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【日本ハム・近藤健介】パ・リーグベスト9選手の今シーズン活躍を振返り➉【祝・受賞】

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パ・リーグのベスト9選手の今シーズン振返り10人目は指名代打(DH)です。
開幕当初、交流戦頃、五輪期間、後半戦、終盤戦。
そういえば、彼らはそれぞれ、どんな一年を過ごして来たのだっけ?
自分の記事も遡りながら、振り返りたいと思います。

 

 

近藤健介(日本ハム・DH)

ベスト9、最多二塁打


総評

3割常連のコンちゃん(近藤健介)が今年は惜しくも .298 で終わりました。
3割を逃すのは4年ぶりのことだとか。
.298 も決して「、、、で終わった」という成績じゃないですけどね😅。

細かく見れば、二塁打数は1位で、出塁率は3位。
いつも、様々な部門で、当たり前のようにトップ5に入っています。
未だに首位打者になれないのも、毎年ライバルの数字が凄すぎるという不遇もある。

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そして、自身初の2桁本塁打11本を記録(ハム唯一の2桁本塁打💦)。
スコーン!ときれいにホームラン打てるので、これはちょっと意外。
今年の長打狙いは、4番を任されるチーム事情も関係していましたね。

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打率については、パでカモにした相手がオリックス(.357)とソフトバンク(.297)だけ。
他の3チームにコンちゃんらしくない数字で、この影響もあったかな。
得意な2チームは去年も得意だったようです。

 

去年と凄く変わったのはロッテ(.257)と楽天(.273)。
両チームとも、去年は対戦成績で3割以上打ってカモっていた。
ロッテなら岩下や美馬、楽天なら岸、などが不得手に変貌した投手。

 

特に岩下には、去年7打数7安打してたのが、今年は10打数2安打。
余談ですが、去年の動画貼ります。
これほどの相性を数ヶ月でどう変えたのか。
コンちゃんほどの名人相手にどんな対策をしたのか、聞いてみたくなります。

 

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その他では、好不調の波が結構大きかったのかな。
シーズンでも、良いかと思うとアクシデントに見舞われる感がありました。
ちょこちょこと欠場もあったりして、体調も万全ではなかったかも。
9月にはフェンス激突で頭を強打して欠場。
短期で復帰できたものの、ヒヤッとしました。

 

前にも激突で足を傷めたりしていますからね。
バッティングは柔らかだけど、守備や走塁では結構無茶な動きをしがち。
元々腰痛持ちだったり、体も小柄なので負担が大きい。
十分気をつけてほしいものです。

 

なんだか不調の話にばかりなってしまうのも、本来天才的な選手ゆえ。
最後の追い込みの頃のバッティングとか凄かったですからね〜。
手が付けられないってこのことだなあ、と呆れるほどでした。

 

満足できないところがたくさんあったに違いない今年のコンちゃん。
でも、終わってみれば、やっぱりベスト9に相応しい数字を残していました。

 

開幕当初


チーム全体が絶不調スタート。
コンちゃんも打率.250と決していい出足ではないものの、チームの中ではマシな方。
特に中田が酷い状態で、4月はコンちゃんが4番を打った時もありました。

 

25日には4番で初めてホームランを打ち、月間で5本塁打しています。
中距離打者なのにチーム状況で長打狙いに変え、それが打率に影響したかも。

 

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5月は調子を上げて来ましたが、まだまだという感じ。
というのも、コンちゃんて結構ミスター・メイ。
5月から6月にかけては4割状態なことがよくあった。
なので、今年は「あれ?、まだ .250?」みたいに思っちゃって。

まあとにかく、チーム状況に影響されたなあという出だしでした。
年初から五輪がターゲットだったでしょうから、色々葛藤はあったでしょう。

 

交流戦頃

 

交流戦では打率 .328。
ここでようやく少し調子を上げられました。
高濱(.320)と2人で打線を引っ張りますが、続くのが渡邉(.234)という打線。
主砲の中田は腰痛離脱という泥沼なチーム状態でした。
コンちゃんも、五輪をモチベにしていたかなと思います。

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ギリギリでしたが、この短期間で調整してみせる辺りがさすがです。
どんなに不調といっても、ガタガタに崩れる姿はまず見せません。

 

五輪期間


プレミア12では持ち前のバッティングを披露したコンちゃん。
元来のシュアな打撃や選球眼で絶大な信頼を置かれ、今回もジャパン入り。
しかし、五輪では今ひとつ本来の力が出ませんでした。


禍福はあざなえる縄の如し。
ヒットを打ったかと思えばエラーが出たり。
危ういプレーが一転、チャンスの発端になったり。
ちょっぴりほろ苦な金メダル。
今年はやっぱり、どこか波長が乱れがちな年だったのかも。


それでもきっとこの経験を生かして、またジャパンにも選ばれていくでしょう。
調子が上がれば海外の投手にも対応できることは実証済み。
守りも内野外野の経験があって、実はかなりなユーティリティ。
まだまだチャンスはありますよね。

 

後半戦

 

五輪から帰ったあと、オールスターも欠場して体調回復に努めました。
チームに復帰した際には、五輪のことも前向きに消化した様子。
リーグ戦再開後は例年のコンちゃんに、少しずつですが戻り始めます。
彼にしては高い数字ではないけれど、3割で安定するようになりましたね。

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チームの方は、例の騒動が勃発。
ますます元気喪失です。
そういう状況でも自分の仕事に徹したコンちゃん。
彼がいつも通りのプレーや笑顔を見せることで、チームが何とか保てた感じ。

チームも完全に割り切りモードに変わり、スクラップ&ビルドに着手した感じ。
開き直るしかない状態ですからね。
そういう意味では、ぐずぐず不穏な状態が続くよりはマシだったのかも。


コンちゃんの表情にも、割り切れた感が出て来たように見えました。
五輪で何か気持ちの持ち方が変わったでしょうかね。
この頃は、少しずつ自分のことに集中でき始めたかなって感じました。

 

終盤戦


9月に入ると、冒頭でも述べたアクシデントに見舞われます。
守備の際にフェンスに激突し、着地でバランスを崩して頭を打ちました。
大きなケガは見つからなかったものの、1週間様子を見ることになります。
ムチウチみたいなケースもあるので、今回は後遺症が出ずに幸いでした。

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復帰直後のロッテ3連戦はノーヒット。
体調が懸念されましたが、その次の試合から別人のように打ち始めます。
特に、ソフトバンク3連戦の時は凄かった。
天才バッティングの真髄ダダ漏れ動画、見てやってください。


剛球を1球仕留めも凄いけど、その前のカーブでのバットの止め方がエグい。

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厳しく投げるとカットされる、球半分甘ければジャストミートされる、、、。

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この落ちる球に途中から全く泳がず振り切れるのがおかしい。

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これらのホームラン見たら、2桁が今年初にはやっぱりびっくりでしょう?
それにしても、仕留め方もエグいけど、見極め方が凄まじくえげつない。
どれもこれも、投手にしたら「やってられんわ、、、」って心折れそう。

「打つコンちゃんがおかしいやろ?」
「オレ、悪くないし!」
「こんなの査定に入れられるの割に合わんやん!」

てなりそう。
惜しかったのは、この無双モード後の本拠地9連戦かなあ。
かなり自チームに有利だったので、ここであと何本か打てば3割行けた。

チームも終盤は先発陣が頑張っていたので、だいぶ勝ち味を覚えて来ました。
5位浮上要因は、西武の不調や対戦投手運と共に、コンちゃん無双になったのが大きかったと思います。
この頑張りで、10月は月間MVPも受賞しました。

苦労したシーズンの締めに、高校の偉大な先輩・松坂大輔の引退登板の最終打者になれたのは、野球神からのご褒美かもしれません。
場にふさわしい名打者として立派な対応をして、良い思い出にできました。

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監督が変わって雰囲気が盛り上がっている日本ハム。
そうは言っても、雰囲気だけで簡単に強くなるほど甘いものではないでしょう。
やっぱり来年も、コンちゃんにはかなり負担がかかるはず。
そこを乗り越えて、自身の目標の数字を達成してほしいですね。

 

そしてぜひ、来年こそは首位打者を!

 

 

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