
休みの間に内定したジャパン選出を懸念する声を封じます。
こういう負けん気の強さが源田の只者でないところ。
新人の頃も、エラーした次の打席は絶対ヒット打ってたなあ。


チームは交流戦成績は5割ですが、勝ちきれなさ感がつのりました。

www.sponichi.co.jp

 

五輪期間


念願のジャパンに選ばれ、登録選手人数も少ない中、貴重な内野ユーティリティ役を果たしました。
ドミニカ戦に1点ビハインド場面でのサードランナー代走起用が印象的。
甲斐のセーフティスクイズに呼応した走塁は源田らしい抜け目なさ。
慣れぬサードの守りもしっかり準備して応えていました。

 

先発の坂本が好調だったので、プレミア12の時ほどの出番はなかった。
五輪のようにベンチの控え選手が少ないと、ユーティリティを安易に使えません。
試合数自体少ないし、源田、栗原の出番が少なくなるのはやむを得ないのです。
でも、やっぱり次の機会があれば、試合にもっと出たいでしょうね。

www.sponichi.co.jp

 

後半戦


復帰後は調子が落ちました。
8月前半は目に見えて動きが鈍かった。
五輪疲れかと思ったら、どうも夏バテもあった模様。
4安打なんていう日もあったので、低打率が不思議なくらい。

www.youtube.com

 

過去を見ると、ほぼ毎年夏バテしてる感じです。
8月まで保った年も、9月にはガーンと落ちてる。
唯一この季節に打てていた年は、5〜7月が悪くてやっと戻ったという状態。
今年はエラーもこの2ヶ月に2つずつ発生しているので、集中力も欠けていたかも。

 

www.nikkansports.com

 

チームの方も、ケガ復帰組が調子あがらず、頑張っていた若手もいよいよ不調が顕著になって下降の一途。
巻き返しの大型連勝どころか、勝ち越しさえできない状態に陥ります。

 

終盤戦

 

8月に下降した後、9月も調子を戻せず一番打率が低くなりました。
夏に一度落ちるいつもの不調のサイクルですが、今年は少々長引きました。
チームが泥沼にはまり出したので、気持ちも立て直せなかったのでしょうか。
最終的に .270台前半に留まる打率を向上させるには、技術もさることながら、8月9月の克服も大事そう。

10月になるとやっと調子が戻って3割超え。
チームも順位争いから若手の経験値アップに切り替え、気楽になれたかな?
日本ハムとの最下位争い?の最中でも、自打球負傷で欠場したり無理もやめました。
ロッテ戦で、オリファンが「源田出さんかい〜😢」って悲鳴あげてましたね(笑)。

www.youtube.com



すっかり日本屈指のショートストップになった源田。
ジャパンでスタメン張らせたいのは山々ですし、次期候補は間違いないところ。
あとはとにかくバッティングです。

 

重い球でも外野に弾き返せるように。
できれば、びっくりホームランもあるよ!ってなったら嬉しい。
いや、高望みせずポテンヒットの達人でもいいな。
今年の荻パパ(ロッテ・荻野)みたいなバッティングにならないかな〜。

 

来期は「結構ぐいぐい引っ張る源ちゃん」とか「得点圏で頼りになる打者源ちゃん」とか見たい。
今からひっそりと期待しているスタであります。

 

<その他のベスト9選手記事>

stadienne.xyz

 

stadienne.xyz

 

stadienne.xyz

 

stadienne.xyz

 

 

stadienne.xyz

 

 

stadienne.xyz

 

 

stadienne.xyz